ハッチと私の日常

20年暮らした猫も亡くなり、25年以上連れ添った夫も病死、仕事も辞めて還暦過ぎた女性が被災猫ハッチと暮らす日々

3年ぶりのクリスマス飾り

2021年12月01日 20時45分14秒 | 日常

 コロナ禍でずっと飾っていなかったクリスマス飾りを、ひさしぶりに出しました。といっても、これだけにしました。少し寂しいけれど、一人暮らしのクリスマスは、これで十分です。となりの青い陶器の猫は、イタリア製でとても気に入っています。フランスかイタリアか、どちらかの海外旅行で買ったものです。FLAVIAというメーカーで、フィレンツェに近いモンテルーポというところで製造したものだとか。いいですねえ。ツリーで隠れてしまいましたが、額の写真は、三春シェルターにいたころの飼い猫ハッチの写真です。

 この先、あとどれくらいクリスマスを祝うことが出来るのでしょうか。お互いに元気でいたいものです。

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山本文緒の恋愛中毒

2021年12月01日 20時15分38秒 | 読書

 先日、地元の図書館で借りて読み終えました。うーーん、なんとも感想を書くのは難しいです。「自転しながら公転する」の方が、感動しました。

 恋愛中毒の主人公には、共感できる部分とそうじゃないところもあって、どうにも整理できません。でも、名前負けしているというコンプレックスは、私も同じですね。親との関係は、全く違っていたけど。私は親からそれほど強制されたという感覚はありませんでした。結局、自分の思うように生きていけたと思っています。それは親に感謝すべきなんですね。この本のヒロインは、毒親的な母親に育てられてしまって、父親を味方にもつけなかったということでしょう。

 恋愛は、楽しいだけではなく、その分だけとってもつらいものだと思います。でも時間はどんどん先に流れていくので逆戻りは絶対にできません。彼女は、いつまでも過去にこだわり、執着したという過ちをおかしました。人の気持ちは絶対に戻りません。破局を迎えたところで、すっかり諦めるべきだったと思います。私はたくさん恋愛をしましたが、破局になったら自分からは絶対に戻りませんでしたよ。夫とは結局、「腐れ縁」で結婚しましたけれど、唯一の例外です。たしか、彼が戻ってきてしまったんだと思います。私は別れたつもりだったのに・・・。

 離婚はしなかったけれど、結婚当初の気持ちが続くなんてことはどんな夫婦もあり得ないんじゃないかなあ。男女と言うよりも兄弟みたいになってしまうものです。浮気されるのは確かに悔しい。だったら、自分もすればいいじゃないですか!

 恋愛は病気みたいなものです。変化してしまいます。治癒するというのか、どうなのか・・。永遠に続くものじゃない。ストーカーになる前に、自分から感情をセーブするべきだと思います。信じて信じて裏切られるなんて、心が壊れますよ。世の中にはどうしようもないことがあるものです。なるようにしかならない。後悔はしない。

 10年20年経てば、なんであんな奴に恋したのかって不思議に思いますよ。それでも、その時は夢中だった。そう、夢中になれるものがあって、よかったのです。

 私はかつての恋人に会おうなんて思いません。お互いに老醜をさらしているのですから、会わない方がいいに決まっています。若い、それだけで誰もが輝いていたのですから。恋愛、それは若気の至りなんですね。思い出したところで、その時には戻れないのです。せめて、腐れ縁にならないいい恋愛をしましょう。お互いに束縛しないことです。今はスマホがあるから、余計に相手を束縛してしまいますよね、よくないです。「自由」を手放してはいけない。結婚生活とは、ある意味、自由が脅かされる生活です。大変ですよ。

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