2010年10月31日-2
逢坂を展ずる、ずるっ
某月某日、福田平八郎は写生をもとに「漣」を描いたはずだから、画面で視点を移動しての合成(たとえば、小磯良平の「斉唱」とか、いつかの名古屋での創画展での手前の坂から海へと続く或る不思議な絵とか)ではないはずだが、というところ(気分的場所)から、見下した大坂城。もとより、絵画は二重に、錯覚です。一重の錯覚で済ます(澄ます)のが、抽象絵画か。
逢坂を展ずる、ずるっ
某月某日、福田平八郎は写生をもとに「漣」を描いたはずだから、画面で視点を移動しての合成(たとえば、小磯良平の「斉唱」とか、いつかの名古屋での創画展での手前の坂から海へと続く或る不思議な絵とか)ではないはずだが、というところ(気分的場所)から、見下した大坂城。もとより、絵画は二重に、錯覚です。一重の錯覚で済ます(澄ます)のが、抽象絵画か。