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生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

福島原発と東北地方太平洋沖地震

2011年03月11日 22時57分30秒 | 生命生物生活哲学
福島原発と東北地方太平洋沖地震

 地震国日本に(核分裂型の)原子力発電所を稼働させていることが不思議である。

  「経済産業省原子力安全・保安院関係者は11日午後6時40分、首相官邸で記者団に対し、国内の原子力発電所について「冷却装置は動いている。異常はあるが、ただちに危険はない」と述べた。」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110311/plc11031119040033-n1.htm


  「経済産業省原子力安全・保安院によると、東北沖大地震によって原子炉を自動停止した東京電力福島第1原発1、2、3号機(福島県大熊町)は、非常用ディーゼル発電機が使用できなくなり、すべての電源が喪失して原子炉を冷却できない状態になっている。」
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110312k0000m040075000c.html

という。あるいは、asahi.comニュースによれば、

  「外部からの電力供給や非常用のディーゼル発電機が稼働しなかったことから、電力を使わないで水を循環させる方法などで冷却を試みているが、現在、正常に温度が下がっているか確認できない状態になっているという。温度が下がらないと、放射性物質を閉じこめている五つの壁が壊れて、外部に放射性物質が漏れ出す危険性もあるという。」
http://www.asahi.com/national/update/0311/TKY201103110615.html

 また、

  「東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)2号機の原子炉内の冷却水位が低下した。
  ……
  2号機は地震直後に自動停止したが、原子炉冷却水の水位が下がっており、この状態が続くと燃料棒が露出し、外部に放射能が漏れる恐れがあるという。」
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820110311qtct.html

とのこと。当初は2km以内から避難と言っていたが、さきほどの枝野官房長官の会見では、3km以内から避難とのこと。万が一に備えてだというが、「冷却水位が低下している」のに、「万が一」というのがわからない。


 原子力資料情報室のホームページでは、

  「2号炉では,地震の影響で配管やポンプなどで何らかのトラブルが起きていると見られ,原子炉の水位が回復できない.」

   福島第二原発でも緊急炉心冷却系が作動する異常事態が発生しているとみられる.」
http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=992

とある。

 
 検索すると、

 毎日新聞福島版
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100618ddlk07040183000c.html
[リンク切れ]からの引用らしいが、

http://ankei.jp/yuji/?n=1051
によると、2010年6月17日に、
  「運転中の福島第1原発2号機(大熊町)が17日、発電機の故障で自動停止したトラブルは、原発を安全に停止するために必要な外部からの代替電力の供給が行えず、原子炉の水位が約2メートル低下する深刻な事態だった。

 原子炉が止まった場合、外部の送電線から発電所内の電力を供給するが、切り替え装置が機能せず、2号機全体が停電。このため、原子炉内に冷却水を給水するポンプが動かなくなった。十数分後に非常用のディーゼル発電機が起動し、代替ポンプで水位を回復させた。

 水位の低下は炉心の燃料棒を露出させ、原発にとって最も危険な空だき状態を引き起こす恐れがある。原子炉は停止しても、停止直後の燃料棒には熱が残っているため、重大な事故になる可能性がある。今回も水位の低下が止まらなければ、緊急炉心冷却装置が作動していた。【関雄輔】」

とある。


社会政治的イデオロギーの特徴づけ、順序八つ組

2011年02月26日 22時03分53秒 | 生命生物生活哲学
2011年2月26日-1
社会政治的イデオロギーの特徴づけ、順序八つ組

 Mario Bunge (2008)の『Political Philosophy』の148頁にある、社会政治的イデオロギーの特徴付けの箇所の訳を下記する。

  「任意の時点での社会政治的イデオロギーは、順序八つ組 ordered octuple として特徴づけられるかもしれない。

  社会政治的イデオロギー I =〈C,S,G,B,I,P,A,M〉。

 ここで、
  C =似た興味をもつ個人の集団。Iの遊撃隊〔パルチザン〕と同調者。
  S =Cを、寛容であろうとなかろうと、接待する社会。
  G =Cの成員としての立場において人々が持つ世界観、一般的見解、あるいは哲学。
  B =たとえば市場賛美とか平等主義といった、C〔たち〕によって保持される社会政治的本体。
  I =たとえば貧困とか戦争といった、Cによって取り組まれる争点〔問題 issues〕。
  A =たとえば、存立している政治制度を強化するとか、そうでなければ動揺させるといった、Cの目的 aims。
  P =たとえば少数者に政治的公民権を与えるといった、Cによって推進される諸政策。
   〔上記の順序八つ組では、PそしてAの順番なのに、ここではAそしてPの順番になっている〕
  M =Pを実行し〔implement 実装し〕、そうしてAを達成するための、たとえば有権者登録や消極的抵抗運動といった、Cによって使われる手段。」


[B]
Bunge, M. 2008. Political Philosophy: Fact, Fiction, and Vision. Transaction Publishers. [B20090119, y6,431]

系統樹⊆分類樹、であり、多くの場合、分類樹<系統樹、である

2011年01月26日 18時36分31秒 | 生命生物生活哲学
2011年1月26日-5
系統樹⊆分類樹、であり、多くの場合、分類樹<系統樹、である

 ⊆:包含関係と等価関係
 <:先行関係

 本来は、((在るとして)系統なるものを表示するものとして、(在るとして))系統樹なるもの分類樹(たとえば樹木図 dendrogram)を等価だとみなすところに、大きな錯誤がある(→分岐学派の二重の錯誤)。


 系統樹とは、推定したものならば、分類樹を錯誤的に見なしたものである。
 よって、

  分類樹⊆系統樹

、であり、おそらく、したがって多くの場合、

  分類樹<系統樹

、である。[QED]

 
例示:

 或るいくつかの派閥が(或る存在的空間に)存在し、それらの派閥の構成者は_Homo sapiens_というタクソンに属し、かつ、どの構成者も入会と退会が構成者の自由意志によって届け出によって決定されるものとする。創設者もまた出入り自由であり、とどのつまり、或る派閥が派閥であるのは、次のとき、そして次のときに限る。

規定:

 1. 或る派閥は、一度命名されれば、([ここでは時間無関係であるから、「永遠に」は無意味な語であるが]いわば永遠に、或る存在的派閥空間に)存在する。

 2. よって、命名者が存在する。したがって、或る命名者は、或る派閥を派閥とみなした最初の者であり、かつ、一つ以上の派閥を命名した者である。命名したとたんに、脱会してもよい。命名という行為の結果だけによって、派閥は存在する。属員は無くても良い。そうすると、現在は存在しないが、過去に属員が存在したときに、その属員を同定できる(むろん、或るその時に属していたということ)。
  或る命名者が、自分を属員 memberとする、あるいは属員となることを承諾した他の者を属員とする(命名行為と所属とは別物である)派閥が創設され、aと命名されたとする。[続く]

 
 ではこれらの派閥(派閥は構築体である)とは、タクソンという部類に属するのであろうか?
 では、(過去にも、未来にも)属員無くして、命名した場合はどうであろうか?
 構築体が属員の場合は、どう扱えばよいか? 差異はあるのか?
 


リヤカーで引き売り、農業・工業・商業

2011年01月26日 09時10分04秒 | 生命生物生活哲学
2011年1月26日-1
リヤカーで引き売り、農業・工業・商業

生産業/製作業、流通業、自らまたは仲介で売ること

 今朝[2011年1月26日]の毎日放送テレビのはなまるマーケットで、リヤカーで野菜の引き売りをする学生とか、会社組織の八百屋とか。

 魅力点として。活気がある。**(失念)。新鮮。(有機的生産なので)安心。味が濃い、など。

 東大農学部教授が、いま、売る方面が大事なので、(いくつかの大学の学生がサークル〔円団〕を作って売る活動していることが)うれしい、とコメント〔寸評;reviewには論評、または総説あるいは再討とか概説を当てる〕。

 引き売り八百屋は、30年ほど前に日本CI協会〔アメリカ合州国でマクロビオティックを久司道夫氏は桜沢如一に師事したらしい。〕流の玄米正食または邪食に興味を持っていたころ、国立付近で見たことがある。

[K]
*久司道夫.原子転換というヒント:21世紀の地球再生革命.172pp.三五館.[y1,300]


2011年1月21日の覚書/備忘録

2011年01月21日 10時33分34秒 | 生命生物生活哲学
2011年1月21日-4
2011年1月21日の覚書/備忘録

・かわせみ[物書堂]FEP
・デュアル・ディクショナリー 二通辞典〔my新造語〕、二者辞典
・iPhone SIMMフリー、モバイルルーター、ポータブルWiFiルーター、3G回線
・stupid network 愚的繋網〔my新造語〕、愚直繋網〔my新造語〕、愚直網業〔my新造語〕
 ←→intelligent network 知的繋網〔my新造語〕、知的網業〔my新造語〕

自由共同体への道

2011年01月17日 10時04分17秒 | 生命生物生活哲学
2011年1月17日-1
自由共同体への道

 朝日新聞2011年1月7日12面に、「日本再生への道」と題して、瞬氏(匿名氏)が書いている。自由にまとめると(したがって、ちょっと違います、と言われるかもしれない)、

 1. 政治者は、国民が希望と誇りの持てる展望を説こう。
 2. 経営者は、株主利益や市場至上主義よりも、国民を大事にしよう。(「顧客」を国民と解釈した。段階的に言えば、個人、家族や友好的集団、地域共同体、自治体、国的共同体。)
 3. 人間の試練を克服するたくましさや、利他的行為からうまれる充実感と連帯感、また創造性といった人間としての体験を尊重しよう。
 4. 希望を呼び起こす具体的モデルをどんどん提示しよう。

 とりわけ、政治学者や経済学者や社会学者や科学者や工学者や芸術者は、どうしてきたのか、どうしているのか、どうしようとしているのだろうか。


月の年齢

2011年01月11日 22時11分12秒 | 生命生物生活哲学
2011年1月11日-5
月の年齢

 2011年1月10日の朝日新聞22面に、「月の水 ルーツは彗星」という記事があった。
 月は45億年前に、地球からちぎれてできたと考えられているらしい。
 アポロが持ち帰った月の石に含まれる水は、水素と重水素の比率が地球の水よりも、ハレー彗星などの水に近いという。そこから、「月が形成直後のどろどろに溶けていた時代に彗星が衝突、水が取り込まれた」と北大の[土偏に入の旁の字]本教授らは考察したらしい。
 地球は月よりも古くに形成された、という根拠はなんだろう?

世界が音を楽しむとき

2011年01月11日 21時59分17秒 | 生命生物生活哲学
2011年1月11日-4
世界が音を楽しむとき

バベルの塔が崩壊して、
人々は異言を話し、
散り散りになった。

言葉は思考を伝え、
人は言葉で傷つく。
発音にこめられた思いが、人を傷つける。
肉は傷つかなくとも、心が傷つく。

音は人を傷つけない。
音の高低と律動は、いくばくかの情緒を喚び覚ます。
人は深い眠りにつき、あるいは鮮明な意識となる。

音は振動。
エネルギー模様を伝搬する。

愛はエネルギー。
音と愛は共鳴する。

愛が放射されるところ、
肉も心も楽しく振動する。
世界が共鳴する空間となるとき、
世界自身が音を楽しんでいる。

音の女神は異言を越えて人々を繋ぐ。


質感の知覚?

2011年01月11日 11時40分49秒 | 生命生物生活哲学
2011年1月11日-2
質感の知覚?

 人工物体や自然物体の質感(たとえばざらざらとした感じや、さらには金属だと思うにいたる知覚)は、その表面を反射する光が眼に入って、脳内で像が現われ?、それを<わたし>が知覚する(?)、あるいは判断するのか?
 どういうわけか、<わたし>(は何処にある?)は、その像?あるいは物体を外界に存在すると思う、あるいは(錯覚ではないと思う場合は)信じている。

 質感てなんだろう? クオリアって、なんだろう? それは、何を指しているのか?

 知覚の恒常性が成立している機構(メカニズム)。
 心身問題。