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生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

福島原発と東北地方太平洋沖地震29

2011年03月16日 06時53分22秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月16日-1
福島原発と東北地方太平洋沖地震29


 大手報道からの情報をまとめると少しは全体像がわかるかと思うが、どこか良い網場所web siteはないのだろうか?
 各原子炉の状態と状況推移を表にしてもらえるといいのだが。

 東京電力によると、15時25分頃の計測から、
  「福島第一原発1号機の燃料棒の70%が損傷している可能性がある」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4674738.html
とのこと。

 テレビによると、
検査停止中の4号機では、格納容器の人に使用済み?燃料棒が置いてあり、ヘリコプターから注水する予定だとか。

 さらに1~4号機とは少し離れている(検査停止中の)5号機でも、温度上昇中、とのこと。
http://www.j-cast.com/2011/03/15090577.html

 
 読売テレビの司会者(名前を知らない)が、読売新聞朝刊紙面の、「放射能対策冷静に」と「不要不急の外出を避ける」との整合性を批判?していた。

 まさに現場作業員は命懸けだが、同司会者は、
  <システムつくった人は現場の人ではないですからね>〔このままの発言とは限らない〕(6:18頃)
と。
 
 読売テレビの「朝生ワイド」という番組での画面によれば、朝日新聞紙上に、井野東京大学名誉教授が、
  「「念のため避難して」「直ちに影響はない」
  連日のように学者らがテレビで説明するが、翌日には爆発が起こったり、炉心が露出したり、事態が深刻化することが多い。「想定外」という言葉が、その想定が適切だったのかの判断も反省もなく使われている。同じ学者として情けない」
と、述べたそうである。

 4号機から火花あるいは炎が出たとかで、東京電力による会見が、ついさきほど(6:50頃)始まった。〔<>は、意味的に表現していることを示す〕

 <社員が、建屋の北西部付近で煙が上がっていることを確認した>
 <げんじょう〔現場?〕からは、炎と>

 火災が(再び)起こっているのか、鎮火していなかったのか?


福島原発と東北地方太平洋沖地震28

2011年03月15日 23時02分13秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月15日-8
福島原発と東北地方太平洋沖地震28

 毎日放送テレビによると、また、
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E7E2E4998DE3E7E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=ALL
などによると、

 さきほど、2011年3月15日22時31分頃、
静岡県東部でM6.0の震源深さの10km(浅い)があり、
富士宮市で震度6強が観測されたとのこと。

 中部電力によると、浜岡原発では異常無いとのこと。緊急停止はしていないとのこと。



福島原発と東北地方太平洋沖地震27

2011年03月15日 22時43分03秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月15日-7
福島原発と東北地方太平洋沖地震27


 武田邦彦氏は、

  「日本の原子力行政は、原子力委員会が推進、原子力安全委員会が抑制ということになっていたが、政府がいつの間にか、原子力安全・保安院というのを作り、「抑制機関無しの原子力行政」を始めた。
  ……
   気象庁はこのような時にこそコンピュータを国民の安全のために使い、何時、どこに放射線物質が移動するのか、ハッキリして欲しい.」
http://takedanet.com/2011/03/post_0cc6.html

と書いている。

 また、

  「仙台、福島、東京などの放射線は上がるが、通常の人に放射線障害が出るところまでは行かないか、あるいは1週間ぐらいはかかると考えられる.
  ……
  (平成23年3月15日10時 執筆)」
http://takedanet.com/2011/03/post_a1c1-1.html

と予想している。



福島原発と東北地方太平洋沖地震26

2011年03月15日 22時23分32秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月15日-6
福島原発と東北地方太平洋沖地震26


 22:00少し前のMBS毎日放送テレビの、「福島市内で放射線量上昇」という字幕があるところ画面での放送によれば、

  通常値は0.05マイクロシーベルト/時で、0.07~0.08だったのが、
  18時?に、20.??マイクロシーベルト/時
      21.72マイクロシーベルト/時
       23.18マイクロシーベルト/時
だったという。
 これらの数値の聞き取りがきちんとできなかったが、23.18マイクロシーベルト/時、については繰り返して聞いたので、間違いない。通常の200から400倍か。むろん、数値は時間変化するだろう。

 中国やロシアでの観測では、異常値は観測していないとのこと。


福島原発と東北地方太平洋沖地震25

2011年03月15日 19時13分01秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月15日-5
福島原発と東北地方太平洋沖地震25

 吉岡斉氏によれば、
  「武谷 三男という偉い物理学者で、原子力資料情報室の初代代表をつとめた人がおりまして、……1957年に、彼は「原水爆実験」(岩波新書)という本を書いているのですが、この中で、よく読めば、今の生半可な予防原則論よりも遙かにクリアーな議論がされています。 」
http://www.takagifund.org/interview/yoshioka/yoshioka.html

と、武谷三男氏による『原水爆実験』に、生半可な予防原則論よりも明瞭な議論が展開されているとのことである。その本質あるいは精髄を、簡単にでも述べてほしかった。


福島原発と東北地方太平洋沖地震24

2011年03月15日 15時57分48秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月15日-4
福島原発と東北地方太平洋沖地震24
 
 原子力安全研究グループの網場所 web siteは、
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/

 JanJanBlog:
http://www.janjanblog.com/archives/33619
に、研究者による原発事故情報、2011年3月12日午後、が掲載されている(2011年 3月 13日 23:16)。

  「炉心溶融が進行すると思います。それにしたがって放射能が環境に出てくると思います。」

と述べられているが、15日には、東京などでも通常値の20倍とかの数値が観測されたようである。
 福島県原子力センターの網場所 web siteをさきほど(2011年3月15日15:40頃)見ると、環境放射線一覧表は、
  2011年03月12日 12時00分現在
であった。

 
 さきほどの(15:52分頃)MBS毎日放送テレビによれば、中国電力は、地元への説明を優先するために、上関原発の建設を一時中断する、とのことである。
 すべて廃炉にし、核廃棄物の放射性を(300年などと言わず)中和する技術を入手することが喫緊である。
 
 
 原発災害と地球温暖化問題に関する、小出裕章氏が行なった講演会のレジュメ(pdf形式の書類で)が得られる網場所 web siteは、
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/kouen.html

 いくつか挙げると、下記の通り。

[K]
小出裕章.2003.2.日本の原子力政策は破綻した---大事故が起きる前に撤退を!.9pp.[2003.2.15、於:たんぽぽ舎総会]

小出裕章.2005.1.差し迫る原発災害の危機!!-今いったい日本の原発はどうなっているのか-.8pp.[2005年1月8日、原発、核をめぐる社会的不正義]

小出裕章.2007.1.地球温暖化問題の本質.6pp.[2007.1.14、たんぽぽ舎での勉強会]

小出裕章.2008.10.巨大地震が原発を襲うとき - 廃絶すべき浜岡原発 -.24pp.[原発震災を防ぐ風下の会 2008年10月26日]
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/msm081026.pdf

小出裕章.2009.2.原子力の場から視た地球温暖化.14pp.[環境問題研究会2月例会 2009年2月10日]

小出裕章.2009.10.気候変動に関する政府間パネル(IPCC)報告と温暖化二酸化炭素説の問題点.17pp.[第108回 原子力安全問題ゼミ「地球温暖化と二酸化炭素」2009年10月26日]

小出裕章.2010.1.終焉に向かう原子力と温暖化問題.19pp.[pdf][日本カトリック教会・正義と平和協議会・地球環境をまもる会 2010年1月19日]〔前記2009.10の記事と同様〕
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/JCC100119.pdf


福島原発と東北地方太平洋沖地震23

2011年03月15日 14時48分23秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月15日-3
福島原発と東北地方太平洋沖地震23

 4号機での火災は、(或るテレビの報道によると)災害応援に入った米軍(など?)によって消化されたらしい。

 或るテレビでは、プリンストン大だったかの教授が、今回の原発事故はスリーマイルを上回る、と(その判断根拠は放送されたかどうか不明)。

 半径20~30km内では屋内退避ということだが、或るテレビは、室内暖房していて一酸化酸素中毒にならないための換気との兼ね合いはどうするか、という疑問が出ていた。

 外国からは、「日本のために祈ろう」とか献花や寄付など、支援の輪が広がっている模様である。


福島原発と東北地方太平洋沖地震22

2011年03月15日 11時42分55秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月15日-2
福島原発と東北地方太平洋沖地震22


 菅総理大臣の会見によれば、

  4号機で火災、放射能濃度が高まっている

とのこと。
 2号機のまちがいでは?、とテレビ局(おそらくABC)から疑問が出たが、次の官房長官の会見でも、4号機ということであった。

  使用済み核燃料が4号炉〔のプール〕にあり、〔崩壊〕熱によって……
  2号炉から煙が出ているが、欠損箇所から水蒸気が出ていると推察している

とのこと。水素爆発したらしい。休止していた炉でも、事故が起きたということらしい。
 下記参照。
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/

  記者からの質問:4号炉の火災は2号炉よりも深刻なのか?(要約)
  枝野官房長官:時系列の関係で4号炉について先に述べた(要約)〔答えになっていない〕。

  枝野官房長官:4号炉での爆発によって、放射能濃度が高くなっている(要約)。

  記者からの質問:格納容器の破損によって、放射能が出ていないのか?
  枝野官房長官:4号炉での爆発によるものと考えている。

  枝野官房長官:4号機では、消火中で、その後〔冷やす〕……

 なお、上記の要約文は正確とは限らない。
 
 3号機付近で最大400ミリシーベルト/時を観測とのこと。(これまでのマイクロシーベルトではなく、その1000倍がミリシーベルト)


福島原発と東北地方太平洋沖地震21

2011年03月15日 00時52分00秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月15日-1
福島原発と東北地方太平洋沖地震21


 福島第1原発2号機の燃料棒が、2011年3月14日午後11時過ぎ、
たとえば
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110315k0000m040135000c.html


あるいは、午後10時50分に
たとえば
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110315-OYT1T00035.htm

再び完全に露出した(「空だき状態」)。

 東京電力の(大変わかりにくい)会見中においても(3月15日0:40頃)、露出したままだという。


福島原発と東北地方太平洋沖地震19

2011年03月14日 21時27分31秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月14日-6
福島原発と東北地方太平洋沖地震19


  「東京電力によると、福島第2原発の1号機、2号機は安定的な「冷温停止」状態となり、緊急事態を脱したと発表した。」
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/14/kiji/K20110314000427090.html?feature=related

 よかった。

 しかし、福島第一原発の1、2、そして3号機は、冷温停止状態になっていない。
 2号機はどうなるのだろう?

  「東京電力によると、福島第1原発2号機で14日夜、原子炉の水位が急速に低下し、燃料が水面から完全に露出、空だき状態になった。
  ……
  福島第1原発2号機に海水を注入していたポンプは、職員がパトロールに出掛け、目を離したすきに、燃料が切れて停止したという。」
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/14/kiji/K20110314000428400.html


福島原発と東北地方太平洋沖地震18

2011年03月14日 20時17分24秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月14日-5
福島原発と東北地方太平洋沖地震18

 「福島原発と東北地方太平洋沖地震16」で触れた、
http://d.hatena.ne.jp/oguogu/20110313/1300009037
では、「炉心溶融」と「燃料棒溶融」を区別すべきだとしているようである。

 しかし、定義によっては、区別できない。
 炉心溶融の定義は、ウィキペディアでは、
  「炉心溶融……とは、原子力発電所で使用される原子炉の炉心にある核燃料が過熱し、燃料集合体または炉心構造物が融解、破損することを指す原子力事故。」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%89%E5%BF%83%E6%BA%B6%E8%9E%8D
とある。燃料集合体が一部、溶けたのではないのかな? 
 上記の「酔っ払いのうわごと」氏の記事での「炉心」は、何を指しているのか? 数量の程度で区別しているのだろうか?

 あるいは、経済産業省原子力安全・保安院によれば(さらに読売新聞によればだが)、

  「原子炉は通常、水で満たされ、炉心にある核燃料が一定温度以上に過熱するのを防いでいる。だが、原子炉の水位が下がって核燃料が露出すると、空だきに近い状態になって炉内の温度が上昇し、燃料自体が溶け出す。これが炉心溶融だ。

  保安院などが今回、炉心溶融の可能性を考えたのは、放射性物質のセシウムが同原発外部で検出されたからだ。セシウムは、核燃料集合体を構成する「燃料ペレット」が溶けないかぎり、ペレット内から出てくることはない。」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110312-OYT1T00504.htm

とあるから、そしてセシウムは検出されたようであるから、炉心溶融したと言っていいのではないのか?

 先のサイトでは、

  「読売新聞は、原発が爆発してしまった責任を東電に押し付けたいと思っているかのようです。もっと早く海水を炉内に注入していれば爆発は防げたと言わんばかりですから。今回のような事態は東電にとっても初めての事なのですから無理な注文だと思うのですけれど。」
http://d.hatena.ne.jp/oguogu/20110313/1300009037
と書いているが、初めての事態なら無理な注文なのか? 技術的能力から見て無理と言っているのかもしれないが、すべて含めて安全管理が考えられているはずではないのか? 初めての事態だったら、格納容器から放射性物質が大量拡散しても仕方ないのか?

 また、

  「私などは、これほどの地震でも致命的な被害を出さなかった事で日本の原発の安全性が証明されたと逆に考えたのですけれど。」
http://d.hatena.ne.jp/oguogu/20110313/1300009037

と書いている。確かに、そこまでの安全度はあったと言えるかもしれない。しかし、事態は終息しておらず、地震後に事態は悪化しているとしか思えない。そして、現在までの事態に至った結果によって、原発は廃炉にすべきだという結論に十分だと思う。


福島原発と東北地方太平洋沖地震17

2011年03月14日 19時38分51秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月14日-4
福島原発と東北地方太平洋沖地震17

 日本原子力発電株式会社
http://www.japc.co.jp/index.html
の、
「03/14 一部報道における東海第二発電所の自動停止に関する記事について」
というプレスリリースのpdfによれば、

  東海第二発電所では、非常用ディーゼル発電機3台のうち、津波の影響によって1台が停止し、2台で必要な 電源を確保している

(要約した)とのことである。
 福島第一原発では、津波(の何が?)が想定外だったのか?


福島原発と東北地方太平洋沖地震16

2011年03月14日 19時11分59秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月14日-3
福島原発と東北地方太平洋沖地震16


 2011年3月13日午後3時15分ごろ、枝野官房長官は会見で、

  「3号炉におきましても昨日(12日)に1号炉で生じたような水素爆発の可能性が生じたため、念のため速やかにご報告を申し上げた次第でございます。
  ……
  万が一これが昨日のような爆発を生じた場合であっても、」
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00195026.html

と述べている。
 3号機はその後、可能性があれば(想定通り?)現実となるのか、水素爆発した。では、この枝野官房長官の「万が一」とはどういう意味なのだろう?

 他の件でも、「万が一」が、一になったと思う。確率的なことを言っても意味は無い。単に、「爆発した場合」、と言えばよいのである。
 「~した場合、こうなる可能性がある」は、問題の無い言明だと思う。そこへ確率のような%みたいなものを与えるのは、因果系列上でどういう意味があねのだろうか?
 とりわけ、事故の場合、震度設計でマグニチュード8を越える9.0であった場合、それは想定外だったでは済まない。核分裂の制御は原理的に難しいから(したがって大地震の有無に関わらず)、原発の科学技術は安全ではあり得ない。このことは今回の事故で確証された。最悪の場合の災害規模の範囲と程度はきわめて大きいから、すべて廃炉にすべきである。

 科学的予測は、現実に照らして当たるかどうか、が重要である。<政治は結果責任>という方針は、健全な方針である。


地球温暖化論、原発、科学哲学

2011年03月14日 18時21分41秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月14日-2
地球温暖化論、原発、科学哲学


 さきほど、「科学技術論 福島原発」でGoogle検索したら、数番目に、
  (下)「不確か」認め 懐疑論に対抗
という題の読売新聞上の記事が出てきた。
 
  「「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が2007年に公表した第4次評価報告書では、「20世紀半ば以降に観測された世界平均気温の上昇のほとんどは、人為起源の温室効果ガスによってもたらされた」という見解が正しい可能性は90%以上であると表現している。つまり、この見方が間違っている可能性を自ら認めているのだ。
 藤垣さんはこれを「IPCCの誠実さ」とみる。池内さんは、「懐疑派は残りの10%を過大にとらえて、全部がウソだと言っている」と手厳しい。」
http://www.yomiuri.co.jp/eco/ondan/on090309_01.htm

とある。
 「「IPCCの誠実さ」」という意味がわからないが、「正しい可能性は90%以上」という根拠は何だろうか? そもそもそのような言明は、予測内容が現実と合致することを、どう根拠だてているのだろうか?
 (おそらく、気温データ改竄疑惑が拭われたわけではなさそうなので、IPCC報告書を読んで分析する気になれない。)

 (読売新聞が脚色しているのかもしれないが)「懐疑派は残りの10%を過大にとらえて、全部がウソだと言っている」というのも、どういう論理なのだろう?
 池内了氏は、最近の『科学哲学』に記事を書いている。そこでの論は、結局、(理論的にも実践的にも国の政策的にもまことに問題のあると思われる)予防原則に丸投げである。

 
 ところで、読売新聞は原発推進論なのかなと思って、「読売新聞 原発推進」で検索すると、やはり、読売新聞は原発推進論であるようだ。

  「2011年3月13日 ... 一方、同じく原発推進派の読売新聞は炉心溶融という言葉の使用を避けたように思えます。」(原発爆発事故社説と「炉心溶融」 - 酔っ払いのうわごと)
http://d.hatena.ne.jp/oguogu/20110313/1300009037

とある。

 その記事:
原発爆発事故社説と「炉心溶融」 - 酔っ払いのうわごと
http://d.hatena.ne.jp/oguogu/20110313/1300009037

は、各社の原発爆発事故社説を「炉心溶融」という語に着目して比較している。

 「一番強力な原発推進派である日本経済新聞」は、「核燃料棒の一部が過熱して溶けている」ことと「炉心溶融(メルトダウン)」とを区別し書いているが、「燃料棒の溶融と炉心溶融では意味が違うのに、それを混同して社説にしている新聞社も多い」と述べている。
http://d.hatena.ne.jp/oguogu/20110313/1300009037