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全国一般東京東部労働組合の記録

市進支部 第19回団体交渉

2014年07月16日 15時56分28秒 | 学習塾・予備校

(6月22日、「市進の仲間を励ます会」主催の上映会で発言する市進支部)

7月16日、東部労組市進支部と(株)市進との第19回団体交渉が市進学院津田沼教室で行われました。会社側からは市進ホールディングス益田専務取締役以下4名、組合からは東部労組本部役員と市進支部並木委員長はじめ8名が参加しました。

■不当雇い止め解雇撤回を拒否し続ける市進
組合は、昨年・今年と立て続けに雇い止め解雇を受けた4名の職場復帰を改めて要求しました。
現在、市進支部が取り組んでいる解雇撤回・「51歳雇い止め制度」撤廃を求める署名に1万筆を超える署名が寄せられています。多くの人が市進に対し、署名を通じて抗議の声をあげています。組合はこの事実を会社に突きつけ、不当雇い止め解雇撤回を強く求めました。しかし会社の回答は変わらず「解雇撤回拒否」でした。それどころか、多くの署名が寄せられていることにつき、「それで、私たち(会社)はどうすればいいんですか?」と尋ねてくる始末でした。

■「差別ではなく『区別』」!?
続いて組合は、6月19日の団体交渉で提出した夏の一時金(賞与)等の要求に対する会社の回答を求めました。

※ 一時金要求の詳細
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/a49d373b3a226c5ba98886756617dad1

会社の回答はまったくのゼロ回答でした。
「なぜ有期雇用の講師に一時金は支給しないのか、慶弔休暇はないのか」。組合はその理由を追及しました。会社が言う「理由」は「契約がそうなっているから」「そういう職種だから」。まったく説明になっていません。なぜ、有期雇用契約の講師には正社員には支給している一時金がないのでしょうか。なぜ講師という職種には慶弔休暇がないのでしょうか。
益田専務は「講師の業務上の責任は正社員に比べて軽い」と言い放ちました。組合の強い抗議で「『責任が軽い』というのは間違い。『責任が違う』が正しかった」と訂正しましたが、差別であることに変わりはありません。そして益田専務は「それは差別ではなく『区別』だ」「世間一般でもそのような区別を設けている。市進のやり方は問題ない」と言い放ったのです。
結局のところ、市進は差別を差別と認識せず、問題すら感じていない態度です。組合は引き続き、講師への差別待遇是正を求めていきます。

■不払い残業代問題-法違反は解消されていない!
柏労基署が市進に発した労働基準法違反についての是正勧告指導(残業代不払い等)につき、6月19日の団体交渉で会社は、「法違反は解消された」と述べました。
しかし、労基署への申告者である市進支部並木委員長と安田書記長に対して不払い残業代はいまだに支払われていません。それどころか市進は「過去の不払い残業代はない」と主張しています。

また、是正勧告指導を受けて以降、会社は「1分単位で残業代の支払いを行っている」と主張していますが、組合員の職場においてはこの「1分単位」の残業申請に対し上長が難色を示す、さらに、そもそも会社は「1分単位の残業申請」を行うことを実質上周知していないことが判明しています。「法違反が解消された」とは実質上言えない状況です。組合は強く改善を要求しました。

市進は1万人署名を受け止め、不当雇い止め解雇をただちに撤回せよ!!
講師への差別をやめろ!


7月17日正午より、市進支部は本八幡駅前交差点付近において署名の呼びかけ・アピール行動を行います。

みなさんのご支援をお願いいたします。


組合員の雇い止め解雇撤回を求める署名を引き続き呼びかけています。ご協力をお願いいたします。
■署名用紙を下のURLからダウンロードしていただき、印刷・署名の上、以下の宛先までお送りください。
http://www.toburoso.org/ichishin-shomei.pdf

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