沖縄観光コンベンションビューローの不払い残業代問題が解決！

沖縄観光コンベンションビューローの不払い残業代問題が解決！

一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー（ＯＣＶＢ）の東京事務所【写真】で働いている女性労働者が全国一般東京東部労働組合とともに不払い残業代の支払いを求めてきた問題で、10月31日、不払い残業代として請求していた約50万円全額がＯＣＶＢから支払われました。

この女性労働者は昨年1月からＯＣＶＢ東京事務所で有期雇用の嘱託職員として勤務してきましたが、所定の退勤時間である17時45分を連日のように超過して働きながら、その大部分の残業代が支払われてきませんでした。

女性労働者は今年7月に全国一般東京東部労働組合に加入し、明確な証拠が残っている残業時間に限って不払い分約50万円をＯＣＶＢ本体に直接請求しましたが、9月に入ってＯＣＶＢ側は残業が「緊急の業務ではなかった」などという不当な理由で、わずか3000円足らずしか支払いに応じないという不誠実な回答をしてきました。

このため女性労働者は9月8日にＯＣＶＢ東京事務所を管轄している中央労働基準監督署に、残業の実態を示す複数の客観的な資料とともにＯＣＶＢを労働基準法違反で申告。同労基署は9月27日に女性労働者の申告を認めてＯＣＶＢに労働基準法37条違反で是正勧告を発していました。

今回のＯＣＶＢによる不払い残業代全額支払いという結果は、女性労働者の訴えが正当で、ＯＣＶＢの労務管理に問題があったことを意味しています。

組合としては、ＯＣＶＢの役員はもちろんのこと、「官民一体」でＯＣＶＢを運営してきた沖縄県当局に対して今回の不払い残業代問題を深く反省し、二度とこのような違法行為が起きないよう再発防止に努めることを求めます。

この問題に関心を寄せて応援していただいたみなさんには心より御礼申し上げます。

また、同じように残業代の不払いで困っている労働者のみなさんは労働組合に加入して残業代を取り返しましょう！

相談は以下で受け付けます。

■相談先：全国一般東京東部労働組合
・電話　03-3604-5983
・メール　info@toburoso.org
※　相談無料・秘密厳守
※　電話の受付は平日午前9時～午後5時（メールは時間の制限はありません）
※　ＬＩＮＥでの相談も可（下のＱＲコードから「友だち登録」してください）