みなさんへ
シリーズ「解雇理由」です。
2017年8月にNPO法人労働相談センターと全国一般東京東部労働組合に寄せられたメール相談の「解雇・退職勧奨・退職強要」事例からまとめました。
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「解雇・退職勧奨・退職強要」のメール相談事例(2017年8月)のまとめ
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労働組合
2017年10月10日
1、 突然解雇されました。労基署に相談して30日分の解雇予告手当を教えられ、会社に請求したら、「だったら、あと1ヶ月働け、嫌なら今すぐ自己都合退職で辞めろ」と言われました。
2、 会社から突然「来月から来なくていい。保険料の労働者負担分30万円を立て替えているから支払え」と言われて困っています。しかも、社会保険事務所に相談したら、「あなたの会社は社会保険には加入していない」と教えてくれました。
3、 嘔吐とめまいで10日間ほど休みました。その間、会社は「早く出勤しろ」「来てくれないと困る」と心無い対応を繰り返し、結局退職することとなりました。しかも離職票も出してくれません。
4、 高校生の娘。夏休み中、コンビニでアルバイトをしていました。「夏休み後、アルバイトはできない」と店長に伝えると、店長は「だったらこのまま帰れ」と追い返されました。年少者への一方的な乱暴なやり方に娘はショックを受けています。真面目に働いていた娘が可哀想です。
5、 派遣社員。派遣先の正社員からきつい仕事ばかり押し付けられるなど、かなり理不尽な要求をされます。服装に関して、正社員は自分たちがだらしない恰好をしているのに、派遣社員にだけ厳しくチェックを入れてきます。不満を述べたとたんに契約期間満了で辞めさせられました。
6、 婦人科の疾患に罹り、休みがちになったとたんに「明日から来なくていい」と通告されました。労基署で「解雇予告手当」を知らされ、会社に訊ねたところ、「解雇ではない。病気による自己都合退職だ」と言われました。
7、 3年契約で働いていたのに、期間途上で「仕事が無くなった」と解雇されました。
8、 会社から「今の売り上げ成績が次期まで続いたら、退職届を自分から提出させる」と言われています。従わないと解雇されるのでしょうか。
9、 新人のケアマネージャー。実際の仕事は初めてです。わからない事ばかりで、四苦八苦しています。仕事を自宅に持ち帰り、悪戦苦闘して夜半まで働いていますが、それでも仕事の量に間に合いません。上司は罵声を浴びせてきて、「いつ辞めてもらってもいい」と言い放ちます。
10、 テレアポを取る一ヶ月毎の契約アルバイトです。しかし、期間途上で「アポ取れないから明日から来なくていい」と言われました。契約期間残りの賃金補償や解雇予告手当は請求できるでしょうか。
11、 東京に本社がある会社と雇用契約を結び入社して、その後本社と契約している別会社で勤務していましたが、この度本社とこの会社の契約が解消され、「あなたも自己都合退職となる」と言われました。「会社都合の解雇」のはずですが、どう思われますか。
12、 社長の昼からの飲酒や暴言に耐えきれないと訴えたとたんに「明日から来なくていい」と解雇されました。給料も払ってくれないかもしれません。
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