布亀で働く牛乳配達の全国千名の同僚の皆さんへ呼びかけます

布亀マザーケアー
葛飾DC・江戸川DC・墨田DC・松戸DC
有志一同から

布亀で働く牛乳配達の全国千名の同僚の皆さんへ
全国のすべての牛乳配達の仲間たちへ
呼び掛けます

労働組合に加入して、
労働条件の改善を勝ち取ろう！
会社の仕事で使う
ガソリン代・リース(車両)代は、
会社持ちにしてもらおう！
本社社員との差別待遇をやめさせよう！
なにより、生活のできる給料に
改善させよう！

　布亀マザーケアーの皆様、全国の牛乳配達の皆様、日々の配達ご苦労さまです。
　私たちは皆様と同じ布亀株式会社(布亀マザーケアー)の牛乳や乳製品を配達しているメイト社員です。

　私たちは、毎日毎日朝早くから夕方まで、牛乳や乳製品を配達し、集金し、営業をしています。今まで私たちは、固定給22万円といいながら、実際は、そこから私たちは配達している会社の車を「車両代＝リース代」として賃金から1万8千円引かれていました。その上、配達で使う車の業務用のガソリン代を約１万から2万円を自腹で払っています。

　お客様の代金回収も、未回収分も私たちが立て替えて振り込んでいました。

　有給休暇も実際は取れませんでした。それどころか、宅配を代行してくれた人に一本につき30円を給料から差し引いたり、「倍配」の決まりもありました。おいそれと田舎にも帰れません。

　そのため幾ら頑張っても生活は苦しくなるばかりです。毎月の給料が16万円いけばいいほうです。ひどい時は13万円、14万円の時すらあります。しかも、ここから配達の車のガソリン代を自腹で払うわけですから、実際の収入は10万そこそこということすらあります。

　これでは家族や子供たちを育てることができません。

　また私たちは、れっきとした社員なのです。にもかかわらず、就業規則に書かれている様々な労働条件、例えば退職金制度や特別有給休暇や慶弔見舞い金などは適用されていませんでした。本社の社員には与えられている正月休みやゴールデンウイークや盆休みも私たちにはありません。江戸時代の丁稚(でっち)にも盆と正月には休めたのに、現代社会の私たちには「盆も正月」もないのです。親が倒れて休みを申請したら、休みを変更しろと言われた人もいました。こんなひどい差別が許されていいのでしょうか。

　お客様も一般の世間の方も大切な商品である牛乳や乳製品を毎日宅配している者たちがこんな低賃金で配達していることを知らないと思います。

　このような労働待遇では物価高の現在、人並みの生活が出来ず我慢も限界の域に達したと思い、昨年私たちは労働組合に加入して、労働組合として会社と交渉して労働条件の改善を実現することとしました。そこで私たちは、これら疑問を質すには従業員が一致団結する必要があると考え、皆様方に私たちの思いを伝え一人でも多く賛同者を得て会社側と交渉をしていきたいと考えております。

　皆様も私たちと同じ疑問を持たれていると思います。組合結成の趣旨をご理解いただき組合への加入をお願いする次第です。
　皆様の力を結集し、疑問点を解決したいと思います。
　ぜひ、労働組合に加入されるようにお願いとご案内を申し上げます。

布亀マザーケアー葛飾DC・江戸川DC・墨田DC・松戸DC有志
全国一般東京東部労働組合布亀支部
電話　03-3604-5983
FAX  03-3690-1154
メールinfo@toburoso.org