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全国一般東京東部労働組合の記録

東京東部労組多摩ミルク支部・鈴木明組合員への不当雇い止め解雇を撤回!

2017年09月26日 13時39分12秒 | 不当解雇

写真=解雇撤回を求めた団体交渉後に「団結ガンバロー」をやる多摩ミルク支部組合員(2017年9月13日)

東京東部労組多摩ミルク支部・鈴木明組合員への不当雇い止め解雇を撤回!
一人にかけられた攻撃は全体への攻撃!仲間の雇用を守ったぞ!

東京・葛飾で食品の配送を手がけている多摩ミルクグループ(多摩共同配送センター、横倉運送、エイチ・ビー・エスの3社)の労働者でつくる全国一般東京東部労組多摩ミルク支部の鈴木明組合員に対する不当な雇い止め解雇の会社方針が9月25日に撤回されました。

問題のきっかけは、7月26日の団体交渉で、鈴木さんを含めた非正規労働者への調整残業手当の打ち切り(会社による労使協定の破棄)と、それに代わる正社員化の労働条件について労使協議し、それが決裂したことです。

団体交渉後、会社はドライバーの組合員に対し、ストライキへの警戒を理由としてトラックへの乗務停止を一方的に指示しました。これが組合つぶしの不当労働行為であるのは明らかです。

これに対し、ただちに鈴木さんが職場である森永乳業東京工場の休憩室にいた会社職制に直接抗議したことを、会社は「当社の企業秩序を著しく乱した」などとして、鈴木さんに自宅待機を命じ、8月25日付の組合への書面で10月末をもって鈴木さんを雇い止め解雇にする方針を示しました。

組合は、9月1日付で、会社が雇い止め解雇の理由としている事実関係が誤っていること、今回の直接抗議の原因をつくったのは会社の不当労働行為であること、過去の事例から見ても明らかに過重な処分であることなどを指摘し、雇い止め解雇を撤回するよう求める文書を会社に提出しました。

そして、多摩ミルク支部の組合員は支部会議を重ね、会社の処分の目的が組合つぶしにあることを確認し、一人にかけられた攻撃は組合全体への攻撃であることへの理解を深めました。

会社が不当解雇を撤回しないなら組合全体で闘っていく決意を、山川委員長を先頭に固め、すべての組合員に広げていきました。

解雇通告後に初めての団体交渉が9月13日に東部労組事務所で開かれました。13人の支部組合員と東部労組本部の須田書記長が交渉に臨みました。

鈴木さん自身が「20年以上もまじめに多摩ミルクで働いてきた。それを解雇という労働者にとっては死刑に等しい処分を会社が打ち出してきたことには絶対納得いかない」と真剣に訴えました。

これに他の組合員が応え、「鈴木さんをただちに職場に戻せ!」の声が次々と起こりました。

組合員の団結に圧倒された会社側が処分の再検討を行うことを約束し、団体交渉は終わりました。

会社は9月19日に鈴木さんへの自宅待機を解除する方向性を回答し、9月25日の労使協議の場で雇い止め解雇の方針を撤回する旨を表明しました。

この勝利は、同僚のクビ切りを他人事として見捨てず、仲間を守るために勇気をふるって立ち上がった多摩ミルク支部組合員の団結がもたらしました。

これからも東部労組多摩ミルク支部は団結を固め、経営者の不当な攻撃には敢然と闘っていく決意です。

すべての労働者の皆さん、多摩ミルク支部に続きましょう!労働組合で団結して一人ひとりの雇用と生活を守っていきましょう!

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