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全国一般東京東部労働組合の記録

市進支部 第18回団体交渉

2014年06月23日 09時00分00秒 | 学習塾・予備校

6月19日、東部労組市進支部と(株)市進との第18回団体交渉が市進学院津田沼教室で行われました。会社側からは市進ホールディングス益田専務取締役以下4名、組合からは東部労組本部役員と市進支部並木委員長はじめ9名が参加しました。

■組合敵視の「抗議書」に抗議
6月5日、組合は本八幡でアピール行動を行いました。その際に組合員が訴えた内容につき、会社は「抗議書」を送りつけてきました。憲法・労働組合法で保障された労働組合の活動について「虚偽」「名誉毀損」と決めつけ、「刑事告訴」「損害賠償」などのおどろおどろしい文言を並べ立てて非難しています。
会社は4月15日の行動についても「抗議書」を組合に送りつけて非難しています。このような会社の態度そのものが組合敵視です。組合は強く抗議しました。

■不当解雇撤回要求を取り下げろ!?
昨年・今年と相次いで解雇された組合員の職場復帰を組合はこの日の団体交渉においても求めました。これに対し会社は「会社の見解は変わらない」とし、解雇撤回を拒否しました。それどころか、「会社の回答が変わらない以上、そろそろこの要求はよろしいのでは」と発言したのです。「解雇撤回の要求は取り下げろ・解雇撤回はあきらめろ」という趣旨の発言です。「労働者をバカにするのもいい加減にしろ!」「解雇撤回を要求し続けるのは当然ではないか!」。組合は怒りの抗議を行いました。

■差別是正を改めて要求
組合はこの日の団体交渉において、夏の一時金(賞与)を支給するよう要求しました。また、正社員には与えられている2週間の「報奨休暇」、有給の慶弔休暇を講師にも付与するよう併せて要求しました。
市進においては、正社員には一時金制度がありますが1年契約の講師にはありません。「報奨休暇」・有給の慶弔休暇も同様です。まさに差別そのものです。
この要求に対し、会社は「なぜなんでもかんでも一緒じゃないといけないんですか?」とのあきれた発言に加え、それらの制度がない「理由」を「1年契約だから」「10年・20年の勤続が前提ではないから」など、差別そのものと言える発言を行いました。

■労基法違反は解消された!?
昨年12月、柏労働基準監督署は市進に対し、分単位の賃金を適正に支払うよう是正勧告指導を発しました。しかし、いまだに申告者である組合員に不払い残業代は支払われていません。これにつき、組合は団体交渉で質しました。会社の回答は「法律違反は解消されたのでこの案件は終了した」という趣旨のものでした。申告者に対し不払い分も支払っていない現状、どこが「法違反は解消」なのでしょうか。まったく理解に苦しみます。労基法違反を是正しようという姿勢、コンプライアンスの姿勢がまったく見えないと言わざるを得ません。組合は抗議するとともに、改めて不払い分の支払を求めました。


組合員の雇い止め解雇撤回を求める署名も引き続き呼びかけています。ご協力をお願いいたします。
■署名用紙を下のURLからダウンロードしていただき、印刷・署名の上、以下の宛先までお送りください。
http://www.toburoso.org/ichishin-shomei.pdf

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