『週刊東洋経済』の特集記事で東部労組のたたかいを紹介
「偽装雇用」でHTS支部、「偽装管理職」でコナカ支部
2月12日発売の『週刊東洋経済』(2月16日号)の特集記事「雇用漂流」で、私たち全国一般東京東部労組の活動が掲載されています。「偽装雇用」として阪急トラベルサポート(HTS)支部の添乗員のたたかいが、「偽装管理職」としてコナカ支部の高橋組合員のたたかいがそれぞれ紹介されています。
HTS支部に関する部分を以下に抜粋します。
個人請負とは異なるが、長らく社会保険はなく、「みなし労働時間制」で労働時間規制も及ばない環境に置かれていたのが、旅行添乗員(ツアーコンダクター)だ。添乗員は実態としては継続して長年働いても、ツアーごとに契約を結び派遣される短期契約で、社保の加入要件を満たさないというのが業界慣行だった。
07年、阪急トラベルサポートの添乗員が労働条件の改善を求め全国一般東京東部労組に加入。労基署や社会保険事務所に申告し、会社は保険加入と残業代の支払いを指導された。26年目の添乗員、江口美佐恵さんは中2日でヨーロッパへの添乗を繰り返すなど、働きに働いて年収400万円台を維持していたが、体調を崩して半年間働けなかった06年の年収は90万円にまで落ち込んだ。「倒れても労災や雇用保険はなく、会社からも半年間、お見舞いどころか電話連絡すらなかった。使い捨てなんだと身にしみた」と語る。
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コナカ支部に関する部分を以下に抜粋します。
マクドナルド判決の数日前の1月22日、紳士服チェーンのコナカの元店長が労働審判で過去2年分の残業代の支払いを求めていた問題で、同社は解決金600万円を支払う協定を元店長らと結んだ。同社も店長は管理監督者だとしていたが、07年7月に労基署から指導を受け、店長にも残業代を支払うように変更。それでも過去分の支払いには応じなかったため係争となっていた。
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これまで添乗員の無権利状況や長時間労働も、店長らの「名ばかり管理職」も、いずれも職場で横行していました。しかし、HTS支部やコナカ支部のがんばりによって大きく社会問題化し、改善に向けて動きはじめています。
「おかしいことはおかしい」と当事者が声をあげること、仲間と手を取り合って立ち上がることが問題解決の第一歩です。全国一般東京東部労組に入って安心できる雇用と生活を手に入れましょう。
添乗員の勤務体系改善をインターネットでうたっているのはTCSAではないですか?
でもネットで言うことなんて「建前」なんでしょうね・・・・
だってTCSAは会員費の集金拡大にしか興味がありませんから。
本当ならTCSAが率先して雇用改善環境やこれらのことを改善するはづですものね。
だまって見ている皆さん!
誰かが、ほかの人がやってくれる、・・・・なんて消極的考えはやめませんか?
自分たちで改善しないといけないことなんです。
正直言って内容的には当たり前な内容ばかり、法改正による変更点を特に強調していたけど、普通の話じゃない?と言う内容。
はっきり言ってこの協会は暴利です。
添乗員には残業代支払わず一方でこの濡れ手に粟。
主催者はご存知、日本添乗サービス協会。
ここの理事に天下っているのが厚生労働省のお役人。厚生労働省は労働基準監督署の管轄責任庁ですよ。皆さん!
旅行業界が法律を守るわけがありません。
ドラマの「斉藤さん」みたいな、奥様ボスに逆らうとつま弾きにされるー、みたいな。
TCSAは他にもすることがたくさんあるはず、と思いますが。
取り上げています。大変分かりやすい解説と旅行添乗員に
ついても言及(イラスト付)していますのでできればご一読を。
弁護士佐藤正知さんの執筆です。