布亀マザーケアーの団体交渉

布亀支部　8.20団体交渉報告

 ８月２０日、布亀株式会社(布亀マザーケアー)と全国一般東京東部労働組合の団体交渉が開催されました。場所は、東京都労働相談情報センター亀戸事務所です。東京都の職員２名の立会いのもと出席者は会社からは布目専務と古屋敷部長の２名、東部労組側は長崎本部副委員長、矢部書記次長と布亀支部清原委員長以下支部役員８名の計１０名でした。

1、団交の冒頭、東部労組から江戸川ＤＣの元ＤＣリーダーの組合加入と紹介をしました。

2、この日、会社側から、このかんの向島労働基準監督署からの是正勧告指導に対する会社の回答説明がありました。
その主な内容の概要は以下の通りです。
①今後は「宅配代行料」の給料からの控除は、有給休暇、欠勤時とも一切行わない。
②今後は「未回収代金」の給料からの控除は、絶対に行わない。「立替え」もしなくていい。
③今後は「欠勤」の場合、今までの1/20減給から1/所定勤務日数減給と直す。
④有給休暇の「倍配」は原則強制しない。

　しかし、この団交の場でも職場でも配布された会社文書には「有給休暇の場合、原則、倍配を行う事」となっているのです。明らかに労働基準監督署からの是正勧告指導に反した内容です。
　支部は強く抗議しました。

　 また、今まで会社が違法にかってに人の給料から引いていた「宅配代行料」や「未回収代金」は、当然戻すべきとの意見に対して、会社は「検討」を約束するばかりでした。

　また、「リース代」１８０００円控除は、今後やめるとの会社に対して、支部側は「５万円の手当を３２０００円に減額して、実際は今まで通り１８０００円引いているではないか」「卑怯だ」「今まで違法に引いていたリース代を戻せ」と強く主張しました。

　ガソリン代についても「本社や営業社員の場合は、会社が負担しているではないか」「牛乳配達は会社の業務。ガソリン代は会社負担が当たり前だ。なぜ労働者が負担するのか」「世間が知ったらどう思うか」等厳しく主張しました。

3、次に支部は、このかんの布目専務が裏でコソコソとやってきた卑劣な不当労働行為について抗議しました。このかん布目専務はわざわざ多くの支部組合員の仕事に同行し、メシをおごり、その中で「東部労組を抜けてくれ」と言ってきています。これは明々白々な重大な労働組合法違反になり、すぐにでもストライキや本社や社長宅抗議や明治乳業への申し入れなどの労働争議になってもおかしくない暴挙です。
　その場の東京都職員からも指導され、また支部の厳しい抗議を前に布目専務は謝罪と今後二度と行わないことを約束しました。

4、ＤＣリーダーに残業代は支払わないと労働基準法違反となります。東部労組にあらたに加入したもとＤＣリーダーの仲間に対して残業代支払を求めました。いまや、＜名ばかり管理職残業代未払い＞問題は、私たち東部労組の紳士服のコナカ支部のたたかいでも、また、マクドナルドのたたかいでも全国的に有名です。会社は検討して次回団交で回答を約束しました。

5、次回団交は９月に入りました。