黄色は難しい

先日、マツダのディーラーに行ってみると、キレイなイエローのNAロードスターが置いてありました。

懐かしいな。

限定カラーのJリミテッドですね。

Jは、フランス語で黄色を表すjaune（ジョーヌ）の略だそうです。
Jリミテッドは1600cc版と1800cc版のJリミテッドⅡがあり、それぞれ800台の限定販売でした。
これはAピラーが黒いので、1800ccの方ですね。

昔、NAロードスターを買おうとしてお店に中古を探してもらっていたとき、「色は問わない。程度優先で」と伝えていて、結局Vスペシャルのネオグリーンになりましたが、密かに「Jリミテッドがあればいいのに」と思っていました。

黄色いクルマで初めて、メチャクチャ格好いいと感じたクルマなんです。

スポーティなクルマやバイクに黄色って、結構いいですよね。

でもなかなか難しいところもあって、今乗っている3世代目ロードスターのNC型にもサンフラワーイエローというのがありましたが、このNA程の魅力は感じませんでした。

見かけるのが大抵、リトラクタブルハードトップで、屋根まで全部黄色いのがくどく感じられていたのかもしれません。

幌車、屋根の部分のボディとの色の違いが、デザイン上のアクセントになってますよね。

ビートの黄色などもそんな感じです。

でも一方で、屋根まで全部黄色くとも、FDのRX-7やNSX、スイフト・スポーツなんかはすごく格好いいと思えます。

フォルクスワーゲン・ビートルの黄色も可愛くて良いですね。

しかし、同じようなコンパクト輸入車なのに、ミニは全体が黄色いONEより屋根が白や黒になっているCOOPERの方が良い気がします。

この違いはなんなのでしょう。

バイクでは、昨年春まで乗っていた3代目TMAX。

この黄色は好きでしたね。

やはり黒い部分とのコンビネーションがいいのか。

フォルツァやマジェスティで、全体が単色の黄色のものをたまに見ますが、あそこまで黄色で覆われていると私はちょっと苦手かな。

900Ninja末期の国内版にラインナップされていた黄色。

売り出した当初は「格好いいと思うけど、Ninjaで黄色なんて売れるのか？」と思っていましたが、かなり売れたのか割と見かけます。

これもやはり、他の色とのバランスがいいのかな。

でもVTR1000FireStormの黄色は単色でも格好いいと思いますし。

うまくはまればキレイですごく格好いいけど、派手なだけに難しい色ですね、黄色って。

おそらく近々発売される国内版TMAX530に黄色がラインナップされるのか、ちょっと期待しています。

色とは関係ないですが、最初に戻って。

NAロードスターの人気には、まだまだ根強いものがありますね。

1998年に絶版になってもう15年も経つのに、よく見かけます。

NCを買ったときに友人に譲ったこのNAも、まだまだ元気に走っています。

その友人は「要らなくなったら声かけて」「次はこっちにまわしてや」「いつでも引き取るで～」などと、しょっちゅう言われているそうです。

このNAは平成7年式で、NCの方は17年式ですが、もしかしたらNAの方が色んなところを巡りつつ長生きしているかもしれませんね。

今年の38冊目。

乾くるみ氏作「セカンド・ラブ」

前作「イニシエーション・ラブ」の引っかけには見事にはまってしまったため、今作は読みながら警戒しまくりでした。

そのため、前作ほどの「してやられた感」はなし。

作中の仕掛けも前作の方が凝っていましたね。

話自体は面白いので、かなり引き込まれましたが。