しばらく前のこと。
お盆明けくらいです。
近所へ買い物にアドレスで出て走っている時に、道ばたに駐まっているバイクが目に入ってきました。
おお~、すごい!
CBX1000ではないですか。
それもカウル付きです。
カウルの付いたバージョンを実車で見るのは初めてかもしれません。
ほぼノーマルでピカピカの状態です。
CBX1000自体、もう年に一回も見ることがないレアなバイクですからね。
この美しさは感動ものです。
これこれ。
カワサキのZ1300と双璧の、大迫力の6気筒エンジン。
見事ですね。
ナンバーを見ると関東のもので、お盆明けというタイミングを合わせて考えると、駐めてあったところの家へ帰省されてきているんじゃないかと思いました。
しかし、本当にキレイな個体でした。
ワンオーナーと仮定すると、もう30年も大事に維持されていることになりますね。
そういう方ならもしかしてブログをされているんじゃないかと思って検索してみたら、
こんな方を見いだしました。
でもよく見るとエンジンあたりのパーツが違いますし、ブログの方は神奈川県のようで、このバイクは東京都内ナンバーでしたから違いますね。
こんなレアなバイクを大事に乗っておられる方が、少なくとも全国に2人おられるわけですね。
「このCBXはオーナーさんと一緒に、東京ー京都間をいったい何往復してきたんだろう」とか考えると、ちょっと感動しますね。
古いホンダ繋がりでもう一枚。
先日の東京往復のサービスエリアで出会いました。
VT250史上最大のヒットというだけでなく、日本のバイク史に残る空前のセールスを記録した二代目VT250の特別仕様車ですね。
これ、欲しかったな~。
当時、予備校生だった私には到底手の届かない高嶺の花でしたが。
これも1985年のものだから、もう28年も経っているんですね。
二代目VTはその販売台数が多かったこともあるのかいまだにまれに見かけますが、やはり基本的にエンジン含めて名機だから長持ちするというのもあるんでしょうね。
特にVTは車検のない250の上に、趣味車というより実用車として雑に扱われているっぽい個体が多い印象があるのに、すごいことです。
上のCBX1000もそうですが、バイクってきちんと整備していれば、普通に10年20年は保つものなんですよね。
いま乗っているTMAX530は、これまでのより長く乗るつもりで大事にしよう。
読書の備忘録
今年の115~117冊目です。
赤城大空氏作「下ネタという概念が存在しない退屈な世界 2~4」
2巻目あらすじ
「「ハートマークって、亀頭にそっくりよね」「静かにしてろ」パンツ泥棒の張り込み中に言っていいセリフではない。ペロリスト・華城綾女の起こした“谷津ヶ森のエロ本騒動”は、PMによって性的な言葉を規制された少年少女に多大な影響を与えた。その結果。「群れた布地」というパンツ泥棒の組織が横行することに…!?暴走に難色を示す綾女とは逆に、「SOX」の新メンバーである女子中学生・鬼頭鼓修理は、彼らを容認し下ネタテロを加速させようとするが―。世界に誇る下ネタラノベ。調子に乗って出しちゃう2発目。よろぴゅぴゅっ。」
3巻目あらすじ
「「どうして白いカラスや白いヘビみたいに、白いパンツは神聖視されないのかしらね」「…やめろ」時岡学園に入学し、ペロリストになって初めての夏休み。狸吉たち“SOX”一同は、綾女に連れられて朱門温泉にやってきていた。朱門温泉といえば、第一清麗指定都市が誇る超有名な温泉街。高級旅館で女将をやっている撫子は綾女の後見人らしく、狸吉たちも呑気に二泊三日の旅を満喫するつもりでいたのだが…。特訓と称した強制露出&裸のオツキアイが始まる!?未曾有のYトークコメディ3発目。」
4巻目あらすじ
「「“円”って漢字、女の子のお尻に見えない!?これはエロい!」「その素晴らしい発想はこの状況を打破するために使ってください!」鬼頭グループ総帥・鬼頭慶介に、エロイラストをゼロから生み出せる唯一無二の存在、早乙女乙女を引き抜かれてしまった“SOX”は、彼女を連れ戻すため、四大下ネタテロ組織との五本勝負に臨むことに。勝算は五分五分か―と思われたそのとき!狸吉と引き離され一触暴発状態となった生徒会長・アンナが現れる。この勝負…負ける!?この夏読みたい下ネタ台詞、夏の100発。下ネタ言いすぎ、すまんこ!」
先日読んだインパクトが強烈過ぎて、思わずすぐに続きを買って一気読みしてしまいました。
1作目があまりの衝撃だったので一発屋的に尻すぼみになるのではという懸念も抱いていましたが、とんでもない。
各巻のあらすじの通り、下ネタがパワーアップしています。
その上で、ストーリー自体もそれなりに真面目に展開していきます。
でもちょっとシリアスな雰囲気になっても、すぐに下ネタにぶちこわされることの繰り返しなんですが(笑)
作者は現役大学生だそうですが、
「授賞式は、どんな羞恥プレイなんだと思った」
「最初、祝福ムードだった友人親戚がどんどん去っていく」
「大学で女子学生から、読んだよ~と声をかけられる・・・」
といった自虐ネタ的なあとがきが面白いですね。
本自体のボリュームもライトノベルとしてはかなりありますし、読み応えがあります。
次作が実に楽しみです。
続いて118冊目。
七尾与史氏作「ドS刑事(デカ) 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件」
「静岡県浜松市で起こった残虐な連続放火殺人事件。被害者は元ヤクザ、詐欺師、OLなど様々で何の手がかりもない。しかし「ドS」な美人刑事・黒井マヤは現場で「死体に萌える」ばかりでやる気ゼロ。振り回されっぱなしの相棒・代官山脩介は被害者の間で受け渡される「悪意のバトン」の存在に気づくが―。最強ユーモアミステリー、シリーズ第1作。」
ドSというので日常的に相棒刑事をイジメ倒すタカビー女刑事を予想していましたが、ちょっと違いました。
タカビーなのは間違いないですが、Sの部分がさすが七尾与史氏。
ちょっと怖いです。
でもやはりこの人の本は面白い。
現在3作目まで出ているシリーズです。
更に119冊目。
石持浅海氏作「君の望む死に方 THE DEATH YOU DESIRE」
「膵臓ガンで余命6ヶ月―。“生きているうちにしか出来ないことは何か”死を告知されたソル電機の創業社長日向貞則は社員の梶間晴征に、自分を殺させる最期を選んだ。彼には自分を殺す動機がある。殺人を遂行させた後、殺人犯とさせない形で―。幹部候補を対象にした、保養所での“お見合い研修”に梶間以下、4人の若手社員を招集。日向の思惑通り、舞台と仕掛けは調った。あとは、梶間が動いてくれるのを待つだけだった。だが、ゲストとして招いた一人の女性の出現が、「計画」に微妙な齟齬をきたしはじめた…。」
碓氷優佳シリーズの2作目かな。
基本的にこのシリーズは犯人視点で物語が進んでいくようです。
犯人から見た探偵役の碓氷優佳の頭脳明晰さが、背筋が寒くなるほどすごく描かれていて、そこがこのシリーズの醍醐味ですね。