検証・電力システムに関する改革方針

「自然エネルギーですべての電力をまかなう町」の第2部です。

紀伊半島を襲った土砂災害の検証(連載20-4)

2012年03月23日 | 温暖化問題
 直接的には台風12号による被害ですが8月からの降雨を調べると、8月は31日間中、22日も雨が降っていました。(上図)
 山は雨でびしょびしょになっていたのです。そこに31日から記録的豪雨が降り続きました。8月から9月5日間に降った雨の量は新宮で1,078mm、奈良・上北村2,214mmというすさまじいものでした。山の保水能力を越え、粘性が低下、地すべりが発生したのだと思います。町を流れる川は鉄橋を越える洪水ではんらんし、多くの被害が発生しました。
 ところで下の図は9月2日、気象庁の降水解析図です。右の固まりは紀伊半島、左の大きな固まりは高知・魚梁瀬付近です。魚梁瀬はゆず飲料「ごっくん馬路村」の馬路にある観測地です。新宮と同程度の雨が降りました。しかし災害は発生していません。
 どこに違いがあったのでしょうか。次回につづく

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