ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

シニアの日常生活を川柳に

2016-10-14 08:52:42 | エッセイ
ポックリと逝きたいくせに医者通い(68才男性)、気が付けば母のとし超え我を知る(78才女性)

ボケもよい昨日のケンカもう忘れ(72才男性)、見栄と欲捨ててしまえば生き仏(91才男性)

金が要る息子の声だが電話切る(72才女性)など20句が入選している。

全国有料老人ホーム協会主催「シルバー川柳」に、今年の応募は8才の女児から101才の男性まで8876句が寄せられ、入選20句のうち、65歳以上が12句もあったという。福島民報Timeより。

老境のさまざまな思いを表現したもので、心身の衰えに対する嘆きやオレオレ詐欺の対応、五七五の17文字で明るい笑いに昇華させてしまう川柳つくりは脳トレにも大変効果ありと思う。

認知症になっても、にっこりと笑えることに出会えたら全然様子が違ってくるという。

期限切れ犬にやらずに俺に出す  朝飯で一品忘れ笑い出す(自作)・・・・と生きる辛さや悲しみを笑いに昇華させる作品に。