ブログ仙岩

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日が一番短い冬至なぜ起こるの

2015-12-22 09:21:41 | エッセイ
今日は一年で一番日が短い冬至である。しかし、日の出は遅く、日の入りも早いと思いがちだが実際はそうではない。

日没の一番早いのは冬至の2週間前、日の出が一番遅いのは2週間後で来年の5日ころである。しかし、季節は1か月以上ずれて、大寒は1月22日ころである。が、ひびあかぎれの治療にユズ湯、邪気払い無病息災に冬至カボチャを頂く。

なぜこんなことが起こるのか?それは地球が1年かかって動く道を知ることである。だから、我が町いわきの南中高度11時半で一番低い。季節の一巡に満月が12回ある。太陽と月と惑星の通ることから、一か月太陽と月が出会う黄道12星座、うおみずがめやぎ・・・そして1年は12X30=360と考えたが、季節がずれて、現在は13星座を通る奇妙な星占いを信じる現代の複雑な苦悩もある。

科学的に見てみよう。1月=1朔望月=30日→29.5日→29.53059日 太陰暦では19年間に7回13か月をおく。   

1太陽年=360日→365.25日→365.2422日=365+0.25-0.01+0.0025=365+1/4-1/100+1/400から、4年、100年、400年ごとに1日閏年を置くが、400年間に100-4+1から97回となる。

暦は太陽暦と言ってグレゴリオ暦を明治に利用始めた日本であるが、地球は公道を一定の速さで、公転軌道面の法線に対して23.5度傾斜して自転しているから、北半球では春分点から西に90度の太陽から一番離れたところが冬至となる。

ではどれくらいの差があるかというと、札幌=日の入りー日の出=16.03-7.03=9.00時間

那覇=日の入りー日の出=17.43-7.13=10.30時間、この平均から明石の近く大阪では9.50が今日冬至の昼の長さである。ここから、日本標準時明石が適切といえる。