ブログ仙岩

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戦争の人殺しと自殺について

2014-01-24 09:04:51 | 日記
30年遅れて帰国した小野田さんは理不尽な権力者、平和ボケの雰囲気で私が入る隙間が日本になかったと述懐している。

また、戦争で人を殺すという感情はどうですかという質問で、何と愚かな質問かとあきれて答える気がしないという。生きるか死ぬかの戦場で自分の立場を見失うと生きることも見失い中途半端な決断こそ一生罪悪感に悩まされる。

神仏を尊び、神仏に頼らず自力の精神で生きてきたが、衣食住どれを見ても他人の世話になっており、自分一人では生きて行けない。ルバング島でなにしたかわかるものでないという陰口に対して、ブラジルの牧場経営で証明してみせると出国したが、経済的に豊かになった日本で親を金属バットで殴り殺す事件から青少年育成で恩返ししたいと帰国した。

しかし、わが子の育成ではれ物に触るような親もいれば、キャンプの訓練ロープ渡りで限界の子を仲間が手伝って渡り終えると、「助けてもらってだらしない」と陰で叱る付き添いの親もいる。山で自力を身につけるキャンプなのに、家庭の延長になっている。

また、いじめがあっても見て見ぬふりで、助けたい気持ちがあっても野次馬と変わらない。そして、天童市のように中1生の自殺を招く結果となる。人は誰にでも死んだ方が楽だと思うことがあるが、冷静でないから目的を忘れる。

目的があれば生きられる。死んではいけない。何故なら人は生きるために生まれて来たのだから。