千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

荻須高徳展

2008-04-30 | 美術館
明日から5月・・・時々ラッパの音が聞こえて・・・あちこちで浜松祭りの準備をする法被姿の
お兄さん?おじさん?達がみられます。
孫たちがとっても楽しみにしている浜松祭りです
3日には我が家も全員集合なので、いつもは散らかっている部屋の片付けに追われています。

4月の美術館めぐりのアップが遅くなったけど、やはり書いておかなくては・・・
ここに記録しておけば、また思い出すけれど、そのままにしておけば、
ほとんど忘却の彼方ですから。

今回は、愛知郡長久手町にある名都美術館で「小山 硬」展を、
稲沢市の荻須記念美術館で「荻須高徳」展を見てきました。
私は「荻須高徳」を知らなかったのですが、絵は力強い素晴らしいものでした。
ほとんど、パリで活躍していたらしく、“もっともフランス人に近い日本人”と言われたそうで、
写真を見ると、とてもダンディです。
                          

(買ってきた画集から)       
       オー・ボン・ヴィヴァン
       

       アンジュー河岸
       

       ポントワーズ
       
    
        ヴェネツィア
            

        ヴェネツィアの宮殿(カ・ドーロ)
            


小山硬展では、ラッキーなことに美術館にご本人がいらしていて、ご自分の画を
ずっと解説してくださいました。

お話から、とっても気さくで温かいお人柄を感じさせ、画も急に身近に思えて、
売店で絵葉書を買っているとサインもしてくれました。
                             
(絵葉書から)
     安達ヶ原
     

     おたあジュリア
     

     十五夜
     

“何故かみなさんこのウサギの画が好きなんだよな~”と、ご本人がおっしゃっていましたが、月の中のうさぎにしてはリアルだなあと思いながらも吸い込まれるような画に、私も絵葉書を買いました。





富幕山

2008-04-23 | ウォーキング
日曜日に富幕山へ行ってきました。
珍しくゴルフをお休みの夫と二人紀行です。
前の日まではお天気も不安定でしたが、この日はよく晴れて新緑でもくもくと膨らんだ山々を
楽しめました。
奥山高原駐車場近くは、先日新聞に載ったという八重桜が満開で、
下山した頃は大勢のお花見の人で賑わっていました。

         

      

うわ~この初々しい緑・・・新しい芽が出る頃って本当に素敵です。
木々たちが生まれ変わるよう・・・

この黄緑色に包まれて登っていくと途中に展望台があります。
そこから見える東側の山々です。

      

頂上には白い山桜が待っていました。
純白のと、ちょっとうすいピンクもあり、素晴らしくて、ぞくぞくしました。

      

      

普通は1時間で登れるのですが、8時半から登り始めて、もう2時間かかっていました。
写真を撮ったり、休んだり、ゆっくりゆっくりでハイキングとも言えないくらいですが、
これが又とても愉しい行程でした。

下ばかり見ながら撮ってきた小さい花たちです。






姫路城

2008-04-19 | 春の旅行
こんぴら歌舞伎を見た翌日(10日)、姫路城に寄りました。
雨模様だったのでタクシーに乗って行くことに・・アララ~・・駅からすぐでした。
JR姫路駅からまっすぐの広い道路がお城に続いています。
さすが、世界遺産!
一目見てその大きさに・・その堂々とした姿に・・その美しさに感動しました。

     

ゲートへ行くまでにあちこちカメラ散歩
散り桜(こんな言葉あります?)が本当に素敵
落ち椿とのコントラストが素敵で、急に撮影会となって~


広場に出る
  思わず歓声を上げて、白鷺城と言われる美しいお城にしばらく見とれて~
桜が残っていてよかった・・本当にきれいです。
お天気がいいと、お城がもっと白く輝いているようですが・・・
平成5年に世界文化遺産に登録されたという。
威風堂々としてとっても立派です。
ヨーロッパのお城に負けず劣らず素敵!
     
     

     
外人さんが多い。
特に中国系の団体さんが多く、カメラを頼むと、とっても親切に撮ってくれた。

     
どこから見ても端正な姿です。





大天守から
     

     
     

     
     

以前、テレビ中継のお芝居で玉三郎があまりにきれいだったので、ついつい見ていましたら、
それが泉鏡花原作の「天守物語」でした。白鷺城天守に住む魔界のお姫様のお話でしたが・・
このお話、大天守に登って思い出しました。
この天守からお姫様がどこかへ飛んで行ったような~~忘れてしまいましたが・・・



     
高~い!
天守に居た警備員の方に聞いたら石垣の下から約46メートルあるそうです


西の丸
  
大天守のほうでゆっくりしてしまって、千姫が住んでいたという西の丸は見学できず、残念!

姫路城は大変魅力的なお城でした。
また、もう一度ゆっくり訪ねてみましょう



こんぴら歌舞伎

2008-04-14 | 歌舞伎
9日に四国の「こんぴら歌舞伎大芝居」に行ってきました。
一度見てみたいと思っていたのが、今年はチケットを取ることが出来、
日本最古の芝居小屋である金丸座で「市川海老蔵さん」を見てきました。
切符と旅館のセットを、JR四国で販売をしているのをネットで見つけて即申し込んで、
この日を楽しみにしていました。

四国へ行ったことがない私は、瀬戸大橋を渡って四国初上陸です。
穏やかな瀬戸内海を楽しみながら特急「南風」で岡山から1時間弱で「琴平駅」に到着です。
こんぴら歌舞伎のノボリがはためく中、まずはこんぴら参りをします。
御本宮までは石段が785段あるとのこと・・・わぁ~大丈夫かなあ・・・心配でしたが、
“急な石段と平端なところ”の繰り返しなので思ったよりきつくはなく、無事「御本宮」まで辿り着き、
お参りすることが出来ました。
途中、椿や山桜を楽しんだり、少し散り始めた桜の花吹雪の歓迎もあり、見下ろす景色も素晴らしくて
疲れを感じませんでした。
と云っても、下りで足がガクガク震えてしまった友人もいましたが・・・



さて、目的の金丸座へ・・・・第二部は3時から開演ですが、枡席だけの指定になっていて、枡席の中でも前の席を取るためには早く行って並んだほうがいいと旅館の女将さんが教えてくれたので、1時間ほど前から並んで一番前を取りました。
サイドですが舞台に近い2階席だったので、役者さんの顔がしっかり見えて大満足でした。
金丸座はもっと古い建物かと思ったんですが、意外ときれいでした。
700名ほど入るそうで、この日もいっぱいでした。
1階の枡席はお客さんが座ってしまうと、通路はあの細い板の上です。
案内役のお茶子さんに恐々手をひかれていくお客さんが、2階からよく見えます。



演目は「夏祭浪花鑑」と「供奴」
海老蔵さんは、いい男だし、キレのいい演技が素敵でした。
今回は二役で女形にもなりましたが、初めての女形だそうでちょっと大柄ですが新鮮でした。
「供奴」は15才の尾上右近さん、若々しいきびきびした踊りで、とても可愛いかったです。
最近人気だそうです。
江戸時代にタイムスリップしたようなこの芝居小屋でのお芝居、もっと見た~いと友人と叫びましたが、この位でいいのかも・・・足が・・正座も大変・・じきに何でもありのお行儀の悪い体勢に!

お宿は古い旅館でしたが、これが大当たり!
家族的で心のこもったおもてなしがあり、やさしい気遣いに気持が和みました。
翌日は途中下車で姫路城へ寄ってきましたので、
また、写真をアップします。