千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

久しぶりにまた、ドイツ

2006-05-27 | ドイツ旅行
ブログへの書き込みもずいぶんご無沙汰してしまった。落ち着かない日々をすごしているうちにあっという間に1ヶ月になろうとしている。
まだまだ先の事と思っていたサッカーのワールドカップの開幕も6月9日と迫り、ドイツに向けて出発した選手達の報道を見て、にわかサッカーファンだけれど、ワクワクしてくる。
そして、私のドイツ旅行の写真もアップし終えなくては・・と、サッカーとは関係がないのだけど、テレビでドイツ・ドイツの声が聞こえてきて、やっとアップする気になる。

この旅行で一番長く滞在した街ライプチヒはドイツサッカー協会誕生の地。ライプチヒはワールドサッカーの抽選会が行われた所です。そして日本からも去年、ジーコ監督、中山選手が行きました。
ライプチヒは12世紀ごろから見本市として栄えた商業都市だそうで、とても活気のある街でアーケード街は、魅力的なお店がいっぱいあり、買い物好きの私を楽しませてくれました。
音楽の町でもあり、バッハはここのトーマス教会で合唱団の指揮者・オルガン奏者として活躍したそうです。
そして、パンフレットには、大分県出身の滝廉太郎も、音楽の勉強のため1901年から1年ほどライプチヒに留学していたなどと書いてあり、より親しみを持ってライプチヒの街をさまよいました。

旧市庁舎 手前が見本市会場ですが工事中でした 


                 

  トーマス教会前のバッハ像


中央駅と複合しているモダンなショッピングセンター
白く見えるのは、クリスマスが近かったため小さな出店の屋根が雪のように装飾されている


       クララとシューマンがよく訪れたというヨーロッパで一番古い
       カフェレストラン「コーヒー・バウム」 ここではしっかりランチをしてきました
                  


写真では見にくいですが旧商品取引所前の若き日のゲーテ像です 顔は学び舎ライプチヒ大学を向き、体はよく飲みに行ったという「アウアーバッハ・ケラー」という地下にある居酒屋に向けられているというから、あ~呑み助だったのかと、とても親しみを感じましたねえ!


1989年に起きたこの街の人々によるニコライ教会の月曜デモがドイツ東西統一の引金になったそうです
         ニコライ教会
                  

ライプチヒ滞在中、どうしても、もう一度ドレスデンに行き、古典巨匠絵画館(アルテ・マイスター)の絵を見たくて、同じ思いの6人とドイツの新幹線ICEに乗り、ドレスデンへ行ってきました。もちろん言葉はまったくわからないので添乗員さんに指定席の切符をとってもらい、地図を握り締め、オバサン6人大冒険の旅でした。
列車の中では、表示の仕方が日本とちょっと違い、座る座席がわからず、長いことウロウロ歩き回ったり、知らずに車椅子用のトイレに入り、あまりのデラックスさに、さすがドイツ!と感動しましたが、水を流すボタンを間違え(絵柄なんだけどわからない)
車掌さんを呼ぶボタンを押してしまい、駆けつけた女性車掌さんに「オ~ノウ~!!」と笑われましたが、車窓の風景や、にぎやかなおしゃべりを楽しみながら、1時間でドレスデンでした。

                  
                  

無事ドレスデンに到着し、また、あの王冠の門をくぐり、ツビンガ-宮殿の中にある絵画館へ・・・
780点も展示されてるそうですが、素晴らしさに圧倒されながら、有名なものだけを見て回り、それでもゆっくり鑑賞できたので大満足でした。

ラファエロのシスティーナのマドンナ


                

 フェルメールの「窓辺で手紙を読む少女」


この旅では自由時間がたくさんあったので、ゆっくり街を歩いたり、スーパーマーケットで買い物したり、居酒屋で身振り手振りで注文して食事したり、かなり「その街に居た」と言う実感が持てたような気がしました。
観光名所も、もちろん魅力的でしたが、その街々のたたずまいに心惹かれました。落ち着いた家・きれいな窓・小さな家にもカーテンが上手にを飾られていて、とても美しいものでした。
雰囲気のある街は歩いていて、心楽しいものです。




       

                  
                  
                  


帰りの機上から・・朝日が昇るところ・・あまりにきれいだったので、手元の携帯電話で撮りましたが、スチュワーデスににらまれ、すぐに機内は携帯使用禁止だったことに気がつきました。最後もドジをやりながらの帰国でした。

                  










マイセン

2006-04-02 | ドイツ旅行
                
ドレスデンからマイセンへは、絵本に出てくるような田舎の景色を見ながら、バスで30分くらいでした。
エルベ川が見えたと思ったら、バスの中に歓声が上がりました。丘の上に建つマイセン城が見えたからです。
写真は、バスの中からなのでガラスが光ってしまいましたが・・・マイセン大聖堂とアルブレヒツブルク城 です。
マイセンは白磁で有名ですが、それまで中国の独占だった白磁を初めてヨーロッパで成功させたのがマイセンなのだそうです。
このお城に職人達を監禁して白磁の製法をよそに漏らさないようにしたそうです。

         
                 
 



マイセンの街 とても小さな街です 屋根のかたちが可愛い                                              


お城とは反対側にあるマイセン磁器工場でその製作手順を実演するのを見学。ひとつひとつ手描きなので、高価なわけです。




見学の後は、展示即売の部屋へ
1客くらいは買おうと決めてきたんだけど、美しい絵柄のものはやっぱり高い・・・なかなか決心がつかない。
マイセンのマーク 青い剣のついた絵柄を選び、1客を決める。もう一つはカップの形が気に入った青いフラワーにした。
さて、トラベラーズチェックで支払おうとしたら、パスポートの掲示を と云われ(ドイツ語がわかったわけではな~い)、さあ大変、パスポートは腹巻(といってもパスポート入れよ)の中。ここでお腹を開けるわけ?・・・どうしよう・・・ウン旅の恥はかき捨てって云うじゃない・・と覚悟を決めてズルズル引き出しましたよ!大勢の人が並んでいるレジで。
誰でしょうね~~パスポートは腹巻に入れときなさいって云ったのは・・・
思い出のマイセンカップです。
                 

     

久々にドイツ

2006-03-17 | ドイツ旅行
また、ドイツ旅行を思い出して、写真を載せてみようと思います。
ドレスデンを代表するバロック建築の傑作、ツヴィンガー宮殿の南面の門です。門の上には鷲と王冠が金色にかがやき、圧倒されながら見上げました。でも、日本の城門だって充分美しいさ・・・と思いながら門をくぐったことでした。
     

門の中です。中庭では馬術競技や宴が開かれたそうです。
     

街の中には市電が走っていて、市民の便利な足となっています。市電の色がとてもあざやかで、古い建物に素敵に似合っていました。
     

「ゼンパー・オペラ」ザクセン国立オペラ座です。
     

内部の装飾は、それはきらびやかで見ているだけで優雅な気持ちに・・・ドレスアップした紳士淑女が目の前を華やかに歩いていた・・・と、 これは幻想・・・
     

ドレスデンのエルベ川の画像

2006-01-29 | ドイツ旅行
今日は映画に行って来ました。題名は「博士の愛した数式」・・交通事故で記憶が80分しかもたない博士役が寺尾聰・・・清らかでほのぼのとして、見ていて心が温かくなりました。吉岡秀隆扮するルートと呼ばれる高校教師が数学の授業をしながら、博士との交流があった子供時代を回想して物語が進んでいくのだけど、その数学の授業の場面が素晴らしかったですよ!
素数・完全数・友愛数・ルート(全てとっくに私は忘れている)などの感情の入り込まない数式の中に、秘められた美しい世界があることを魅力的に語っていく。遠い遠~い昔こんな具合に数学の授業が始まっていたら、もっと数学がわかっていたかも~~~なあんて!
もうひとつの感動は、博士が云った「目に見えないものが見えるものを支えている。大切なものは目に見えないんだよ、心で見なくちゃ」これって、サンテクジュペリの「星の王子様」の中でも言ってたような気がするけど・・・
今日はちょっと心が洗われたようなとてもいい一日でした。

君主たちの行列

2006-01-24 | ドイツ旅行
光プレミアムの工事が終了し、めでたく光開通バンザ~イとなるところが、工事以来2週間ほどパソコンの調子が悪くストレスが続く毎日です。
未だにNTTの方に来ていただいて、手直ししてもらっている現状です。
エラーが出ると最後は動かないので強制終了するしかない・・・何度も何度も大丈夫かなあ??
と思いつつ、気を取り直して・・・・・ドイツの写真です。
この写真はドレスデンのレジデンツ宮殿の外壁にある「君主たちの行列」で、ザクセン王国の歴代の王を約25000枚のマイセン陶磁器のタイルで焼き付けたものだそうです。
長さが100メートルもあり、それはそれは見事な壁画でした。
陶磁器の町として有名なマイセンへは、ドレスデンから25キロメートルの近さです。


サッカー ワールドカップマスコット

2006-01-15 | ドイツ旅行
12月からこの新年まで、なんて忙しい日々だったことでしょう!
お正月のマゴマゴたちとの楽しいふれあいもアッと言う間に終わり
どっと出た疲れも癒されてきたこの頃、昨年の晩秋に訪ねたドイツの余韻を
かみしめようかと今頃になって写真の整理に取り掛かっています。
訪れた旧東ドイツのドレスデン・マイセン・ライプチヒなどの写真を時々載せてみようと思います。おりしも今年はサッカーのワールドカップがドイツで開催ということで
まずはマスコットキャラクターから・・・
これはパーキングエリアの売店で見つけたもの。
スポーツ音痴の私はこれがサッカーのマスコットキャラクターとも知らず、
「ワ~ッかわいい!ライオンなんて変わってるよね、しかもサッカーボールを持ってるよ!」と、これまたスポーツ音痴の友達と買い求めたわけです。
これはいいお土産と思っていたら、先日TVで、日本でもドイツのサッカーグッズを売り出し、そこで山積みで売られていてがっかりしましたが・・・
名前は「ゴレオ(GOLEO)」と云って、英語の声援「行け、レオ」に由来するそうです。
これは12cmほどのキーホルダーなので、可愛いですが、TVで見た人間と同じ大きさのぬいぐるみはあまり可愛くありませんでした。