千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

三谷幸喜氏の新作歌舞伎を シネマ歌舞伎で見てきました

2020-10-11 | Weblog


シネマ歌舞伎を見てきました。

長~い演目

月光露針路日本 風雲児たち(つきあかりめざすふるさと ふううんじたち)

三谷幸喜氏が手掛けた新作歌舞伎で

令和元年6月、歌舞伎座で上演され、大盛況だったとか・・・

それがシネマ歌舞伎になったので、見に行ってきました。

冒険コメディ 

まぁ~! 面白くって、クスって笑ったり、大きく笑ったり、

そして最後は涙がジワ~って流れて、さすが三谷作品と思われました。

これって、歌舞伎? えっ?

現代芝居のようでもありましたが、

歌舞伎要素がふんだんにちりばめられていて、面白かった!!





江戸時代後期、伊勢を出帆した商船が嵐に見舞われ、

海を漂うこと8か月~~~

やっと陸地が見つかって上陸してみれば、そこはロシヤ!

アリューシャン列島のアムチカ島

そこから とんでもなく厳しい暮らしが始まって、

言葉の違い、寒さと、ひもじさ、病と闘いますが、

日本へ帰りたい気持ちはすさまじく、

日本への帰国の許可を得るためロシアの大地を奥へ奥へと進み、

とうとうサンクトペテルブルグにたどり着きます。

その間、17名いた仲間は、厳しい環境の中、

次々と亡くなってしまい、5人となっていきます。

リーダー大黒屋光太夫 を中心に艱難辛苦を乗り越えて、

女帝エカテリーナ に謁見出来て、帰国の許可をもらい、

帰国するのですが、漂流してから 10 年経っていたのでした!

日本の根室にたどり着いたのは3人!

すぐに一人亡くなり、最後は二人!

日本へ帰りたい思いを、役者さんたちが情熱的に演じていました。

ふるさとへの熱い思い! 

その思いがこちらにも伝わり、最後に思わず涙が・・・

役者さんが上手い!

大黒屋光太夫を演じた松本幸四郎さんはもとより、

市川猿之助さんの演技もすごかったです。

二役目のエカテリーナは、堂々として、その姿も美しい!

幸四郎さん一家は三代が揃って出演

息子さんの染五郎さん(15才)も重要なお役を初々しく演じていました。

お父さんの松本白鸚さんも船親司役

二役目のポチョムキンは、キンキラの衣装で圧巻でした。

歌舞伎初出演という 八嶋智人さんが出てくると、

アッというまに喜劇のようになり、笑い~~存在感たっぷり!


この物語は、実際あったお話だそうです。

江戸時代に!!!  すごいですね!!

原作は、歴史漫画「風雲児たち」に基づいているそうです。

他の本は、井上靖「おろしや国酔夢譚」

吉村 昭「大黒屋光太夫 上下」などで、この物語が書かれているようです。



座席はソーシャルディスタンスで、1席置きでしたが、

始まるころ、他のお客さん、居ないかも・・・状態!

映画が終わり、場内が明るくなったら、

あらら~ やっぱり、観客は私たち四人だけでした~~





朝早い開演(9時半)だし、ちょっと台風の影響かもねって~~



観終わって、ランチへ・・

雨のお庭を眺めながら、

「もろ川」で焼き鳥セットをいただきました。





四人で会うのは、7月以来です。 積もる話で盛り上がります!

食べる時は,マスクをはずし、おしゃべりする時はマスクをして、

あ ~ 忙しい!!!


台風もこの辺りは雨だけだったので、ちょっと足を延ばして、

お茶をしに、エクシブ浜名湖へ、レッツゴー










もちろん、ケーキセット!












珈琲もお代わり~~ また、おしゃべり!







旅行は行けないけど、久しぶりに四人揃って、満足な一日でした。