選挙の効果

総選挙の意味

最低刑務官 バリケイト伊東

2022-09-02 10:56:37 | 政治

 コロナが少し下火になったところで、都民割だ、マスクなしのディズニーランドとかで、うきうきしているご時世だが、不条理で苦しんでる人間は多いのだ。高松刑務所に勤めていた女性刑務官が同僚や上司のセクハラ、パワハラ行為を訴えた裁判で高松高裁は8月30日、女性側の訴えを認め、国に226万円の慰謝料の支払いを求めた。最初に裁判を起こした徳島地裁では、時効で敗訴している。裁判の過程で明らかにされた上司の言葉がすごい。「お前は刑務官の服を着たお人形さん、」女性の人格を全く認めない発言に衝撃だ。忘年会の帰りに上司にキスまでされてる。女性は、うつになり自殺まではかってる。幸い命を落とす事はなかった。高松刑務所の刑務官は、最低、最悪の連中だ。この判決に所長は関係機関と協議すると言ってる。あほか、女性に謝罪するべきだろう。セクハラ、パワハラした刑務官は首だろう。200万円ばかりのお金をもらったところで、傷ついた心は回復しない。刑務所は、法務省が管理しているのだ。この判決を受けて、法務大臣は、なんらかのコメントを出すべきだ。岸田総理自身、総理になって以来、人権に対しての発言はほとんどない。過去の総理大臣同様、人権には関心がないのだ。最近、日本での女性へのセクハラ事件が次から次へと起こる。俳優の香川が起こしたセクハラもひどい。クラブホステスの身に着けてるブラジャーをはぎとって、胸を触った。完全に性犯罪だろう。出演している番組で謝罪すれば、済む話ではない。取り締まりする警察官の性犯罪も今では、普通だ。痴漢、盗撮で捕まる警官の多い事、異常だ。つい先日も元自衛官の女性が勤務中のセクハラを告発した。自衛隊は、圧倒的に男社会なのだ。セクハラが日常的に行われてる。マッチョの肉体と怖い顔の裏側にあるのは、女性を性対象にしか見ないどすけべ集団なのだ。今、問題になってる統一教会問題も、人権問題なのだ。関係を断ちきれば解決したわけではない。破産させるまで献金させ、家族をバラバラにさせ、息子を暗殺犯に仕向けたのは、教団の人権感覚のなさと日本政府の人権感覚のなさがなしえた業なのだ。日本すごいの自画自賛ナショナリズムの裏にあるのは、女性の人権を認めない日本社会の恥部だ。国民ももっと怒らなければいけない。当事者の女性は、セクハラ事件が多発する日本社会を告発しなければいけない。セクハラで裁判を起こす女性は少ない。ほとんどの場合、泣き寝入り、黙って耐えてる、職場をやめるかだ。政府は真剣に女性をセクハラから守る姿勢を見せろ!岸田政権なんて何もできない政権だ。