川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

順境も逆境もない

2024年09月04日 | 人生
渋沢栄一はとても安定していた。落ち着いていた。あたふたすることもない。激することもない。

人間のタイプで、呻吟語でいう「深沈厚重」タイプだな。英雄豪傑、聡明才弁ではなく。

曰く、

順境も逆境もない。
すべて心の持ちようだ。

しかり。

すべての逆境は、対処の仕方と、心の持ちようで、Blessing in disguiseになる。
むしろ、すべての逆境をBlessing in disguiseに帰るのが、人生の修行。

ーーーーーー

CoCo壱番屋の宗次徳二さんを見てください。

彼の人生をしっかり見たら、逆境だとか、私は被害者だとか、言ってられない。
他責とかすることは考えられない。

彼は、私生児。孤児。養親はギャンブル狂い。15歳まで、電気のない家で暮らしていた。ロウソク暮らし。
それでも刻苦勉励して、25歳でCoCo壱番屋を立ち上げ、上場させ、大金持ちになり、53歳で引退。

75歳の今も、寄付と掃除の美しさを伝えるために、1日も休まず、朝3時55分に起きて、日本中を後援行脚している。

「私は被害者だ」と思って親や環境にブー垂れている御仁は、すべからく宗次徳ニさんの自伝でも読むとよかろう。



冒頭の渋沢の態度は、以下の本から。





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