川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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盡己(じんき、己を尽くす)

2024年09月03日 | 古典・漢籍
佐藤一斎が山田方谷に与えた、でっかい書、「盡己」。

じんき、って読んで、己を尽くせ、己を尽くし切れ、って意味。

この言葉が好きだから、「子供が生まれたら、『尽己』って名前にしようかな」って昔思っていた。

西郷隆盛の

人を相手にせず、天を相手にせよ。
天を相手にして己を尽くし、人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし

を思い出す。




「己を尽くす」ってのはとっても抽象的ですが、自分に負けるな、逃げるな、妥協するな、って意味でしょう。

王陽明の

山中の賊を破るは易く
心中の賊を破るは難し

的な感じ。人生は「心中の賊」との戦いの歴史です。
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