
【執筆原稿から抜粋】
ちゃぶ台は日に日にデカくなる
そもそも論や「ちゃぶ台返し」発言は、特に議論を活性化させます。スピークアップするということはちゃぶ台返し発言を恐れないということです。
そのちゃぶ台は日に日に大きくなります。
例えば:
1 当日
上司の発言に異を唱えるのは、その当日なら抵抗は低いです。
「先輩、その点、僕ちょっと腹落ちできてないんですけど、、」などと疑問点をぶつけやすいです。
ひっくり返すちゃぶ台は、いわば手のひらサイズです。
2 1週間後
しかし、1週間後になると、同じ内容を言うのは今更感があり、憚られます。日に日に心理的抵抗が大きくなります。
ちゃぶ台が実際のちゃぶ台サイズになって、ひっくり返すとお味噌汁がこぼれたりしてちょっと大変になります。
3 1か月後
さらに1か月も経つとどうでしょう。何十人、何百人も、取引先さえも、巻き込んじゃっている状態で、、、
もういまさらこんな青臭いそもそも論は言えないな、、となります。そして永久に発言できなくなります。
例えば、プロジェクトが始まって3か月も経ってから、部下から「先輩、このプロジェクトって、そもそも意味ないんじゃないですかぁ?」と言われたら、どう思います?
どんな温厚な上司も「おいおい、今さら言うなよ」と立腹するでしょう。茶道の師範も茶碗を割ります。
ちゃぶ台が部屋サイズくらいに巨大化して、重くて物理的にもひっくり返せなくなるイメージです。
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このように、ちゃぶ台は日に日にデカくなる。
だから、、、
Now or Never!
今言わないと、永久に言えなくなるおそれがあります。
違和感・引っ掛かりは早めにシェアしましょう。