川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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誰も戦争を欲していなかった なのになぜ戦争?

2023年06月07日 | 歴史
東京裁判で、キーナン首席検事は、その最終論告で

 被告(A級戦犯とか)は、誰も戦争を望んでいなかった

と言った。

検事が言った。弁護士とか裁判官ではなく。

ーーーーーー

これはあまり認識していなかった。

戦争指導者のうち、誰も戦争を望んでいなかった。もちろん、昭和天皇は最も望んでいなかった人の一人。

ではなぜ戦争に?

マスコミに負けた。国民に負けた。時代に負けた。帝国主義の嵐に負けた。

NOと言えなかった。

日本国民全体に、自分で考えて、NoとSpeak upする勇気が足りなかった。クリティカルシンキングができていなかった。メタ認知ができていなかった。

善を行う勇気がなかった。

善を行うに勇なれ。

戦前から慶應義塾の塾長であった小泉信三の言葉を、僕は諒とする。



↑ の本で紹介されていた、丸山眞男『戦後政治の思想と行動』から。


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