執行草舟が指摘するのは、現代のヒューマニズム礼賛。過剰ヒューマニズム。
まるでヒューマニズムファシズムのよう。神を置き去りにして、とにかく人間第一。
だから「被害者最強」になる。
だからカスハラとか起こる。
令和日本になって、「被害者最強」の風潮が広まっていますが、これは今に始まったことではなく、ルネサンス以降にヒューマニズムが生まれて、その「なれの果て」なんです。
人間としての美しさや崇高さや高貴さを忘れた。
とにかくヒューマニズム。
とにかく弱者保護。
とにかく民主主義。
democracy というよりは、democracism。
執行草舟の本を11冊読んで、近代のヒューマニズムに対する批判的な視点を教わっています。