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川塵録

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負い目と自負 ー桶谷秀昭

2025年07月18日 | 人間心理・心理学
(他者からの)非難が何であろう、「汝もまた一人の傍観者に過ぎなかった」という内心の声に比べれば。

負い目は誰に対するものでもない。社会や国家に対するものでもない。人と神の通路に生まれる信に対するものである。

それは対他的な関係では自負となる。


桶谷秀昭(保田與重郎を評して)

____________

負い目を感じる者が、自負を感じることができる。

 ※ 自負の「負」は頼るということ。

常に何かの「負い目」を感じ取れる者だけが、ほんとうの「自負」を抱くことができる。

負い目を感じ取れる感受性のある者だけに、自負という褒美が与えられる。

偉人はみな、負い目を抱えて生きていく。

その負い目を、マグマとして、自分の行動力に転化していく。

負い目ってのが、ガソリンになり、エネルギーになり、あらゆる行動の原動力となる。

ノブレス・オブリージュってのはこういうことだろうし、エマソンが

The greatest genius is the most indebted man. 
最も偉大な天才は最も負い目を感じる者である

と言ったのも、この「負い目が自負に昇華される」成長過程を表している。
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