ベンジャミン・フランクリンはアメリカの父。最高額紙幣の100ドル紙幣の顔。
その自伝『フランクリン自伝』は、世界の自伝で最も売れた自伝では。
勤勉、倹約などの13の徳目を、リストにして、毎日埋めていくみたいな、道徳修練法。
先日も、たしか日経の書評(賢人の読書)みたいな欄で紹介されていた。
なかでも、性欲処理が印象に残っている。
成功は、子作りか、健康のためだけにするべし。
この「健康のため」ってのが曲者。
健康のためなら性欲を発散していいのか。
性欲が嵩じすぎてなんだか不健康だなと思ったら、性欲を発散していいのか。
このフランクリンの「健康のため」を拡大解釈して、好き放題に性欲を発散する人は、、、いないか。
禁欲の代名詞のようなフランクリン。マックス・ウェーバー『プロテスタントの倫理と資本主義精神』でもフランクリンは禁欲の代名詞として登場する。
禁欲の代名詞のフランクリンも、「健康のため」の性欲処理を認めた。
そう拡大解釈して、私も誘惑に負けたことがあったことを告白する。
日暮れて道遠し。