月並みな比較ですがシンガポールと日本との比較。
国民の権利を制限する程度は,こちらシンガポールの方が激しい。つまり,こちらシンガポールでは国民の選択肢は限られている。
たとえば,住むところ。どこにでも住める,ってのではなくて,たいていの国民は,公団(HDBという団地)に住むことを強制される。住む部屋はくじ引き。
でも片やそのお陰でシンガポールが「Garden country」を標榜するほど美しい景観を保持できる。ウサギ小屋が林立しない。
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もう一つの例として僕が思うのは,空港。こちらチャンギ国際空港もハブ化していると思うけど,日本の成田は,海上ではなく陸地にあるため,夜の離発着が(周辺住民の反対により)できず,ハブ化できない。
これは日本が蔑ろにされる一つの原因である。韓国仁川空港の方が国際的プレゼンス,おっと国際的地位は上がっているそうで。
これって成田の周辺住民の人権(憲法上の権利)という文脈で,我々日本の法曹が教わること。
でも政治ですよね,これって。
陸に空港を作っちゃったら夜に離発着できない→ハブ化できない,って因果関係は,成田空港を建設する前には考えられもしなかったことなのでしょうか? 日本の政治家がそこまで思いが至らなかったってこと?
なお,この文脈で,成田の周辺住民をわがまま呼ばわりする論調がありますが,僕はそれには与しない。僕だって,自宅真上を飛行機がギャンギャン飛んで眠れなかったら,空港24時間営業化には,反対するかもしれないから。
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やや論旨不明瞭ですが,取り急ぎ。