川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

補遺

2007年01月20日 | 
≪日本の社会では、大人になることは、
 個人の言葉を奪って、社会的な言語を使うように飼育することです≫

中島前掲書。
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2007年01月20日 | 日記・雑記・独り言
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食・健康・カラダ(5)
No music, no life.(7)


一生懸命生きてきたつもりだけど、
(ネットに表現できるのは、仕事以外では)
「これが俺なのか」と思うとなんだか虚しい。

借り物ばかりを溜め込んだ「空っぽの入れ物」だね。
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『たまたま地上に僕は生まれた』

2007年01月20日 | 
中島義道なんか、レジュメにブランクがない人
(=ピカピカのキャリアの人、浪人留年経験がない人)、
強いコンプレックスを持っていない人は絶対読まないんだろうね。

このブログも、僕の知人以外では、コンプレックスのない人は
読者になっていないと思います。
人は自己の劣等感を美化・浄化するために思索・哲学するのかも。

≪日本人は、(中略)いかに語らないかということですね。
 ヨーロッパ文化の基本は哲学だといわれますけれども、
 そのときの哲学という意味は、けっして思索することではない
 んですね。

 あるいは深遠な思想を展開することではなくて、語ることなんです。
 ロゴスというのはそういうことです。
 つまり、責任を持って自分自身の立場で語るということです。
 
 120年間にわたってわれわれはヨーロッパ文化を受け継いで
 来ましたけれども、その中の一番中心的な部分は受け継いで
 こなかったのではないかとさえ思います。

 それは、何かといいますと、ヨーロッパ人の持っている言語感覚というか、
 言語的な態度、語ることですね、これをわれわれは完全に
 拒否してきたんですね≫

≪日本社会において、「私は」という叫び声を発することが特に重要
 だと思います。(中略)ところが、客観的な態度、あるいは相対的な
 態度という美名の下に、その叫び声がおうおうにして押しつぶされるわけです≫

 …佐々木かをりの「I statement」だね。

≪ほんとうにその人固有の苦しみを正確に、論理的に語りつくすこと、
 その教育が哲学だと思うんです≫

 …僕が中島に共感するのはここだな。
  自分の言葉で語るから。

  哲学者なのに難しい哲学用語やカタカナがない(いや、本来ならば
  哲学者だからこそ、と言わねばならない)。

  しかし彼のこと、業界では「闘う哲学者」と持て囃していますが、
  「引きこもり哲学者」の方が実態に近いと思う。
  まあ哲学者なんてみんな多かれ少なかれ引きこもりですが。

≪個人主義とか、自己責任とか、自己実現、自己同一性、主体性なんて
 言葉が、プラスの価値としてまかり通って≫いる割には、
≪言葉が氾濫していて、人々は議論をしません。
 日本社会は個人の言葉を圧殺する社会なんですね≫

≪いじめられる子というのは、やはり言葉を奪われている≫
 …山本七平みたいな分析だ

≪自分の主張を貫くためには、場合によっては人を傷つける言葉を
 使うわけですね。相手を傷つける、あるいは自分を傷つける、
 いろんな人を傷つける。傷つけるでしょう、言葉ですから。
 対立をはっきりさせるために、傷つけなくちゃいけないでしょう。
 過度に傷つける必要はありませんけれども、
 自然な形で傷つけることはあるでしょう。

 しかし、それに対して各人が責任をとる。
 こうした関係だと思うんですね。(中略)
 日本社会はこれをだれも望まない。
 配慮して、だれも傷つけないような言葉を使いましょう
 というふうになります≫

≪なにかをすると、だれかを傷つけます。
 普通は自分の親を傷つけますし、私が本を書くと、
 書かれて迷惑をこうむる人、反感を覚える人がかならず出てくる。
 でも、私は書きます≫

 …ものいへば唇寒し秋の風
  
  意味、見解:自慢したり、人を非難した後はなんとなく悔やまれて
   むなしい気持ちになる。つまらないことを云ったばかりに災いを
   招いてしまった、こんな経験は誰にでもあるだろう。
   言わぬが花ということだろう。 解釈はコチラから

・269頁の私語撃退法、僕と同じだ。

 …僕は英語講師と法律の講師を合わせて10年くらいしたことがありますが、
  僕の講義では私語はいっさいない(軍隊とか恐怖政治とか
  批判する人はいたけれども)。
  私語を許すのは教師の力不足(迫力不足)だと思っています。

≪振り返ってみれば、自分からわざわざ不幸になっているような人間は、
 世の中に少しも珍しくない。自分の身の回りのイヤなこと、暗いこと
 ばかりをほじくりだして、ああイヤだ、ああ不幸だと、自分で自分を
 「不幸」にしている――そんな人間はうんざりするほど見かける≫
 (長谷川三千子)
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『女たちよ!』

2007年01月20日 | 
■ 伊丹十三のテレビ感覚

≪私のセンス・オブ・プロポーション(平衡感覚)からすると、テレヴィジョン
を見る時間が本を読む時間を越えるということは絶対に我慢がならない。この両
者の比率は5対1くらいであるのが健全というものであって、ましてテレヴィジ
ョンだけ見て一日暮らすというのは明らかに狂人か痴呆のわざである。≫

 …40年前にしてこういう価値観があったのね。

■ 床屋(美容院)について

去年6組ジュンペイ・ツバサ・サドゥーン・サワヤカたちと呑んだ際に「床屋・美容院で気に入った髪型にしてもらった試しがない」と言ったら、みんなウンウンと頷いていた。みんなそうなんだ。

40年前の伊丹十三は何と言っていたかと言うと…

≪そもそも、われわれの要求と、床屋の美意識というものは、まず相容れないも
のだな≫

 …やっぱりそうか。
 
≪散発したての男というのは、なんとなく哀れを催させる存在である。耳の上や
首筋を必要以上に青青と、整然と刈り込まれてしまって、どこからどう見ても、
床屋の美意識、床屋の解釈による、床屋の作品、という趣ではないか。もしこの
作品に名をつけるなら「床屋の満足」ということにでもなろうか。≫

 …これかなり笑ったんですけど。
 
≪おい、髪なんか床屋にまかしときゃいいんだ。床屋へ行って椅子にかけたら鏡
なんか見るな。男らしく大鼾(いびき)で寝てしまえ。そうして目が覚めたとき
にだな、鏡の中に赤の他人の顔を発見する。そうしてその遣る瀬無さをぐっとこ
らえる。これがおまえ、散髪の醍醐味じゃないか≫

…この本,200ページあたりからグイグイ読ませる。
  読者を引き込む力がすごい。

■ なぜか見苦しい人

≪カレー・ライスを食べる前に、スプーンをグラスの中につける人≫

≪信号待ちなんかの時、突如、運転席のドアを開けて、地面を覗き込むような姿
勢で痰を吐く≫

■ 実話

チーズフォンデュを鱈腹食べ、ビールをがぶ飲みして死んだ人が
いるらしい。冷たいビールを流し込んだため,腹の中でチーズが固まったから。

チーズフォンデュにはワインにしましょう。

■ 配偶者を求めております

 一、ごく贅沢に育てられた人
 一、ただし貧乏を恐れない人
 一、気品、匂うが如くであること
 一、しかも愛らしい顔立ち
 一、エロチックな肢体をあわせ持ち
 一、巧みに楽器を奏し(ただし、ハーモニカ、ウクレレ、マンドリンは除外す)
 一、バロック音楽を愛し
 一、明るく、かつ控えめな性格で
 一、アンマがうまく(これは大事だ!)
 一、天涯孤独であるか、ないしはごくごく魅力的な家族をもち
  (美しい姉や妹たち!)
 一、ルーの下着、エルメスのハンド・バッグ、ジュールダンの靴を愛用し
 一、サリンジャーの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」が一番好きな小説で
 一、片言まじりの外国語を話し
 一、当然酒を飲み
 一、料理に巧みでありながら
 一、なぜか、カツパン、牛肉の大和煮、などの下賤なものに弱点を持ち
 一、猫を愛し
 一、お化粧を必要とせず
 一、頭がいいけどばかなところがあり
 一、ばかではあるが愚かではなく
 一、まだ自分が美人であることに気づいてなく
 一、伊丹十三が世界で一番えらいと思っている
 一、私より二まわり年下の少女
  というのであるが、ウーム計算すると残念ながら10年は無理だね。
  計算すると彼女はまだ9歳にしかなっていない。
  
…伊丹十三,当時33歳か。
 9割はビンゴだ。
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太陽になろう

2007年01月20日 | 人生
■ bright side

誰かが書いていた、「いつも人と比較して自分の不運な点、マイナスの側面ばか
り見て、自分だけが不幸だと思い込み、云々」(つい最近読んだ本なのにどうし
ても検索できない)。

独りになると、些細な人生の浮き沈みに対して、過剰に浮かれるか過度に沈むか
の両極端になる。
それを適正なバランスに矯正するのが、(一次的には)家族の役目。

「得意淡然、失意泰然」はたしかに理屈であり、そういう古典や
歴史(を知ること)がこの家族の役割を代替することもありうるけど、
若いうちはなかなか古典・歴史からは学べない。

 Always look at the bright side of your life(things).
 いつも人生(物事)の明るい方を見なさい。

英語好きの人なら、一度は聞いたことがある表現。
「楽天的であること」がgentleman の条件の一つ。
韜晦の心がないと、人は常に明るく振舞うことはできない。

人間には三種類あり、
人を明るくする太陽のような人と、
単に周りの明暗に影響される惑星のような人と、
周囲の明るさを暗くさせるブラックホールのような人がいる。

歌、歌、歌えば~太陽になれるゥ(@グリーングリーン)

■ 好きな自動車会社

 やっぱ光岡自動車でしょ。
 個性・哲学が光る。
 
 昔Classic Type F に憧れたなあ。
 もう10年も前か。
 
 今はあんまりときめかない。
 30代になったからかな。
 
 ラ・セードってカッコいいね。
 オロチ・ヌードトップも。

■ 暇つぶしに。

 千夜千冊関係サイト
 
 

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私に言わせれば

2007年01月20日 | English/language
If you ask me,
The way I see it,
For my money,
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パンチ(突き)の打ち方

2007年01月20日 | 空手
僕の得意技。
 
 (1)後ろ足の踵→
 (2)仙骨(尾てい骨の上、背骨の下)→
 (3)水月(みぞおち)→
 (4)肘→
 (5)拳、
 がひとつのライン(曲線)上に乗るようにする。
 必ずしも一直線上にはならないけど。
 (3)は略して考えてもよいかな。
 
 難しいのは、(4)の肘。
 (3)水月と(5)拳を結んだ線上に、(4)肘が来るようにする
 (これが最大のポイント!)。
 それくらいワキを締めて。

 こうすると「肩甲骨と二の腕が並行」に近づき、肩関節でエネルギー
 (ショック)を吸収しないで、「大地の力を相手に伝える」
 (こういうイメージも大事)ことができる。

 丹田で息を吐くのを忘れずに(腹式呼吸ね)。 
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