川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

客観的公正でいいのか

2007年01月01日 | 政治
≪(アメリカでも)リベラルが国内的な解決法を
 国際問題にあてはめようとし、国益を離れて
 他人事のように客観的公正になろうとすることが
 米国の外交能力を低くしている≫(ハンチントン)

 …まさに、こうした思考に日本の戦後リベラリズムの
  問題点がある(湯浅博)

****

「国益より世界平和」ってのが左翼・リベラルの思考なんだろうけど、
外交のプロから見たら、「そんな甘ちゃん言ってらんないよ」
「世界平和なんて空理空論言う前に自分の国をちゃんと守りなよ」
ってことなんでしょうか。
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非核三原則(の歴史)

2007年01月01日 | 歴史
≪「持ち込ませず」は、佐藤栄作首相が発言した
 昭和42年当時にあって、米国の核兵器を日本国内に
 配備しないという意味だった。

 それが、いつの間にか核搭載の米艦船を寄港も通過も
 させないと騒ぐ始末である≫

 …米空母エンタープライズがベトナム戦争に赴くのに
  佐世保に寄港するかしないか大騒ぎした時に、
  『ビルマの竪琴』を著した竹山道雄氏が寄港賛成説を
  採って話題になりました。

  マスコミはヒステリックに寄港反対の論陣を張りましたが、
  結局あっさり寄港したらしいです。 

  非核三原則や核武装を論じる際には、
  これくらいの前提知識は持っていたい。

  「持ち込ませず」の意味について正確な知識を持っている
  日本人って少なさそう。
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「お」を付けるべきか付けざるべきか

2007年01月01日 | 言葉
■ 普通付けるもの
 
 お米、お茶、お屠蘇、お神酒、お漬物、お味噌汁
 (←漬物、味噌汁は付けないこともあるかな?)

■ どちらでもいいもの

 おねぎ、お大根
 (←付けない人が多いと思うけど…)

■ 普通付けないもの

 おごぼう、おパン、おピザ


『正論 1月号』にヒントを受けて。


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お笑いタレント

2007年01月01日 | 社会・時事など
元旦はひねもす読書。
久しぶりに昼寝しました。

テレビは10分くらいしか観なかった。
笑点のやつ。

笑点って好きな番組なんですよね、
計算されたベタな笑いが。

低俗に落ちすぎることがない安定性が。
ってオヤジだよね、この感覚。

「欧米か!」で人気のタカアンドトシってコンビを
見たいんだけど、まだ見てない。

「ヒロシです…」も「フォー!」も活字では知ってるけど、
映像では見たことがないから面白さがわからない。
「残念!」は知ってる。

お笑いでは、僕の好きなのはドンドコドンのグッサンと
アンタッチャブルのなんだっけ、太ってる方。山崎?
あの濃いキャラがすきなんですよね。

爆笑問題が世間では人気らしいけど、俺は嫌い。
まず背の低い、えーと、田中君。
彼は醜く肥えすぎ。

歴史に名を残す芸人って、もっと痩せてる。
一部の人に見るだけで不快感を与える外見は不利に働きます。

あと、言葉が汚い。
「~じゃねーかよ!」って無理に汚く使ってる。
子どもが真似しそう~。

あれは多分、関西系の「なんでやねん!」って突っ込みを
東京に逆輸入して東京弁にしてるんだと思う。

関西弁の突っ込みは下品に聞こえないんだけど、
田中君の突っ込みは下品に聞こえる。

東京弁の限界だろうか。
そもそも「突っ込み」という文化が東京にはなかったのかな?

昨日かな、ちらっと見たら、田中君が「カンペの字の間違い」
をネタにしてました。

こういう内輪ネタで笑いを取ろうとするのって下の下の下。
とんねるず以降の悪風潮です。

食と内輪ネタを取ったら芸が残らない番組・タレントってありそう。
とんねるず、スマップ?

政治方面でも活躍中の太田さんは、
シュールな笑いを志向しているようだけど、
ダウンタウンの松ちゃんの二番煎じにしか見えない。

口角が下がっていて、笑顔がかわいくない。
破顔一笑を想像できない。
松ちゃんの笑顔は容易に想像できるのにね。

あと、他人をダシにする笑いって、2流だと思う。
1流の笑いは自分をダシにしないとね、ヤッさんみたいに。
ぼくはやすきよのファンで、実はDVDまで持っています。

やすしの笑顔もいい笑顔でしたよね。
僕は笑顔で人を判断します。
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○○○メンのかほり

2007年01月01日 | 政治
年始休暇は、実家近くにある『横濱屋』のラーメン
(とんこつ醤油が美味)に一度は行きたいねぇ。

先日渋谷道玄坂にもオープンした、「七志ラーメン」も
にんにくが効いたとんこつスープが強烈で美味。

****

かつて憲法(改憲)を話題にすると
「ウヨクメンのかほり」がするとして白眼視されましたが、
今は逆に改憲/護憲について旗幟鮮明にしないのは時代遅れ。

今も、核を話題にすると「なんと剣呑な」と腫れ物に触るように
扱われますが、数年後は非核三原則を維持するかしないか
しっかり説明できるようにしておかないと、子ども扱いされるかも。

年始早々カタイ話題で誠に恐縮です…
以下は正論2月号から。

≪核議論を押さえ込みたい人たちは、
 非核三原則で日本を守れるという根拠を示さなければならない。

 非核三原則が日本の戦後の平和を保ってきたと考えるのは
 欺瞞でしかない。

 それを有効だと錯覚できたのは、
 アメリカによる核の傘の存在があったからである≫

 …核の傘に入れてもらって対米追従するか、
  核を保有して自主防衛するか。

≪「日本は唯一の被爆国なのだから持つべきではない」という
 意見を絶対的正義にしてはならない≫

 …唯一の被爆国だからこそ(報復のために)核を使用する
  権利のある国である、という意見もありうる。

  かつても書きましたが、「被爆したから核を持たない」
  という政策は、論理的帰結ではなく政策的帰結。
 
  語弊を恐れずに言えば、核を持たずに核不拡散へ向けた
  運動をするって選択肢は、女性的な選択
  (いいとか悪いとかではなく)。

  一方、核を使われてしまったからこそ、
  もう金輪際核を使われないようにするために
  自分たちで核を持つって選択肢が、男性的な選択。
  
  日本が核を使われたのは、
  核を保有していなかったから。

  軍事や国際政治の観点からは、男性的な選択の方が
  常識的・通用的なんだろうけどね。

  日本の常識は世界の非常識なのでは?
  核保有をしないかぎり対米依存は避けられない、
  という事実はもっと指摘されてもいいように思う。

常任理事国はいずれも核を保有している。
≪核を持っていない国の発言権が
 核保有国よりも低い位置に置かれ続ける限り、
 今後も核の拡散は止まらないであろう≫

 …これは卓見。
  日本は、被爆国として核兵器保有防止へ向けて
  一体どんな活動をしているのでしょう?

  お題目のように非核三原則を唱えるだけ?
  まさか。

  9条護持を叫んでも平和がやってこないのと同様、
  非核三原則を叫んでも隣国が核武装するのは避けられなかった。

  すくなくとも常任理事国が核保有していることを
  非難することはしていないんでしょうね。

  要するに現状維持を主張しているだけなのかな?

石原都知事は参議院議員時代、
≪非核三原則は語呂合わせの阿呆陀羅経のようなもので、
 作らぬ、持たぬがゆえに「持ち込ませる」べきではないかと質した≫

 …これは一理ある。
  核の傘に入れてもらう、ってことは「持ち込ませる」
  ってことですよね。  
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元旦の雑記

2007年01月01日 | 日記・雑記・独り言
正月は実家に帰り愛犬の散歩をしたり
日ごろは見ないテレビをザッピングしたり、
平凡人の生活を楽しんでいます。

大晦日の浜ちゃんとココリコ遠藤と山崎が出てる番組、
あまり面白くなかった。

笑いすぎだよ。
痛くないのに過剰に痛がるし
(本当に痛かったらあんなに何度も叩かれることはできない)。

でもああゆう番組でもあると見ちゃうのはなぜだろう。
俺の知的レベルが低いのか。

****

日ごろと違う環境におかれていることや、
多少は読書量を誇っていたものの、
自分よりはるかに博学&好奇心旺盛な人を目の当たりにしたこともあり、
年始はゆっくり自分のアイデンティティを再考しています。

日ごろ読まない『正論』『諸君!』の月刊誌を読むのもいい刺激になる。
毎月読んでないと難しく感じる。

****

以下は『諸君!』2月号から。
年始早々カタイ話題ですみません。

≪だれも日本の独立記念日を知らない≫

 …昭和27年4月28日。
  アジアでは日本が負けた20年8月15日が独立記念日として
  扱われているんだっけ。

  日本が独立記念日を祝わないのは、
  占領していたアメリカへの遠慮でしょうね。

  独立直後にマ元帥の銅像を立てようとしたくらいですから
  (「日本人は12才」発言により銅像建立計画は破綻しました)。

かつての大学生は、
≪4年間の知的モラトリアムを謳歌していた≫が、
今の大学は≪就職予備校≫に変質している。(中略)

イギリスではgap yearがあるが、
≪翻って日本を見ると、中高一貫校から現役で大学に進学し、
 在学中に国家試験に通るか一流外資に内定するのが最も
 カッコ良いとされている。(中略)
 
 これでは真の教養を身につけることはできず、
 薄っぺらな人格しか形成されません≫

 …たしかに、僕の周りの大学生は大学1,2年から予備校に通い
  司法試験を受け始める人が多かった。

  でも僕は人生の目標が定まらないのに勉強をする気になれず、
  在学中に司法試験の勉強を始めたので中断はありましたが
  計4年間くらい知的モラトリアムを謳歌しました。
  
  高校まで野球ばかりで本を読まなかったツケだと思っている。
  自転車通学のため通学経路に大きな本屋がなかったのが原因と
  書くと言い訳になりますが、まあ知的好奇心が少なかったのだね。

  だから大学に入っても人格を mold して進路いや針路を決めるのに
  時間がかかったということでしょう。

  高校の時は野球と勉強一色で、
  ほかに目を向ける余裕がなかったのかな。

  野球部仲間で本を読む友人がいなかったからか。
  それともいたのに僕が感化されなかったからか。

  桐蔭学園の限界か。
  開成その他もっといい高校ならそういう友人と
  交流できたのかもね。

  イギリスのパブリックスクールやアメリカの
  ボーディングスクールならきっといたでしょう。

  環境のせいにするのは自分の限界を露呈しているようで
  恥ずかしいですが、環境は大事ですよね。

  イギリスのgap yearについては後述します。
  gap year には学生時代から関心を持っています。


東谷暁さん、映画『東京裁判』小林正樹監督を
≪東京裁判史観そのもの≫と批判している。

俺は何度も観たけど、
そんな批判的には見えなかったなぁ。

それほど偏っていないと思うので、
是非一度ご覧になってみてください。

これを観ずして東京裁判は語れない。
よくできた映画だと思います。
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あけましておめでとう

2007年01月01日 | 言葉
って言葉、何気なく使っていますが、
字義通り解すると、「年が変わったのでおめでたい」ってこと。

でも論理的に考えると、年が変わっただけで
何がおめでたいのでしょう?

思うに、おそらくこれも神道の影響、
freshになって気分が一新することを祝うってことなのでしょうね。

諸外国ではなんて言うのかいちいち調べませんが、
おそらくそれぞれの文化や宗教観に応じた言い方があるのでしょう。
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あけましておめでとうございます。

2007年01月01日 | 日記・雑記・独り言
今年もよろしくお願いいたします。

ちょっと筋肉痛です。
大晦日は部屋のレイアウトを変えていい気分転換になりました。

久しぶりに横浜の実家へ帰っています。
画像アップしたいけどできない…

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