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川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

NHK 学びのきほん シリーズ

2025年02月14日 | 
次男の中学受験が終わったので、一番近い大型本屋・くまざわ書店アカデミア。

家族5人で数万円の本を購入。

次男は漫画をたくさん買っていました。

書棚にあったこのNHK学びのきほんシリーズ、良さげですね。

こういう入門本から、本んを読む人が増えてくれれば。

本は人間の輪郭を作る。

人格ってのは読んだ本のうち心揺さぶられた部分が形作っていく。
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何のために本を読むか

2025年02月13日 | 
 
『小林秀雄の宗教的魂』を読みながら思った。

なぜ本を読むか。

なぜ私は本を読むか。

なぜ私は『小林秀雄の宗教的魂』なんて、令和の人間が読もうとしない平成2年の本を読むか。

普通の人間になりたくないから。

テレビを見たり、Twitterを見ていると、凡百の、普通の人間になってしまう。

それは私が望むところではない。

普通の人間にならないために、本を読んでいる。

本は私を違う世界に連れて行ってくれる。

そう信じて。
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『インテグリティ』 5度目の重版

2025年02月12日 | 
拙著『インテグリティ -コンプライアンスを超える組織論』がおかげさまで5度目の重版になりました! 

なお、今、この『インテグリティ』第2弾を執筆中です、5月ころに出るかな、、、

ご期待あれ!

 
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『姉と弟』 袴田事件の58年

2025年02月12日 | 
袴田事件の本は、昨秋の無罪判決後、何冊か読んだ。

もう読まなくていいかなと思ったけど、思い切って買った。

やはり得るところはあった。

書評は追って。

筆致を抑えた、いい本でした!








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『運を味方にする人の生き方』 横田南嶺・栗山英樹

2025年02月11日 | 
期待していなかったけど、いい。

栗山さんと横田さんの本は、やっぱり外さない。

■ 道場に来てからが稽古ではない。朝起きてからが稽古だ。

 …横田南嶺老師が昔教わっていた剣道の教え

■ 我あるがゆえに敵あり。
  我なければ敵なし

 …『猫の妙術』

■ 栗山監督も(私と同じく)山岡鉄舟に憧れている

 鉄舟の辞世は 
  
   腹痛や苦しき中に明がらす

■ 横田南嶺老師の父親は、年間365日、鍛冶屋として働いていた。

 …私と同じだ。息子の南嶺さんも、今も365日働いている。

■ 王貞治は、「もう一度生まれ変わるとしたら、選手と監督どっちがいいか」と問われて、「監督だ」と。

 …理由は「たくさんの選手のためになれるから」

■ 拍手喝采は人を愚かにする道なり 斎藤緑雨
 
 …拍手ではなく、合掌されるような人間にならないといけない。

■ 信とは、人生のいかなる逆境も、我がために神仏から与えられたものとして回避しない生の根本態度を言う

 …『森信三 一日一語』
 …ヨブ記、ですね。

 

■ 30年、一人の人材を待て

 …禅宗で言い伝えられる言葉。大谷翔平がその30年、いや100年に1人の逸材。

■ 2016年に大谷翔平が紅白の審査員を受けるときの条件は、「年末年始の練習場所の確保」

 …何度も聴くエピソードだけど、改めて、それくらいストイックにやらないと、歴史には残れない。

 
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後藤徹『死闘』の書評

2025年02月11日 | 
Amazonに以下の書評をアプライしました。そのまま載るかな。後藤さんのヌードを一緒にUPしてくれれば。

____________

戦後最大の人権侵害、12.5年(4536日)の監禁。

「現代のホロコースト」みたいに骨と皮になった後藤徹さん。

死と隣り合わせの極限の飢えとの闘いを、信仰の力で乗り切る。120-144頁のクライマックスが圧巻。このくだりに何かの文学賞が与えられていいんじゃないか。

この後藤徹さんを「引きこもり」呼ばわりして名誉毀損訴訟で敗訴した鈴木エイト氏は、この箇所をどう読むか。感想を聞いてみたい。

他にインパクトあるのは:

✓ ケチャップ等の調味料も隠され、流しの三角コーナーのニンジンの皮、リンゴの皮、キャベツの芯をあさったり、生米をかじって飢えをしのいだ
✓ 視力1.5が0.2に落ちた
✓ 冷暖房も使わせてもらえない

本書は現代の『夜と霧』です。

____________

みなさまも、読後にAmazonにレビューを書きましょう!


 
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今日買った本

2025年02月09日 | 
今日、子供と一緒にいた大型書店で、私が買った本。

ほとんどの書籍は電子書籍で買う。かさばらないように。

ただ、子供や家族にも読んでもらいたいような本は、あえて、紙で買います。


この本はなかなか面白そうでした!
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この世で一番強い人間とは

2025年02月09日 | 
後藤徹さんを代理して鈴木エイトに勝訴した弁護士徳永信一先生が、Twitterで「民衆の敵」という言葉を挙げている。


徳永先生はめちゃ博学(私なんかより古典をたくさん読んでいる)だから、おそらくイプソンの戯曲『民衆の敵』を念頭に置いた表現では。

知らんけど。

水俣病を告発した義人医師・細川一(はじめ)さんも、イプソン『民衆の敵』を愛読していました。

「この世で一番強い人間ってのは、一番孤立した人間ってことだ」

『民衆の敵』星雲社版、195頁

 
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岡本太郎本

2025年02月07日 | 
機内で読んだ岡本太郎本。

元気をもらいました。

勇気をもらいました。

勢いよく死ぬ

ことを目指そうと思いました。

枯れてはいけない。

死ぬ時に、どれくらい情熱を持ち続けていられるか。

死ぬ時に、どれくらい何かを強く目指しているか。

それが私の価値基準だな、と思いました。







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祖先を思い、子孫を思う。

2025年02月03日 | 
祖先を敬わない人は、
子孫を思わない。

その通りだろう。

自分の人生は自分だけのものではない。
そういう「畏れ」を抱くことが知性と品性のスタート。

岩田温さんはYouTube でもご活躍の評論家。
いずれご縁がありそうです。




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『論語の読み方』山本七平

2025年02月01日 | 
『論語の読み方』

 


■ 孔子は、直接的な「仁」の定義を語らなかった。

 …演繹的ではなく、帰納的に、仁とは何かを考える。
  インテグリティと同じ。
 論語の仁って、インテグリティ。

■ 仁遠からんや。われ仁を欲すれば、斯に仁至る

 …仁というものは遠い存在だろうか?
  いや、我々がそれを求めれば、すぐにここにやって来る。

 …インテグリティも、似たようなものだろう。
  それを求めれば、すぐにそこにインテグリティが顕れる。

■ 「仁」とは死ぬまで続く「生涯教育」の方法

■ 「高慢な人の不幸を治す薬はない」
 
 …どこかのキリスト教系の言葉。思い当たる節はある。
  私もそうならないように次回せねば、、、
  
■ 田中美知太郎 「教育の基本は『畏れ』(畏怖・畏敬)だ」

 …これはほんとにそのとおり。さすが司馬遼太郎の前に文藝春秋の巻頭言を書いていた田中美知太郎。

 …彼の有名な「平和憲法を持っていれば平和になるわけではない」はこちら

■ 『書経』 「畏れざれば畏れに入る」
 
 …慎みをもち、畏れることを知らなければ、やがて恐るべき運命に陥ってしまう。

 …いい言葉。拳拳服膺したい。

■ 『李陵』もおもしろい。僕は昔からあれは愛読書です。

 …我が敬愛する山本七平が、我が愛読する李陵を愛読書と明言していることを知って、欣喜雀躍している。

 分かる人には分かるんだ!


 
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『組織文化形成メカニズム ー中小企業における実践コミュニティの貢献ー』

2025年01月31日 | 
『組織文化形成メカニズム ー中小企業における実践コミュニティの貢献ー』

JETROの相原さんの本。

■ 文化というものは「他者」に対する偏見を持ち,自分の文化はいつでも「正しい」と考えるものである

■ Hall(1993)が,世界の言語コミュニケーションを高コンテクスト文化(high-context cultures)と低コンテクストに分類した。

■ 「企業文化」の定義

組織構成メンバーが組織内で学習を行った結果,組織自身によって創られ,共有された,組織特有の共通の価値観,パラダイム,行動規範をベースとする,意味の見解,および思考のパターン

■ (心理的安全性がないと)個々のメンバーが気づいていたり,知っていたりすることを,うまくチームの財産へと変えることができない

 …気づきを財産に変えるのが、カルチャーであり、心理的安全性があるってこと。

 
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『ひらがなで考える商い』 伊藤雅俊

2025年01月31日 | 
イトーヨーカドー創業者、伊藤雅俊さんの本。

「ひらがなで」ってのが刺さったタイトル。でも、「ひらがな」に関する言及は皆無な、残念なタイトルでした。

____________

『ひらがなで考える商い 上』

■ 「誠実のあるところに信用が生まれ、信用のあるところに信頼が育つ。信用する行為は単数的だが、そのうえに期待する気持ちがさらにに加わった信頼は、ほかの人にも影響を及ぼす点で複数的である」

■ 商売を理屈で考える人は伸びない

■ 昭和27年 「社訓」 「我等の誓い」
 1、質素な人生観

■ 米国では、非上場の「マイカンパニー」が、上場すると「ユアカンパニー」になります。株式に向かってそういう言い方をする

____________

『ひらがなで考える商い 下』

■ イトーヨーカ堂の社是 

  • 私たちはお客さまに信頼される誠実な企業でありたい。
  • 私たちは、取引先、株主、地域社会に信頼される誠実な企業でありたい。
  • 私たちは、社員に信頼される誠実な企業でありたい。

■ P・Fドラッカーと伊藤雅俊は家族ぐるみでお付き合い

■ 松下幸之助さんが「お金が大事なのは、人々が働いて、汗を流した結果としてここにあるものだからだ」とおっしゃった

■ 五十歳になるまで会社の借金に対して個人保証を取られていたオーナー経営者にとって、公私の区別などないに等しいのも事実

 …赤裸々な告白。オーナー経営者の私にも少し分かる。

 
 
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山本七平も『李陵』が愛読書

2025年01月31日 | 
27年ぶりに、山本七平の『論語の読み方』を読み返している。

 
論語と経営・コンプライアンス(仮題)って本を執筆するのに、世の中のこれという論語本は全部読もうかなと思って。

巻末のメモを見ると、私が平成10年つまり1998年に読み終えていた本。27年ぶり。23歳の、司法試験の受験を始めたころに、こんな本を読んでいたか。

最後の方に、山本七平が『李陵』を「愛読書」と呼んでいることを発見、、、、

う、嬉しい!

私が毎日聴いている『李陵』。

 
それを私がこよなく尊敬する山本七平が「愛読書」としていたとは!!

「天は見ている」という有名なセリフがある、李陵。
李陵・蘇武・司馬遷の三者それぞれの人生観が学べる、李陵。
ヨブ記みたいに、人生の須臾の儚さ、無力さを知らせてくれる、李陵。
人と天(神)との関係が学べる、李陵。
東洋のヨブ記とも言うべき、李陵。
美文の宝庫、李陵。
漢文調の、名文のオンパレード、李陵。
フランクル「態度価値」が学べる、李陵。
私をモンゴルにいざなった、李陵。
人格者・山本七平の愛読書、李陵。

山本七平の人格が学べる本は、以下3冊。

 
 
 
みなさまも、ぜひ、山本七平と、私とともに、『李陵』を愛しちゃってくださいませ!
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『サンダカン八番娼館』のおサキさん

2025年01月30日 | 
いろんな本で、この本のからゆきさん「おサキ」が激賞されている。最近読んだ本では、町田宗鳳さんや楠木建さんがべた褒め。

この本は母の蔵書にもあった。

こりゃぁ読まねばと思って読んだら、、、

石牟礼道子『苦海浄土』の語り口じゃないか! 

 
引き込まれるように読んだ。

苦海浄土もこのサンダカン八番娼館も、九州のオナゴの話。私の祖先が九州で、従姉妹が九州女子だったりするから、(女性の)九州弁がスッと私には入りやすいってのもある。

おサキさんって、私の祖母(大正8年生まれ)と10−20歳くらいしか違わないんだ、、 おサキさんの息子って、私の叔母と同い年くらい。

だからおサキさんって、俺達の婆さん世代の話、、、

つい最近ですよ。

つい最近、こんな時代があった。

からゆきさんが、身体を売らされて、底辺の、文字通り底辺の生活を送っている時代があった。

文字通り底辺の、なんて陳腐な言葉で書いても伝わらない。禽獣とさして変わらない、って書いたら失礼だろうか。

いや、おサキさん自身もそんな表現をしているので、失礼には値しまい。

初潮が来る前の13歳から、客を取らされ、、、 多い日は一日30人も、、、

ーーーーーー

石牟礼・苦海浄土は世界文学になった。

 
(池澤夏樹編の世界文学全集に入った)

じゃあ、このサンダカン八番娼館も世界文学だ。

おサキさんの魅力については、是非本書を読み進めて味わっていただきたい。人間の本性とは何か、人間の美しさ、強さって何なの、ってことまで考えさせられる。

娼婦でも、こんな美しい方がいらっしゃる。
心の美しさ。芯の強さ。

この本を読むと、心の襞が一つ、増えます。

 ※ サンダカンは、マレーシア・カリマンタン島の北辺あたり。 こちら
  いつかサンダカンに行って、おサキさんに思いを致したい。

ちなみにタイトル『サンダカン八番娼館』にえも言われぬ磁力があるのは、「ん」の音が4つもあるからだろう。


 
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