goo blog サービス終了のお知らせ 

川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

『井筒俊彦ざんまい』 若松英輔

2025年03月16日 | 
井筒俊彦に関する、周りの人々のメッセージを集めた本。


■ 井筒俊彦による「正しい誤読」

与えられたテクストを正しく誤読する。

現に書かれている思想についても、書かれていない思想についても。

書かれている思想だけが読まれるのではない。誤読的コンテクストでは、顕示的に書かれていないコトバも、あたかも書かれてそこにあるのかごとく読まれるのでなくてはならない。

■ (上記に関する)若松英輔評

「書かれている思想」だけでなく、「書かれていないコトバも、あたかも書かれてそこにあるかのごとく読まれるのでなくてはならない」

■ 井筒俊彦は30か国語を操った。それホントですかと言われて

「いや、ほとんど忘れましたよ。いま使えるのは、英、仏、伊、西、露、ギリシャ、ラテン、サンスクリット、パーリ、中国、アラビア、ペルシャ、トルコ、シリア、ヘブライ語ぐらいなものです」

■ (井筒俊彦は)

「下品なということがかけらもない方です。上品という以外、申しあげようがありません。」

■ 井筒俊彦は生涯、功利性を持たなかった

■ 池田晶子の井筒俊彦評

私たちの知性は、その高潔さによって、あんなにも遠く高く行けるものであることを、私は井筒氏に教わった

____________

こういう、周りからの井筒評を集めるだけでも、井筒俊彦が如何に博学で、如何に心がきれいだったかが分かる。

私も「下品ということがかけらもない方です」と言われるように頑張らないと!

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鈴木エイト氏による信者の「生産」という表現

2025年03月16日 | 
鈴木エイト氏は、最新刊で、家庭連合信者が「生産」されるという表現を14回も使っている。

1、2回ではなく。

14回も








これは信者の人権に配慮した発言とは思われない。

というか、完全に信者全般をモノ扱い。

人間扱いしていない。

これが「ジャーナリスト」のすることでしょうか。

家庭連合信者は怒っていいところですね。いや何か声を上げた方がいいんじゃないか。

鈴木エイトも人の子。

人間に対して、しかも愛する信仰を持つ者に対して、「生産」という表現を14度も用いて、そう言われる方がどう感じるかに対し、思いを致さなかったのだろうか。

鈴木エイト氏は、こうやって、22年間、家庭連合信者を揶揄しておちょくっていじってきました。

これは彼が主筆を務めるブログで文鮮明を「馬鹿チョンカルトのボス」呼ばわりしたり、家庭連合信者を「ダニ」「ゴキブリ以下」と罵っていることからもうかがえる。

信者の「生産」、、、

随分と剣呑な表現をお使いのようで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

井筒俊彦

2025年03月14日 | 
若松英輔さんがハマっている井筒俊彦。

知の巨人。

30か国語を操った。

井筒俊彦の存在ほど、私を謙虚にしてくれるものはない。

謙虚になるためだけに、井筒俊彦全集を買おうかと思っている。

知の宝庫である全集を蔵書とすることは、その背表紙をして「お前はまだこれを読み切らないのか」と自らに語らしめること。

全集の背表紙が人を謙虚にする。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正木ひろしセレクション

2025年03月13日 | 
私の蔵書の、正木ひろしセレクション。

「首なし事件」を起こした、弁護士の鑑。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

川路聖謨セレクション

2025年03月13日 | 
私の蔵書の川路聖謨セレクション。

サムライ、なんですね、彼は。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文武両道

2025年03月13日 | 
こんな本買いました。

子どものために。



勉強もスポーツも頑張ってくれい。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鈴木エイト22年の『格闘』本

2025年03月10日 | 
今日発売の鈴木エイト本の感想。22年、家庭連合と『格闘』したことを誇る本。

しかし、彼は宗教を「イジる」ことを公言しているブログ「やや日刊カルト新聞」のブロガーにすぎない。 

 こちら(やや日刊カルト新聞、通称「やや日」)

家庭連合本体に何かを正式に申し入れたりしたことは、22年間、皆無。信者を茶化して揶揄してイジってきただけ。

むしろ、家庭連合信者を「ダニ」「ゴキブリ以下」と罵り続けてきた。
 
 こちら(鈴木エイトの家庭連合信者に対する暴言まとめ)

なのに『格闘』とは大げさな。

以下、本書を読んで取り急ぎ気になった点。

■ エイト氏は、12.5年監禁されて『死闘』から生き延びた後藤徹さんを「引きこもり」呼ばわりして名誉毀損で提訴され、1月31日に東京地裁で自分が完全敗訴した。

その訴訟をSLAPPと攻撃し、訴状を「全く筋違いな内容」と書き、敗訴後に脱稿したのに、敗訴には一言も触れていない。

自分に有利なことのみを集めた「全く筋違いな内容」の本を出版されたようです。

■ 総じて、ボクちゃん大好き、ボク頑張ったでしょ、って自己承認欲求を満たす本。彼ではないライターが書いているようです。

伝聞と匿名ばかりで、巧妙に名誉毀損裁判を提訴されることから逃げている。

■ マインド・コントロールについては、2014年の飯星景子さんの発言を引用。

自分の言葉で語っていない。

マインド・コントロールは、欧米ではとうの昔から裁判でも pseudo-scienceエセ科学って呼ばれて完全否定されている。その風潮を踏まえないと。

■  2009年コンプラ宣言より「前」の大昔の事実が大半。昔の統一教会に興味ある方じゃないと、読み進めるのが苦痛。。。

■ 「カルトの二世信者を救うのがライフワーク」と書きながら、家庭連合二世のためにどんな活動をしているかが全くわからない。

現役信者に寄り添ってインタビューとかしたことあるのでしょうか? そのインタビューするまえに、「ダニ」「ゴキブリ以下」発言を消去するのが先では、、、

以上取り急ぎ。

エイト氏が「引きこもり」と罵った後藤さんの『死闘』に『格闘』が屈服した構図。

いや、死闘から逃げる「格闘」なのか、、、




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『脅かされる信教の自由』

2025年02月27日 | 
一読して、以下のレビューをAmazonに書いておきました。

オウム真理教は出版社を持たず、当時はネットもSNSもなかった。だからオウム情報は、テレビ新聞だけが情報源だった。

30年後の今の家庭連合は違う。世界日報って出版社がある。ネットもあり、SNS(X)では信者が顔を出して日常を晒している。この本もしかり。

だからオウムに比べて、我々は家庭連合情報を100倍くらい入手できる。だから家庭連合情報はもっと広がっていい。しかし、現実はそうなっていない。なぜか。

「オウムのトラウマ」のせい。

オウムのトラウマがあるため、本来中立であるべきオールドメディアと学者は、遠巻きに(対象宗教から聞き取りを行わず)少数宗教を異端(カルト)視しておけばよい、という姿勢になったから。

そのオウムの軛から解き放たれたとき、本書は輝きを持って迎えられるだろう。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日仕入れた本

2025年02月26日 | 
毎日一冊くらい仕入れてます、読む時間欲しい!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日届いた名和高司『シン日本流経営』

2025年02月25日 | 
名和先生からまた献本いただきました。

今週忙しいので来週から読みます!




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日届いた『脅かされる新教の自由』

2025年02月25日 | 
今日届いた。献本いただいた。


読むの楽しみ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

内村鑑三 「愛する者の失せし時」

2025年02月24日 | 
内村鑑三は膨大な著作を遺した。

中でも評判がいいというか、内村の本質を表す書として定評があるのが、『基督信徒のなぐさめ』所収の、巻頭の「愛する者の失せし時」。

愛妻かず(加寿子、2人目の妻)と死別した2ヶ月後に著した。


ヨブ記「主は奪う」を引用したりして、失意と絶望のどん底にあることを、恥ずかしげもなく、赤裸々に語っている。












人は、死者を想うことで、生死の境を乗り越えることができる。

死者を想い、心中に死者を蔵することによって、幽明隔てる垣根を、取り払うことができる。

To live in hearts we leave behind, is not to die. 
死後にどれだけ「生き残る」かが、勝負。

私はそう思っている。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加藤文宏『検証 暴走報道』

2025年02月22日 | 
加藤文宏さんから贈っていただいた、『検証 暴走報道』(オフィシャルには未発売?)から取り急ぎ良いところを抜粋。

■ 67頁

安倍元首相暗殺犯のTweetを分析すると、彼は、家庭連合信者の母親ではなく、祖父に対して強い憤りを感じていた。

■ 109頁

「正体隠し」と書きっぱなしで、内容を読者の創造に任せる報道は無責任と言わざるを得ない。

■ 123~126頁の要約

藤倉&鈴木エイトが文鮮明を「馬鹿チョンカルトのボス」と揶揄する漫画を放置しているのは、鈴木氏の統一教会批判が民族蔑視に基づいたものだからだろう。

■ 151頁

ある神主曰く(中略あり)、

「信仰してみたけれど後悔した、献金を返せと言う言い分が認められたら、一体どうなるのでしょう。御神札を買った人が、全然家内安全じゃないとか。地鎮祭をしたのに工事でトラブルがあったとか。こういう人が神社でお金を返せと言うのとどこが違うのでしょう。」

■ 252~258頁のコラム

家庭連合は、コンプライアンス宣言をして献金を制限している。
一方、遺贈を必死に募る共産党は、遺贈の上限を設けていない。

 …その対比から何を受け取るか。

■ 274頁

弱者を救うのをやめて、分断を生み出し、自らの立場を優勢にしようとするだけの存在になって、左派とリベラルは死んだのである。

____________

最後は「家庭連合の現役信者の声を報道すべき」的に締めくくられている。

いろいろデータがあってためになりました!

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『大衆の反逆』 オルテガ・イ・ガセット

2025年02月18日 | 
最近の日経ビジネスの会田弘継さんの書評が良かった。

オルテガの言う大衆とは

「みんなと同じ」であると感じても、そのことに苦しまず、他の人たちと自分は同じなのだとむしろ満足している人たち

のこと。

自由主義とは最高の寛大さなのだ。それは多数者が少数者に与える権利、したがって、地球上でこれまでなり響いた最も崇高な叫びだ。

今の日本に、この「最も崇高な叫び」があるだろうか。

『大衆の反逆』 オルテガ・イ・ガセット

 
昔買ってパラパラ読んだ本書。

以下の中島岳志さんの100分de名著で、また読み直すかなぁ。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『絆』  拉致監禁マンガ

2025年02月14日 | 


こういうマンガがあったんですね。

10年くらい前の、拉致監禁強制改宗を描いたまんが。

読みやすく、よく出てきています。

広く読まれれば!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする