goo blog サービス終了のお知らせ 

川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

利口(結果の正しさ)よりも愚直(行為の美しさ)

2025年04月30日 | 経営・インテグリティ
利口と愚直(正邪と美醜の4象限)の文脈で、上の表を考えました。

「インテグリティが道徳である」的には私は(あえて)言ってこなかったのですが、誠実とか高潔とか訳される以上、道徳的なニュアンスはインテグリティには含まれています。

その道徳って、プラトン・アリストテレス・カントの流れでは、美。私がインテグリティを美しさ的にここ数年表現しているのは、西洋哲学の実はど真ん中に戻ってきた感があります。

最近、勇気を出すコツとして、「結果を先回りしすぎるのはダメ」って考えを知りました。

(超おすすめの)尾崎俊介『14歳からの自己啓発』に書いてました。

 

結果の正しさばかり考えて、眼前の行為の美しさを軽視すると勇気が出ない。結果の正しさよりも、行為の美しさを優先すると勇気が出る。

なんだか陽明学的ですが、こう考えるとコンプライアンスは「結果の正しさ」で、インテグリティは「行為の美しさ」なんだなと思います。

そんなことを冒頭の表にしました。

一番下に「利口」「愚直」を入れたのはオマケですが、利口と愚直はこういう関係にあるんだと思います。

この文脈で、私が今探しているのは、「結果の正しさ」よりも、「行為の美しさ」を優先して成功した例です。

いい例(ないし近い例)がありませんでしょうか?

遠慮なくご連絡お待ち申し上げております。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やせ我慢は「誇り高き自己抑... | トップ | 危機管理のために、今、なす... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

経営・インテグリティ」カテゴリの最新記事