街角に残る黒田家の面影 ~ 姫路市妻鹿地区 ~

2014-07-05 11:04:46 | うんちく・小ネタ
国府山城を訪ねた後、南側に広がる妻鹿(めが)地区を歩いてみました。
まず向かったのは、黒田官兵衛の父・職隆(もとたか)の廟所(びょうしょ=お墓)です。

黒田職隆は、大河ドラマ「軍師官兵衛」では柴田恭兵さんが演じてますね。


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案内板が出ていました。
大河ドラマの効果で訪ねる人が増えたのでしょう。


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地元では、このお墓は「筑前さん」と呼ばれ親しまれてきたそうです。
江戸時代に黒田家の子孫・筑前国の福岡藩主がここを整備し、崇敬したためこの名が生まれたようです。


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廟所の全体像です。
墳丘の上にお堂が建てられています。


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墓前際が近いようで、のぼりが立っていました。
今も地元の人たちに親しまれ、大切にされているのが分かります。

黒田職隆は、「軍師官兵衛」で柴田恭兵さんが演じているような、穏やかで人当たりの良い人物だったのかな、
とか想像してみました。


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廟所を後にして少し歩くと、江戸時代の面影を感じさせる町並みに出会いました。


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この建物は、「灘のけんか祭り」で使う屋台を収納する倉庫です。


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史料館として、表の扉を開けてくれています。
道路からですが、収納されている屋台を見学することができます。

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豪華絢爛な屋台の飾りです。
刺繍で描かれているのは「黒田二十四騎」のひとり、母里太兵衛(もり たへえ)です。
実は、母里太兵衛はここ妻鹿の出身なのです。

大河ドラマ「軍師官兵衛」では、速見もこみちさんが熱く演じています。


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山陽電鉄・妻鹿駅前に設けられた観光案内地図です。
ゆっくり散策すると、他にもいろいろな発見がありそうです。