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「理屈は貨車でついてくる」、故春日一幸氏!

2008年10月03日 | Weblog
■春日一幸の夢、西尾末広の悲願!
 昨2日の日経新聞夕刊に「新政権、即解散の損得」との見出しで、いま話題の衆議院解散・総選挙に関連する記事が掲載されていました。記事には「新内閣発足から解散までの日数が短いケース」、「第一次鳩山内閣 45日」、「第一次森内閣 58日」(以下、略)などの小見出しが踊っていました。
 興味深かったのは関連記事の「名言迷言」で、元民社党第三代委員長・故春日一幸氏の「理屈は貨車でついてくる」との言葉を紹介し、春日氏が政権獲得にみせた執念について解説していたことです。
 民社党の初代委員長である西尾末広氏も「政権を獲らない政党は、ネズミを捕らない猫と同じ」と発言し、政権獲得に執念を燃やしていました。しかし結局、民社党は政権に縁のない小政党として1994年に35年の歴史を終えましたので(細川連立政権を除き)、春日氏の名言も迷言として終わりました。
 現在の私には解散・総選挙も政権奪取も関係のないことですが、久しぶりに春日一幸氏の名前を見て、かつて某週刊誌が「愛知には名物?が三つある、金のシャチホコ(鯱)、トヨタ自動車、民社党」と書いていたのを思い出しました。一時期、演説一本で愛知県に民社王国を築いた春日一幸氏への評価と、全国台で低迷する民社党への揶揄が込められた記事だったのでしょう。
 名古屋城の金のシャチホコは今も輝いていますし、トヨタ自動車は愛知ローカルの会社から「世界のトヨタ」になりましたが、民社党は解党して既に14年です。いま同党の流れを汲む人たちは民主党に結集していますが、次期総選挙で政権を獲得し、春日一幸氏の夢や西尾末広氏の悲願を実現できるのでしょうか。
                                   以上