NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

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保育園運営会社の運営部長が過労死!

2008年10月15日 | Weblog
■死ぬより実力行動(労組結成、内部告発など)へ!
 昨14日、世界の株価上昇に合わせて日本の株価もやっと上昇、日経平均は1171円を超える値上がりを記録しました。日経新聞は特別号外を発行して「日米欧、相次ぎ危機打開策」との見出しで伝えています。
 ところで最近の株価の動きも異常ですが、企業や労働者を取り巻く環境も異常なようです。例えば長時間労働と残業代節約のための名ばかり管理職、横行するサービス残業(労働組合は不払い残業と云っています)、電話一本で解約解除される日雇派遣労働者、長時間労働による過労死の続出などなど。
 昨年10月、保育園運営会社の運営部長で、保育士の研修の企画やマニュアルづくりなどを担当していた女性(58歳)がくも膜下出血で死亡しましたが、これも長時間の残業による過労が原因でした。
 7日の共同通信は、「神奈川県藤沢市の保育園運営会社の運営部長だった女性=当時(58)=が昨年10月、くも膜下出血で死亡したのは、長時間の残業による過労が原因だったとして、藤沢労働基準監督署が労災認定していた」と報じ、認定理由は① 自宅に持ち帰った残業を含め長時間の時間外労働が長期にわたった、② 過去6カ月の時間外労働が月100時間を超える月もあった、としています。
 これでは58歳の女性にはきつかったでしょう。しかし、世の中、月150時間を超えるサービス残業を強いられていた名ばかり管理職のファミレス店長、月200時間超のコンピュータプログラマーなどがいます。これらの人たちも行き着く先は過労死でしょう。
 いまこそ労働者が声を上げ、実力行動(労働組合の結成、行政への相談、内部告発など)にでなければ改善されないでしょう。こんなことは資本主義勃興期の200年前から分かっていたことなのですが。
                                    以上