科学的に物を考えるのでは無い
大昔の人になって、炎を見ながらどうしてだろうと考える
送り火をしながらその炎の形に不思議を感じる
木が燃えているのでは無い
木が熱によって油やガスに変化するのだ
それでなければ木の全くない所に炎が拡がるはずはないのだ
時々、プシューと音を出して木から炎が噴き出す
木の中に出来たガスが吹き出し、それに火が付いたのだ
ガスや油を出し切った後に残った物が炭や灰だ
灰になると風に乗って消えてしまう
炭ならまだ火が付くことがある
それが集まれば炎になる
しかし、炭焼き窯で作った木炭と違い燃えかすの炭は炎をほとんど出せない
その炭は火が付いて灰になる
真っ白な灰になると、それは風になる