古墳時代から日本は中国の文化や技術を取り込んでいました
その後、遣隋使・遣唐使など国を挙げて積極的に取り込みを行いました
朝貢貿易でもありました
朝貢貿易とは、中国に従い貢物を献上することで、
それ以上の物資や技術を頂いて帰ってくるものです
こうして、中国は中華思想をますます巨大化させ
周辺各国は多くの見返りで豊かになったのです
明の時代には中華思想を広めようと、アフリカにまで足を延ばしています
決して征服しようとはしません
それほど余裕があり、度量が大きいのが中国でした
この辺が後の欧米列強と違うところです
ところが、欧州も大航海時代になり世の中は荒れてきました
植民地化の嵐は新大陸から東南アジアにも徐々に広がってきました
清の時代になって中国も、技術力の違いで欧米に対抗できなくなっていました
日本は明治維新を迎え、手本とすべきを欧米に変更しました
国家予算の半分以上を軍備に使い、国力を増して行ったのです
その結果が日露戦争の勝利です
中国は日清戦争の敗戦で弱った清王朝を、漢族が倒そうとします
中国人の多くが日本に学ぼうとして、留学が盛んでした
孫文・蒋介石など後の中国の指導者も日本に学びました
清王朝の末期からは、中国が一番衰えた時代でしょう
日本はその後日中戦争・太平洋戦争で国力が落ちていきます
そして敗戦
しかし、戦後の朝鮮戦争勃発などもあり再び国力を増していきます
一方、毛沢東に盲走させられた中国はなかなか立ち上がれません
それが、小平による改革開放政策で中国も上向き始めます
そして、21世紀は中国の時代となりました
政治と経済力は大きな相関があります
そう考えると、日本のこれからは大いに心配です
日本と中国、切っても切れない縁があるのです