古稀を過ぎた主夫の独り言日記

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中国人を尊敬する理由

2012-07-24 11:05:57 | 日本語教師のつぶやき
学校では「第二次世界大戦」と教えられました
そうして、一時的な『悪』として、一括りにして忘れようとしています
それが、日本の教育の実情だと私には思えます

「日中戦争」を「第二次世界大戦」の言葉で一括りにしてはいけないと思っています
その理由は、私の父も日中戦争にかかわっていたからです
徴兵による一兵卒ではありましたが

小学生の頃、私は父から戦争の話ばかりを聞かされていました
今思えば、あれが父の忌まわしい戦争記憶のガス抜きだったのでしょう
父が亡くなった後、その記憶を紡いでいくと恐ろしくなりました
そして、日中戦争や関連の書物を紐解くようになりました
父の戦友から話を聞き出したりもしました

私は確信しています
日本兵は、中国の民間人を殺した
ひょっとしたら、父もその一人だったかも知れない
なのに
その中国人は、敗戦の日本人を助けた

自分たちの食料を半分差出し
日本軍は嫌いだが、敗戦軍人には敵意を持っていないと言い
友情は何より大切だと言う
大きな度量で、日本人を支えてくれたのです
惨状の中で、多くの中国人は人間本来の優しさを持って
人間としての正義を貫いてくれた
だから、中国からの帰還兵はほとんど無事、本国に帰って来たのです

私は、中国人を尊敬し、感謝しています

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