デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー(術後10年クリアーし"卒がん")、海外旅行記、 吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

弥生の空は...

2019-02-28 17:09:04 | 人生の棚卸し
    

 さすが逃げる如月二月! もう弥生三月を迎えます。一日早く三月のQPカレンダーをおとどけします。北国の方には申し訳ありませんが、暖かだった今年の一月、二月。弥生の空は匂いぞいずる さくら桜・・・歌のとおり今年の桜は三月中に満開を迎えそうです。

    
                             Shidarezakura by QP

 お雛様も桜も・・・私の青春では辛い思い出と重なります。合格電報・・・誰が考えたのか、不合格が圧倒的に多いのに なぜか「不合格電報」とは言いません。その電文がまた「サクラチル」。咲いてもいないのに散るか!?と思ったのは・・・私だけでありましょうか。

    

 丹波篠山には昭和の旧い商店街が残っています。その或る店先で見かけたお雛様 あまりに地味で「この時代に売れるだろうか?」と思いました。でも立ち停って眺めていると、その優しみにみちた姿は世代をこえて受け継がれるような気がしてきました。

    
            「夢みなと博覧会」の空しさ残すわが郷里 境港(後方は出雲半島)

 郷里のわが家は、私が中3の時に新築されました。その前は大黒柱・土間など明治・大正・昭和の雰囲気を醸す造り・・・「二階の間」というより屋根裏のような部屋は古色蒼然! 箪笥・長持にはお雛様だの鯉幟だの節句行事に欠かせないものが詰まっていました。

 新築する際に断捨離をしたのでしょう、旧くから受け継がれたものがわが家からなくなりました。残っているのは旧いラジオ、梁(はり)に転用された大黒柱、石臼と杵ぐらいでしょうか。断捨離にはやや消極的な私ですが、それらも私の代になくなりそうです。

 泣いてばかりいたって幸せは来ないから・・・この季節つい!聴きたくなるキャンディーズ「春一番」

 今月半ばに 私の旧い友人が3年ぶり2回目の演奏会(合唱)をします。平均年齢還暦超!ながら前回3~40代のように若く伸びやかな合唱に驚きました。三月はわが一家に少し厳しいことがありますが、春一番!のうたごえにときめかせていただきます。


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12 コメント

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デ某さまへ (くりまんじゅう)
2019-02-28 18:24:22
言われてみればそうですね 不合格電報とは言いません。
不合格のときはサクラチルの文面ですか。
う~ん フゴウカクのほうがもっと傷つかんかなぁ。

丹波篠山のおひな様はとてもレトロで 毎年出して飾るには
きんきらのものよりずっと味があり好きです。

デさま境港のご出身ですか。お魚が美味しいですよね。
そして水木しげるロードがありますね。境港でイカを買い
水木ロードで一反木綿に会い 足立美術館で横山大観を鑑賞する
がこちらから出る日帰りバスの 私の好きなコースです。

懐かしいふるさとの家は断捨離するものばかり詰まっており
そのどれもに思い出も詰まっています。私の実家もそうです。
私がまだ50代前半なら そんなガラクタに囲まれて懐かしさに
浸りたいですがもう後が限られた歳になると断捨離しておかねば
子や孫が難儀します。実家の石臼と杵は老人施設に寄付し毎年暮れには
餅つきをしていますが老人は見るだけで食べさせてくれません。

キャンディーズのメンバーも もう60代になりましたね。
スーちゃんが亡くなった時 ファンだった夫は泣きました。

歳を重ねてのコーラス。唄うことは体にもいいでしょうね。
わが家も3月には試練のことがあります。乗り越えねば。。
返信する
Unknown (Anne)
2019-02-28 21:08:51
明日から3月ですね!
なのに今日の雨はかなり寒かった(;'∀')
でも雨が短い周期ってことは春かなあ・・・
やっぱり楽しみですよね!

そう言えば関東、千葉県では公立高校が合格通知と不合格の通知を間違えて反対に送りましたね!
もう受験とか合格通知とか、青春真っただ中じゃないから他人事だけど、高校受験の年頃の子はどんなショックを受けたのかなあ・・・(^_^;)

我が家も旧家だったから、本当に断捨離はたいへんでした。
蔵なんかもあったり・・・
お雛様は大きくて母が飾るのに本当に大変で、のちにお雛様も断捨離!
母が亡くなってから子供達で本当にすべてを片付けるのが大変でした。
みんな、もう地元にはいないから、都内の住宅で維持なんて出来ないし(;''∀'')

返信する
Unknown (遠音)
2019-02-28 22:34:35
しだれ桜が 月に照らされて見える 
Qpさんの絵が落ち着きます。
北国はまだ寒く 春は名のみですが・・

三月デ某さんのお宅では何か厳しいことが
予定されているようで・・みんなおなじだなーと
思いつつ・・お元気でいて下さいね。
したっけね~
返信する
Re : くりまんじゅうさん (デ某)
2019-02-28 22:35:09

くりまんじゅうさん
コメントありがとうございました

> 言われてみれば...不合格電報とは言いません。
> サクラチル ... う~ん フゴウカクのほうがもっと傷つかんかなぁ。

私の友人は信州大学医学部を受験、電文は「シナノジユキフカシ(信濃路雪深し)」。
念のため!頼んでいたもう一通は「タイキセヨ(待機せよ)」。
友人は「補欠合格ってことかなぁ」と私に電文を見せました。
が、私の目には 「タイキセヨ(待機せよ)」ではなく 「サイキセヨ(再起せよ)」。
カタカナの「タ」と「サ」、当時の電報は印字が悪いこともありましたからねぇ。
その友人、紆余曲折を経て いま隣市で泌尿器科を開業しています。

> 丹波篠山のおひな様はとてもレトロ...毎年飾るにはきんきらのものよりずっと味があり好きです
キンキラの良さもありますけど、年を経るにつれ出る味わいはまた格別です
そうした「糊代」と言いますか「余白」と言いますか ... キンキラには望み得ません。

> 境港のご出身ですか。お魚が美味しいですよね。そして水木しげるロードがありますね。
> イカを買い 水木ロードで一反木綿に会い 立美術館で横山大観を鑑賞...
> こちらから出る日帰りバスの 私の好きなコースです。
へぇ~!そんなバスツァーがあるんですねぇ
ただ水木しげるロードは由緒ある商店街でしたが、今やすっかり土産物店の並ぶ観光ロード。
地元の人には縁のない商店街になってしまったのが残念です。

> ふるさとの家は...思い出も詰まっていて...私が50代前半なら...懐かしさに浸りたいですが
> 後が限られた歳になると 断捨離しておかねば子や孫が難儀します。
そこのところ....難しいところですよね
代々受け継がれものを絶やす!のも断腸の思い!ですし...

> 石臼と杵は老人施設に寄付...暮れに餅つきしていますが 老人は見るだけ 食べさせてくれません
齢とともに感情が希薄になる様子に老いの哀しみをおぼえます
でも このくだりには 思わず笑ってしまいました。

> キャンディーズも ... もう60代 ... スーちゃんが亡くなった時 ファンだった夫は泣きました
私も一番!は田中好子さんでしたから、悲しかったです
昨年暮れ 「おしん」の総集編(再放送)で久しぶりに彼女を見ました。
年老いたおしんの息子のお嫁さん役 ... 思わず グッときました。

> 歳を重ねてのコーラス。唄うことは体にもいいでしょうね。
> わが家も3月には試練のことがあります。乗り越えねば。
試練には耐えて耐え抜くほかありません
しっかり乗り越えてまいりましょう
返信する
Re : Anneさん (デ某)
2019-02-28 22:59:24

Anneさん
コメントありがとうございました

> 明日から3月ですね! なのに今日の雨はかなり寒かった
> でも雨が短い周期ってことは春かなあ...やっぱり楽しみですよね!
関西も 早朝から雨降りでした
ひと雨ごとに春! でしょうか。
明日はお天気も回復し暖かくなるそうです。

> 千葉県では公立高校が合格通知と不合格の通知を間違えて反対に送りましたね!
> 高校受験の年頃の子はどんなショックを受けたのかなあ...
人生で初めて受験を経験する子も多く...さぞショックだったことと思います
結果!合格した生徒は兎も角、合格から不合格に判定が変った生徒の暗澹たる思いや...。

> 我が家も旧家だったから、本当に断捨離はたいへんでした。蔵なんかもあったり...
> お雛様は大きくて母が飾るのに本当に大変で のちにお雛様も断捨離!
日本中で今!断捨離が進行していることと思います
ただのガラクタは兎も角、隠れた貴重なものが葬り去られないかと

> 母が亡くなってから子供達で本当にすべてを片付けるのが大変でした。
> みんな、もう地元にはいないから、都内の住宅で維持なんて出来ないし

以前、ブログにも記していらっしゃいましたね。
Anneさん家の一つの時代を劃した...出来事であったかもしれません。
貴重なものも多かったようですし、お疲れさまでした。
Anneさんらしい新しい歴史をつくってくださいね
返信する
Re : 遠音さん (デ某)
2019-02-28 23:14:29

遠音さん
コメントありがとうございました

> しだれ桜が 月に照らされて見える Qpさんの絵が落ち着きます。

この色づかい ...「QPの青(紫紺)」も素敵です。
それにしても しだれ桜にはなぜかすっとこころ惹かれますね。

> 北国はまだ寒く 春は名のみですが...

最高気温が零下10℃など想像を超える北国の厳しい冬、寒さ。
そして またも!襲いかかった大きな地震。
春を待たれるお気持ちは一入かと存じます。

> 三月 デ某さんのお宅では何か厳しいことが予定されているようで
> みんなおなじだなーと思いつつ ... お元気でいて下さいね。
はい。みなさんそれぞれに...抱えていらっしゃることがおありかと存じます。
それぞれにしっかり切り抜けるほかありません。
ともにしっかり切り抜けてまいりましょうね

> したっけね~
はい。したっけねぇ~
2月は毎日更新を達成された由...私にはとてもできない快挙です。
けして体調が万全ではいらっしゃらなかったのに、なんというがんばりでしょう。
でもきっとそれも難事を切りぬける力の一つとなったことでしょう。
お身体くれぐれね大切にお過ごしくださいまし
返信する
「弥生三月やなぁ・・」って・・、 (ムベ)
2019-03-01 20:06:52
いつもは昼過ぎには出掛けるのですが、
今日は穏やかな陽気でしたので、夕方歩きました。
ちょっと優しい空気と、淡く霞む山の峰、
雲間に残る光がと~っても心地よかったです。
返信する
Re : ムベさん「弥生三月やなぁ・・・って」 (デ某)
2019-03-01 21:16:25

ムベさん
コメントありがとうございました

> いつもは昼過ぎには出掛けるのですが、
> 今日は穏やかな陽気でしたので、夕方歩きました。
いつの間にか日が長くなり 夕方6時でも明るさが残ります
心地良い夕暮れどき・・・歩くのに「ちょうど良さげ」になりましたね

> ちょっと優しい空気と、淡く霞む山の峰、
> 雲間に残る光がと~っても心地よかったです。
ムベさんの心地良さ....私も同様に感じつつ 夕なずむ街をスロージョギングしています
街行く人々の服装も 少し軽く うんと明るくなりました。

でも こんな季節の移りどきは体調を崩しやすくなります。
昨日は 妻がにわかに体調を崩し少しあわてました。
ムベさん くれぐれもお身体たいせにお過ごしくださいね
返信する
春は名のみの (リーのママ)
2019-03-02 11:04:40
昨日の帰りの電車で乗り合わせたボックス席の向かいの女性が、大事そうに抱えていたのは小さな桜の木の鉢植えでした。
2りんほど花が咲いた小さなさくらの木。
たぶん専門学校の卒業記念品だと思います。
そんな季節だなと、ほのぼのしました。

QPさんの枝垂れ桜が素敵で、思い出してしまいました。

休みと仕事のメリハリがなくなった時の毎日の暮らし方をイメージしながら、残り少ない日々を過ごしています。

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Re : リーのママさん (デ某)
2019-03-02 12:27:57

リーのママさん
コメントありがとうございました

> 昨日の帰りの電車で...向かいの女性が大事そうに抱えていたのは 小さな桜の木の鉢植え
> たぶん専門学校の卒業記念品...そんな季節だなと ほのぼのしました。

これから若い女性の和服・袴姿をしばしば目にするようになり
やがて桜が開花する頃には まばゆい若者たちの黒いスーツ姿に...
別れの季節であり旅立ちの季節でもありますね。

> QPさんの枝垂れ桜が素敵で、思い出してしまいました。

QPには様々な桜の絵があり、どれをチョイスするか悩みました。
枝垂桜は 縦に長い....が一般的ですが、
正方形のQPの絵から(諒解をえて)敢えて横長にトリミング、デフォルメしました。
これも一つの解釈!と思いつつ...。

> 休みと仕事のメリハリがなくなった時の毎日の暮らし方をイメージしながら、
> 残り少ない日々を過ごしています。

仕事から解き放たれるにあたり
ハード・ランディングもあれば ソフト・ランディングも...。
必ずしもソフトがいい!とは限らず、ひとそれぞれでしょうか。
びみょ~な時期....も、人生の貴重な経験と思えばそれもまた たのし!
愛おしみつつ....お過ごしくださいね

フジコ・ヘミングで ショパン「別れの曲」を。
https://www.youtube.com/watch?v=fKuv_Xp7BOc
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