見上げたもんだよ風呂屋の煙突
主人が病院だの医療だのと盛んに書いている。要は病気しなきゃいいだけの話。吾輩ら猫には病院も医療もない。なるほど犬猫病院fある(「猫犬」病院とすべし)。しかしそれは人間が勝手につくったもの、吾輩らにしてみればとんだアリガタ迷惑である。
それはまぁ擱いておく。2回ほど主人の病院・医療記にブログを譲ったが、今回は吾が朋輩にご登場いただく。朋輩の中にはスターも生まれ、カレンダーなどでモデルとして活躍、ギャラまで稼ぐ猫もいる由。見上げたもんだよ風呂屋の煙突!ってとこだ。

ぼんやりと過ごす時間の大切さ
主人の家の各室にカレンダーがある。総て細君の趣味で、2Fトイレには猫カレンダーがかかる。なんで猫はトイレか・・・納得がいかぬ。『無理するな無理をするなと無理を言う』なんてサラリーマン川柳の傑作がある。猫カレ川柳もなかなかの傑作揃いだ。
五臓六腑ばかりが病気ではない。世知辛い世の中ゆえ心を病む者も多い。かつては「精神病」で括られていたが、今は「メンタルヘルス」と言う。効果のある多種多用の薬も出ている。それはそれとして猫流には「ぼぉ~っと寛ぐ時間」こそ一番!と心得る。
「五臓六腑」を知らない人間に少し知ったかぶりをしておく。まず五臓は、肝・心・脾・肺・腎。六腑は、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦。「三焦」とは実は「腑」というものでもなく、五臓五腑を繋ぐ様々な通り路が「三焦」、まぁリンパ管あたりかな。

人の世に急ぐ理由を問う寝顔
人間の寿命は今や80代半ばを超える。「軍師官兵衛」が活躍した戦国の世では、信長が好んだ幸若舞「敦盛」にあるように『人間五十年・・・』。今の人間は長生きだが、猫は・・・と言えば、せいぜい15~20年、可哀そうに野良猫は2~3年と言われる。
吾輩らが生き急ぐならば兎も角、猫の数倍も長生きする人間どもがなんでそんなにアクセク。「猫は寝てばっかり」と見下す向きもあるが、吾輩らの寝顔をとくとご覧いただきたい。この寝顔が人間にどれだけ深い問題提起をしているか、よおく考えるべし。
知ったかぶりついでに幸若舞「敦盛」の一節。『思へばこの世は常の住み家にあらず・・・(略)・・・人間五十年 化天(げてん)のうちをくらぶれば 夢幻の如くなり 一度生を享け 滅せぬもののあるべきか これを菩提の種と 思ひ定めざらんは 口惜しかりき次第ぞ』。


【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
主人が病院だの医療だのと盛んに書いている。要は病気しなきゃいいだけの話。吾輩ら猫には病院も医療もない。なるほど犬猫病院fある(「猫犬」病院とすべし)。しかしそれは人間が勝手につくったもの、吾輩らにしてみればとんだアリガタ迷惑である。
それはまぁ擱いておく。2回ほど主人の病院・医療記にブログを譲ったが、今回は吾が朋輩にご登場いただく。朋輩の中にはスターも生まれ、カレンダーなどでモデルとして活躍、ギャラまで稼ぐ猫もいる由。見上げたもんだよ風呂屋の煙突!ってとこだ。

ぼんやりと過ごす時間の大切さ
主人の家の各室にカレンダーがある。総て細君の趣味で、2Fトイレには猫カレンダーがかかる。なんで猫はトイレか・・・納得がいかぬ。『無理するな無理をするなと無理を言う』なんてサラリーマン川柳の傑作がある。猫カレ川柳もなかなかの傑作揃いだ。
五臓六腑ばかりが病気ではない。世知辛い世の中ゆえ心を病む者も多い。かつては「精神病」で括られていたが、今は「メンタルヘルス」と言う。効果のある多種多用の薬も出ている。それはそれとして猫流には「ぼぉ~っと寛ぐ時間」こそ一番!と心得る。
「五臓六腑」を知らない人間に少し知ったかぶりをしておく。まず五臓は、肝・心・脾・肺・腎。六腑は、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦。「三焦」とは実は「腑」というものでもなく、五臓五腑を繋ぐ様々な通り路が「三焦」、まぁリンパ管あたりかな。

人の世に急ぐ理由を問う寝顔
人間の寿命は今や80代半ばを超える。「軍師官兵衛」が活躍した戦国の世では、信長が好んだ幸若舞「敦盛」にあるように『人間五十年・・・』。今の人間は長生きだが、猫は・・・と言えば、せいぜい15~20年、可哀そうに野良猫は2~3年と言われる。
吾輩らが生き急ぐならば兎も角、猫の数倍も長生きする人間どもがなんでそんなにアクセク。「猫は寝てばっかり」と見下す向きもあるが、吾輩らの寝顔をとくとご覧いただきたい。この寝顔が人間にどれだけ深い問題提起をしているか、よおく考えるべし。
知ったかぶりついでに幸若舞「敦盛」の一節。『思へばこの世は常の住み家にあらず・・・(略)・・・人間五十年 化天(げてん)のうちをくらぶれば 夢幻の如くなり 一度生を享け 滅せぬもののあるべきか これを菩提の種と 思ひ定めざらんは 口惜しかりき次第ぞ』。



【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
「動くな、動くな言うてもなお動く」性分やから仕方ないわね
性分じゃなくてこれは病気です。
ジッと、とかボ~としていたらもったいない気がしてしまいます。
時間=命
命を無駄には出来ん
「生き急ぐな!回遊魚じゃないんだから止まっても死なない」分かっているけどどうにも止まらない♪
と‥何時も主人には言われ続け
2回、死と向き合いましたので仕方ないのでしょうか
「昔60のおじいさん」と船頭さんの唄にもありましたし
45歳定年を小学校の頃かすかに覚えています。
寿命は延びましたね
五臓六腑のお話
六腑は知りませんでした。
勉強になりました。。。。。
欲の方は知っているのですが
おっとと
又お話が脱線しそうですので・・・
この辺で
ますますパワフルなコメント、ありがとうございます
怯えながら・・・読ませていただきました((+_+))
>「動くな、動くな言うてもなお動く」
> 性分やから仕方ないわねと 主人に呆れられています・・・
> 性分じゃなくてこれは病気です。
また難しいご病気をお持ちで・・・。おつれあい、難儀されていることでしょうね
病気はいずれ治ることもありますが、性分は灰になるまで治りません。
ご病気ではなく性分でしたら・・・おつれあい、実はとても幸せな方だと思います
> ジッと、とかボ~としていたらもったいない気がしてしまいます。
> 時間=命 命を無駄には出来ん
芯から働き者でいらっしゃるということですね
時間をフルに!且つ濃密に!つかっていらっしゃる
> 「生き急ぐな!回遊魚じゃないんだから止まっても死なない」
> 分かっているけどどうにも止まらない♪と・・・何時も主人には言われ続け・・・
死に急ぐ方が多い時代、とっても稀有の生き様でいらっしゃいます
> 2回、死と向き合いましたので仕方ないのでしょうか
私の家系は父系母系ともに長命ですが、認知症も顕われがちな家系です
ですので若い頃から「凛として死を迎えたい」とかなり本気で思っていました。
「凛として」とは・・・敢えて長命を望まないということとニア・イコールです。
しかし腎がんになり、また心臓が厄介な状況になって、死生観は変わりました。
望むものでも選ぶものでもなく、言わば「受け容れる」ものだと・・・。
と言いつつ・・・「受け容れる」ことの難しさを痛感しています
> 45歳定年を小学校の頃かすかに覚えています。寿命は延びましたね
私のところは定年60歳でしたが、その前に退職の形をとりました
それから2年づつ4年間、ある職務につき、任期を2年残してリタイアしました。
健康上の理由とは言え、同時に、十分働いた!との思いもありました。
人それぞれ・・・そうした思いをもつ時こそが「わが定年」なのだと思います。
> 五臓六腑のお話・・・勉強になりました。。。。。
> 欲の方は知っているのですが
色即是空 空即是色・・・
ここでいう「色」はいわゆる色欲(性欲)とは異なる観念ですけどね
> おっとと又お話が脱線しそうですので・・・
えっ? 脱線、否、本論に入らないですか?
なあんやぁ、ガックシ・・・
努力して解決する事もありますが。
病気はさえたるもので好むと好まざるにおいて・・・・
「生まれる時は何も選べないが死ぬ時はどう死ぬか選べる。
立派に死んでみせる」と言っていた父ですが
叶いませんでした(いや、叶ったのかもしれません・・・)
父に聞いてみたいです。
人生、受け入れるしかありません
その中でどう生きるか?
模索しています。
色欲の件
私は本当に何も知らないお馬鹿さん
上面だけが露見したでしょ?
こんな難しいお話に突込みは入れられないですよ~~
元来くそまじめな人間ですからして
> どうあがいてもどうにも出来ない事があります
あがけばがくほどに・・・
「弩壺にはまる」と言うように、人生ではそんなシーンは避けられませんね。
> 病気はさいたるもので好むと好まざるにおいて・・・・
最も身近な?「どうあがいても」でしょうか、お互いに!
> 「死ぬ時はどう死ぬか選べる。立派に死んでみせる」
> と言っていた父ですが叶いませんでした(いや、叶ったのかもしれません・・・)
「いまおいくつになられましたか?」「二十歳です!」
介護認定で訪ねてきた担当者と父(92歳、認知症でGホームに)とのやりとりです。
最早・・・「立派な死」は臨むべくもありません。
しかし、父はもう既に十分、立派な人生を歩んできました。
その上になお私を見て笑顔で手をふる父に、それ以上の「立派」は臨みません。
michiさんのお父さまについて多くは存じませんが、
立派な方であったにちがいないと、私はそう思います。
> 人生、受け入れるしかありません
> その中でどう生きるか? 模索しています。
模索、模索、模索・・・ですよねぇ、まさに!
> 色欲の件 私は本当に何も知らないお馬鹿さん
> 上面だけが露見したでしょ?
「人生いろいろ」じゃありませんけど、
「笑い話に涙がいっぱい/涙の中に若さがいっぱい・・・」。
お互いにお気に入り?の「人生の扉」でも聴きましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=TTkyJ0ftEMA
まず「お薬手帳がないと薬代が高くなる」これは知りませんでした。
これからは必ずお薬手帳、持ち歩くように致します。
昨日のNHKのスペシャル番組ご覧になりましたでしょうか。
団塊の世代が後期高齢者になる2025年には医療費が莫大になり、国の財政を圧迫すると言っていました。
10年先、私もきっと病院通いをしていることでしょう、いえ生きているかな?
番組の途中でウツラウツラしてしまいましたので、最後まで聞いていなかったのですが、
とても面白いテーマの討論会でした。
10年先にはお医者が足りない、病院が足りない、そんな状況が起こってくるようです。
何とかしなければなりませんね。
現在所得制限はありますが、70歳以上は医療費1割負担です。これもどうなるかわかりませんね。
ホームドクターの存在を勧めていましたが、専門以外の疾患を見逃される可能性もあり、どこまで信頼してよいかも分かりません。
いろいろ大き問題を抱えているこれからの医療体制です。
丁寧に読んで下さり、またコメントも寄せてくださり、ありがとうございます
> 医療に関する3連記事、大変面白く拝見しております。
折に触れ、学び、更に書ければ・・・と思います
国民すべてに関わることが、医療関係者だけの問題になりがちですから・・・。
政治家には勿論、TV・新聞に間断なく問題意識を広げていただきたく思います。
> まず「お薬手帳がないと薬代が高くなる」これは知りませんでした。
実は薬局によって様々な対応があり、これだけでもなかなか奥行があります
> 昨日のNHKのスペシャル番組ご覧になりましたでしょうか。
迂闊にも存じませんでした
「吾輩も・・・58」のコメレスにも幾らか書きましたけど、
医療費の全額個人負担(健保制度の崩壊)まで行き着くと思います。
団塊世代は少なくとも5割負担まで行きましょう。
そもそも国民が選択する、民意が政治に反映する・・・ことを望み得ないのが日本の政治です。
> 団塊の世代が・・・
私も団塊の世代の端くれ、団塊が担ってきたものは団塊によって壊されるようです
団塊につながる「新人類」世代、「バブル」世代、「バブル崩壊」世代はどう対応するのか・・・
団塊世代はハラハラしながら見守るほかありませんね。
> 10年先にはお医者が足りない、病院が足りない、そんな状況が起こってくるようです。
今だって医師は足りないのに、医師会は「これ以上、医学部の定員を増やすな」と・・・
私の息子は30代半ばでがんの研究者(製薬)から医学生にUターン?しましたけど、
さてどんな生き方をするのか・・・それも見守りたいと存じます。
> ホームドクターの存在を勧めていましたが、
> 専門以外の疾患を見逃される可能性もあり、どこまで信頼してよいかも分かりません。
掛りつけ医制度は悪くはありません、マシな制度だと思います。
すべては「良い医療」をする医師(病院)に「より良い果実が保障される」制度にすることかと・・・。
「楽して儲ける」ところにより高い果実がもたらされていては・・・ですね。
> いろいろ大き問題を抱えているこれからの医療体制です。
過去も現在も未来も問題だらけ・・・。
でもまずは問題!を認識するところから!ですね。
一患者として、そうした問題を考えてまいりたいと存じます。
花水木さんのますますのご活躍をお祈りします。