中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

機械の悲鳴が聞こえるか? Ⅱ

2018-01-15 10:49:13 | Weblog
かなり前のブログで、かつての職場の例として、”霊感商法”だと称し担当者を連れて地方に出向をし、一度ならずとも未然にトラブルを防いだ経験について書いた記憶がある。それで、半ば再掲となるが、、、

退職直前の職場では、各地方にある設備を札幌で集中監視していた。月曜日の朝には、全道の設備の運転状況についてのプリントアウトされた記録紙の長さは5mを超えるし、トラブルでもあろうものなら更に長くなってしまう、、、それを、複数人の当番が逐一精査するのだ、、、

例えば、2台運転方式で1号機の運転中に、1号機から2号機に自動切り替わりがあったとする。しかし、故障情報はプリントアウトされていない。すると、その時の解釈に色々と個人差が出て来るのだが、その中には「実際の故障では無く、遠隔回線にノイズが入って切り替わったのでないか?、、、」とする見解も出て来る、、、実際に雷害などで誤報?の発生するケースも、少なからずあるにはある、、、
こんな時に特に留意が必要なのは、当番の担当者の声についてなのだ。例えば、その施設や設備について無人運用となる前の担当者であったり、或いは「あいつは優秀だ!」とされる担当者の声だったとすると、とかく全体に沈黙が生じてしまうことが少なくないからなのだ、、、それに、たった今は設備が稼動しているので、緊張感がどうしても薄くなっている、、、

須らく、原因があって結果が生じる訳であり、誤報は重要な情報なのだが、中々そこまでには思いが届かない、、、
”霊感商法?”うんぬんは、実は??と感じた事象についてを、その都度声を出さずにノートに記録しておいた結果からの判断なのであり、何か特別なことでも無い、、、
月一回開かれている部会などで、その後について軽く触れても、こちらの思うフォローの結果や意見は、出て来ないことも多い、、、
残念ながらそれらの結果が、「何処そこの設備が呼んでいる、、、」として、当時世間を賑わした”霊感商法”と称したフレーズでの出張に繋がったのだった、、、

それと、優秀と称せられるている輩の他にも、汚れ仕事(悪事では無しに、本当に塵や埃、油ま塗れ、、、昔?で言えば3K)を避ける傾向のある輩の意見も、割り引いていた、、、兎角「悲鳴が聞こえなかった」ことにされ兼ねないから、、、
この辺りは、機械設備も人間関係も同じ様に思っているのだが、どうだろうか?、、、

度重なる沖縄駐留米軍のヘリコの事故や故障?等の報を聞いて、ふと過去の経験を思い出したのだが、昨今の技術力の低下は、技術者の世代交代の他にも、マニュアルや訓練だけは得ることの出来ない”個々人の資質の変化(退化)”も加わっている様に思えてならない、、、

それにしても、沖縄の基地の抱える問題は重い


ふと、窓ガラスを見たら雨粒が、、、先週末の寒波と按配の好い積雪は、モエレ公園での歩くスキーに最適、、、と、思っていたのでやれやれ、、、確かに、天気予報では12時以降の傘マークが付いていた、、、当たらなくても好かったのに、、、

コメント
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