中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

脱線事故、、、

2017-02-23 18:04:31 | Weblog
今日の未明に、札幌と函館を結ぶ幹線であるJR室蘭線で脱線事故があった。従って、通しでは函館までは行くことは出来ない。途中をバスで代替して函館まで乗客を輸送する計画と報じられている。

線路に問題があったのか?件の貨物列車に問題があったのか? 何れ分かるのであろうが、点検した値が許容値内であったとする危うさを指摘しておきたい。
例えば、
Aの許容値が、1000±10であり、Bの許容値も1000±10であったとして、図に表してみると分かりやすい。1010と、990の組み合わせもあることになる。この時の、ブレの値は20となる。加えて、重量物が通ることによる振動などのネガティブな相乗効果や、夫々の点検時の気温などの環境要件の影響なども出て来よう。
ここででのポイントは、夫々が、「許容値内でOK」となってしまうことにある。もう一つ、マニユアル化社会の中で、どの様にして許容値を決めたのか?も、重要なのだ!

何れはピンポイント的な結論は出るであろうから、外野の憶測は控えるが、JRの路線の実態はこうだ。
ドル箱的な路線である札幌-新千歳空港間は、ビシッとしている。ついで札幌-旭川間も、変な横揺れ等は少ない。札幌-室蘭間もそこそこであるが、残りの路線は押しなべて酷い! 小用をする際にも、相当に神経を使わないと、思わぬおつりを貰うことになるのだ。
昨年は、春と秋に延べ4回函館へ出掛けたし、室蘭へも出かけた。夏と秋には、旭川と稚内。先週は帯広と、釧路・根室を除いて道内の幹線に乗った上での感想なのだ。

昨日は、事務所で根室帰りの仲間と会ったのだが、「、、、釧路-根室間は、一両編成だし揺れる!」「、、、旭川から先も酷いよ!、、、」などと、盛り上がり?、「結局、やる気が無い」のであろうとした〆?となった。

私は、現役時代に無線設備の工場立ち合いで、3回ほど駄目出しをしたことがある。別に偏差ゼロを求めているのではないが、工場の立ち合い担当は、「仕様に入っています」となる。事前に提出されていたデータとの再現性に乏しいから指摘しているのだが、連れて来た若い社員も、不思議そうにしている。温度に依存している部品の傾向などが、頭に入っていないからピンと来ないのだが、困ったものだ!
結局は、「温度補償の見直し対策をしてから納品する様に」と、議事録を交わすのことにはなるが、、、

人の育て方もそうだが、「叱らなくても良いんです、、、」とか、「、、、頑張らなくても好いんです、、、」などとした、半端学問?の飛び交っている現代、、、人の命を扱う道具や機器のメンテはこの先一体どうなるのかと、列車の脱線事故とオーバーラップしてしまった、、、


今日は、プラス気温となったが小雨がぱパラついた。点検のため石狩へ出掛けたのだが、雪が少ない! チョイの除雪だけで、梯子は使わないで済んだ。
コメント
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