浅漬けとＯ１５７

札幌市を中心とした、死亡者も出た”白菜の浅漬けによる食中毒（Ｏ１５７由来）”は、製造工程の不備とし、原材料の産地等は、風評被害を配慮して公表しないといことで落着した（させたか？）。
その浅漬けは、三日間くらいの間に製造した物に発生したのだが、あくまでも塩素濃度の管理不十分を含む工場内の品質管理を問題とした。塩素濃度が半分程度になると、Ｏ１５７は数日で大増殖してしまうものかと考えるので、私はすっきりしない。一方で、Ｏ１５７はそんじょそこらに普通に存在していると言う。

白菜その物の市況は戻ったらしいが、浅漬けの売れ行きはぱったりだと、新聞に載っていたが当然である。
切り刻んだ野菜を、塩素で殺菌する、、、私も同居人も知らなかったし、同居人の友人達のベテラン主婦も知らなかったらしい。異口同音に「漬物は、もう買えない、、、」状態と、言っていた。
管理されている水道水だって、残留塩素を嫌って浄水器の類を使用しているのである。

塩素殺菌などせずとも４０年以上も無事故だった老舗も、塩素殺菌を導入して管理台帳も用意する羽目に、、、
浅漬けに対する塩素濃度の基準値にしても、如何ほどの試験をしたものかは新聞に載っていなかった。漬物屋を開業する訳では無いので特段に調べる気は無いが、兎にも角にも食品は要注意である。

憶測だけなので、ストレートには書けない。そこで歯切れが悪くなってしまったが、あやふやな決着に思えてならない。細胞分裂は、１個の次の分裂で１０００個とはならない筈だから、、、


台風１７号、札幌は夜半の雨だけで済んだ。