盆踊りでは困る震災報道

札幌市は、いよいよ地方選に突入した、投票用紙も既に届いている。
千葉県の浦安市の地方選について、浦安市と総務省の対決姿勢が、テレビは無論のこと北海道の新聞でも報じられている。
例えばだが、水戸市の地方選が延期となっていることを、水戸の知り合いからのメールで初めて知った。そして、いちご農家の風評被害のことも、、、
他にも、埋もれた被害や情報が沢山あるだろう。
北海道だって、太平洋岸の漁業被害は少なくない。東北地方と合わせると、今年の日本全体での水揚げ高は、どのくらい落ち込むのだろうか？

確かに、福島原発で失うものやその影響が大き過ぎると言っても過言では無い。しかし、「守るべきもの、守られるべきもの」、その根っ子は同じであろう。多くの人は、額に汗して働き「家族を守って、静かに暮らしたい」、それだけであり、そのことが大事な筈なのだ。

何年振りかで求めて読んだ週刊誌の視点が、大手日刊紙のそれよりも正しいように感じられたのは何故だろうか？
週刊故の、タイムラグの成せる業だけではあるまいと思うのだが、、、

ややもすると、一つの方向に走り過ぎてしまう報道の在り方、震災報道に限らないが、全てにおいてしっかりとした軸足で、将来を見据えた視点での、多様な報道を切望するものだ。報道は、盆踊りではあるまい。



北海盆踊り；踊り手が輪になり「・・北海名物・・・数々あれど・・あーどうした、どうした・・・」