中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

居眠り磐音に嵌まってしまった

2007-10-03 16:38:44 | Weblog
8月から9月にかけては、何かと閑であったこと、猛暑で静かにしていたことなども重なって、都合27冊の文庫本を読んだ。2回以上読んだ巻も半数近くあるので、都合40冊程度は読んだことになる。
その文庫本の内訳は、カッスラー氏の最新作の上下巻の作品2作で計4冊、佐伯泰英氏の居眠り磐音江戸双紙23冊となっている。

カッスラー氏の作品は、デビュー作からのファンではあったが、時代小説に嵌まったのは、高校時代以来となる。

いかんせん、私はバリバリの道産子であって深川などは知らない。せいぜい浅草寺と駒形どぜうであり、本所深川などはイメージも浮かばない。増してや江戸時代の東京などは、チンプンカンプンの世界である。
従って、5巻位まで一気に読み進むと、ストレスが生じて来た。登場人物の行動半径というか、出かけた場所との距離感や位置関係が分からないからである。

そこはインターネット時代、江戸切り絵図を眺めたり、図書館へ涼み?を兼ねて出かけたりして、マツプを作る事となった。
自動車は無論のこと自転車も無く、専ら徒歩のこの時代の近所はせいぜい片道2km、構えて出かけても片道10km程度であることが分かった。

作品の中にある日常の所作は、私の少年時代とあまり変わりが無い。この辺が、還暦を過ぎた私にとって、何やらマツチすることもあり一気に23巻の読破となってしまったのかも知れない。

ヒロインの「おこんさん」のみならず、「長屋のかみさんたち」や貧乏御家人の母である「幾代さん」「鰻屋の鉄五郎親方」等々の脇役も、私を惹きつけた。

幼い子たちを守りつつ、子の振る舞いが悪ければ、先に手が出て頭をぴしゃりとやる当然の所作が、現代との比較で新鮮にさえ感じてしまう・・・そんなこんなで、読み返しまでしてしまった。

6巻に登場する大山、7巻に登場する行徳には、偶々ではあるが友人が居を構えている。そろそろ涼しくなって来たので、上京しての深川散策と友との語らいなどを企んでいる。

地図とも言えない大きさの地図ですが、あくまでもこのブログにのみ使用したものなので、再使用は遠慮願います。

コメント
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