草花と田舎暮らしの日々

2006年福島に越してきました。何よりも嬉しいのは自然を満喫できること、素敵な田舎暮らしを体験中です。

「核にノーを叫び続けるべきだった」(村上春樹)

2011年06月11日 | Weblog
あの震災から今日で丁度3ヶ月が過ぎようとしています。TVの報道はわかりませんが、ローカル紙
一面もほぼ震災と原発事故の記事で埋められています。3ヶ月で何が変わったのでしょうか・・・?



町のメイン道路はきれいに舗装されましたが、脇道に入るとまだまだ窪みに砂利が敷いてあるだけ、
大規模半壊の家やビルが取り壊され、歯の抜けたように更地が目立ち、倒壊の恐れのある建物が
そのまま残され、町の商店街が通行止めになったり・・・復旧・復興の兆しはまだ見えません。。。



昨日の新聞では、高放射能に汚染された瓦礫の最終処分場建設を福島県にと、環境省から打診が
あったとか・・・。これ以上まだ福島県の人々を苦しめるのかと・・・泣きたくなります。南川事務次官
は「福島県以外は考えられない」と佐藤知事に話したそうです。東北は貧しい地方ですから、札びら
で頬を叩かれ、安全神話と補助金の麻薬漬けにされ、挙句の果てがこのたびの事故でなのです。
県内の死者・行方不明者が約2千人に上り、約6万人が県内外で避難生活を余儀なくされています。



さて、悲しい顔ばかりしていてはいけません。すばらしいニュースに接しました。皆さんも既に
ご存知と思いますが、スペイン北部のカタルーニャ自治州政府は9日、人文科学分野で功績の
ある人に贈るカタルーニャ国際賞を、作家・村上春樹さんに授与されたそうです。



このときのスピーチが全文紹介されました。素晴らしいスピーチです!!授与式のスピーチは通常
英語でされるそうですが、村上春樹さんは英語が堪能なのにもかかわらず、日本語でスピーチされ
たそうです。きっと多くの日本人に聞いてほしかったのだと思います。とありますが続けて
読めると思います。素晴らしいの一言で、本当に胸が熱くなりました。 じっくりお読みください。

コメント (2)
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