3月の南座

　3月の南座の予定が出ています。顔見世に行った時に壱太郎・米吉・橋之助・右近（敬称略）の4名の顔写真だけが入ったポスターが貼ってありました。

　「何を演るのかなぁ」と思っていたら「義経千本桜」の「吉野山」と「四の切」でした。お若い方たち「四の切」お好きですよね。よく見るような気がします。“宙乗り”とは書いていないので、花道を引っ込む型なんでしょうか。コロナのことがあるので、お客さんの上を飛ぶのは無理ですかね？

　それぞれお役をシャッフルされてAプロ・Bプロがあります。両方見たいと思っていますが、何度も南座へ行くのもナンなんで、1日で見ようかと考えたり…。でも、そうすると全く同じものを1日2回見ることになって、おそらく2回目はめちゃくちゃつまらなくなりそうです。日を改めるべきなんでしょうね。

　このメンバーだと、壱太郎さんがいちばん年上だそうです（とご本人がtwitterで呟いていらっしゃいました）。座頭になるんですね。まぁ、お祖母様譲りで選挙にも出られるんちゃうん？というような一面もありますので（出石永楽館歌舞伎の「口上」が演説になっているので）、結構皆さんをまとめていかれそうな気がします。

　そして、明日からしばらく騒がれそうな芝翫さんのところの三兄弟も揃ってご出演です。そういう話題性もあればお客さんも入るのかしら。だって、このメンバーだと、なかなか一般の集客はキビシイような気がします。

　と書きつつ、果たして無事開幕するのか？というそもそもの問題があるのですが。新型コロナウイルスもこのままだと結局全国的に「緊急事態宣言」を発出しないとどうもこうもならないような気がするので。落ち着かない日々が続きます。